
![]() | ハリケーン フロントバイザー XSR700 2018年 HA6110 |
ハリケーン | |
ハリケーン |
![]() | AKRAPOVIC(アクラポヴィッチ) マフラー レーシングライン (カーボン) MT-07(14-16)、XSR700(16) S-Y7R2-AFC |
AKRAPOVIC(アクラポヴィッチ) | |
AKRAPOVIC(アクラポヴィッチ) |
18年3月3日にレンタルバイク豊田にてXSR700を
レンタルし、200キロ程度ツーリングしたのでインプレしたい。



当日のツーリングコース

XSR700は私の愛車であるMT-07の兄弟車であるので、
MT-07との違いを中心にインプレしたい。
今回のツーリングの事前にXSR700について調べてみると、
走りについてはMT-07とほぼ同一という意見が多かったが、
この意見に私も同感で、走行性能についてのインプレは、
MT-07のものをそのまま使用しても問題がないといえる。
同じ兄弟車の関係である、MT-09とXSR900については、
走りの面でもかなり違いがあったが、
これはMT-09がモタード風のポジションであったのに対し、
XSR900は普通のスポーツネイキッドのポジションで
あったことによる面が大きいが、
MT-07はもともと普通のネイキッドのポジションであったため、
XSR700はポジションの面で差別化することはできず、
両者の差はほぼデザイン面に集中している。
性能
認定型式/原動機打刻型式 2BL-RM22J/M410E
全長/全幅/全高 2,075mm/820mm/1,130mm
シート高 835mm
軸間距離 1,405mm
最低地上高 140mm
車両重量 186kg
燃料消費率 国土交通省届出値
60km/h定地燃費値 38.4km/L(60km/h) 2名乗車時
WMTCモード値 23.9km/L(クラス3, サブクラス3-2) 1名乗車時
原動機種類 水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ
気筒数配列 直列, 2気筒
総排気量 688cm3
内径×行程 80.0mm×68.5mm
圧縮比 11.5:1
最高出力 54kW(73PS)/9,000r/min
最大トルク 68N・m(6.9kgf・m)/6,500r/min
始動方式 セルフ式
潤滑方式 ウェットサンプ
エンジンオイル容量 3.00L
燃料タンク容量 13L(無鉛レギュラーガソリン指定)
吸気・燃料装置/燃料供給方式 フューエルインジェクション
点火方式 TCI(トランジスタ式)
バッテリー容量/型式 12V, 8.6Ah(10HR)/YTZ10S
1次減速比/2次減速比 1.925/2.687
クラッチ形式 湿式, 多板
変速装置/変速方式 常時噛合式6速/リターン式
変速比 1速:2.846 2速:2.125 3速:1.631 4速:1.300 5速:1.090 6速:0.964
フレーム形式 ダイヤモンド
キャスター/トレール 25°00′/90mm
タイヤサイズ(前/後) 120/70R17M/C (58V)(チューブレス)/ 180/55R17M/C (73V)(チューブレス)
制動装置形式(前/後) 油圧式ダブルディスクブレーキ/油圧式シングルディスクブレーキ
懸架方式(前/後) テレスコピック/スイングアーム(リンク式)
ヘッドランプバルブ種類/ヘッドランプ ハロゲンバルブ/12V, 60/55W×1
乗車定員 2名
MT-07 XSR700
最高出力 73PS 左同
最大トルク 68N 左同
重量(装備) 182KG 186KG
シート高 805mm 835mm
タンク容量 13L 左同
新車価格(ABS有) 76万 90万
XSR700とMT-07の性能を比較すると上のようになるが、
エンジンは全く同じものを使用しているので、そこに差がないのは当然だが、
車重については、タンクを中心にMT-07はプラスチックを多く使用しているのに対し、
XSR700はアルミを使用しているためXSR700が多少重くなっている。
シート高についても、MT-07はドライバーシートとパッセンジャーシートが独立していて
ドライバーシートがやや低めに配置されているが、XSR700は両方のシートがほぼフラットに
配置されている。
最も大きな差が出るのは価格でABS有同士で比較しても、XSR700が14万も高い、
MT-07は(特にABS無しの場合は)大型バイクの中では驚異の低価格といってもよいが、
XSR700は標準的な価格といえる。
この金額差の多くは、タンクを中心としたアルミパーツによって生じていると推測される。
(聞くところによると、タンクのアルミパネル片面だけでも7万円程度パーツ代がかかるらしい)
エンジンフィーリング・高速性能
73という馬力は今となっては大パワーとは言えないが、どんな局面でも不足はなく、
さらに比較的低回転で最高馬力が発揮される設定となっているためトルクは太く、
峠や街乗りにおいては自分が思った通りの馬力を発揮できる、
コントローラブルなエンジンフィーリングである。
高速性能は140キロ程度の巡航は余裕でこなすが、2気筒なだけあって振動も大きくなり、
ウインドウプロテクションは無に等しいので快適性や官能性では、直4のツアラー系と
比較して大きく劣る。
総合的には雑誌等での評判通り、初心者には扱いやすく、
ベテランの要求にも答えることができる、クセのない、
完成度が高いエンジンと言える。



ハンドリング・乗り心地
1400mmという驚異的に短い軸間距離、軽量な車重の相乗効果により、
ハンドリングは軽快そのもので、車重が軽いことによりブレーキングの恐怖心も低下し、
タイトコーナーが続くような峠でも、楽しくコーナリングを楽しむことができる。
個人的にはこの部分がXSR700最大の長所と言える。



乗車ポジションは、一部のストリートファイターやスポーツツアラーのように
前傾がきつい事もなく、モタード風に直立に近いものでもない、
ごくごくスタンダードな乗車ポジションで、多くのライダーは違和感なく
適応できるものとなっている。


シートに関しては、MT-07から改善されているかと期待していたが、
相変わらずシートのクッションが薄く、1時間半も乗車すれば尻が痛くなるため、
ゲルザブを装着し対応したいところだが、そうするとデザイン的に
不格好となってしまうのが難点である。

取り回し
MT-07には劣るものの大型バイクの常識を破る、超軽量、コンパクトな車体だけあって、
取り回しの容易さは大型バイク中トップクラスであることは間違いない。
燃費
エンジンが同じMT-07についてだが、
ツーリングではコンスタントにリッター25キロを達成し
北海道ツーリングの様な好条件では28キロに届く高燃費を達成することもある。
さらにレギュラーガソリン仕様なので
大型バイクではNCシリーズに次ぐ経済性を誇る。
メーター、デザイン
メーターについては、XSR900やボルトと同じく丸形のデジタルメーターで
この車両のデザインにマッチしており、外気温やギアインジケーターも装備されていて
機能的には問題ないが、表示するスペースが小さいので、時計すら常時表示でなく
切り替えで表示させなければならばいなど、実用性ではMT-07に劣る。

デザインについてはすでに述べたように、特にタンク周りがプラスチック製だった
MT-07からアルミパネルに変更されていて、質感は大きく向上している。


しかしながら、それは本体価格の上昇および転倒時の修理コストの大幅な上昇を
伴っている。



XSR700かMT-07か
MT-07とXSR700を比較するとシート高など多少の差があるとはいえ、
走りの面では同じバイクといっても間違いはない。
結局のところこの両者の差はデザインとなるのだが、
好みの差はあっても全体的な質感はXSR700のほうが高く
ライダーの所有感を満たすものとなっている。
その代償としてXSR700はMT-07に対し実用性で劣る点が発生している。
コスト・・・ 定価が14万も高く、外装に傷がついた場合の修理コストも高い。
収納性・・・ MT-07はパッセンジャーシートの下に車検証やETCを搭載する程度の
スペースがあったが、XSR700はそのスペースすら存在しない

メーター・・・ 表示面積が少ないため、情報量が少ない
ハンドリングや動力性能ではMT-07と同じく、ベテランから大型初心者まで誰でも楽しめる
バイクとなっているので、XSR700のデザインが気に入ったなら、上のような問題点を許容できるか
考えてから購入するのがよいだろう。
![]() | ハリケーン(HURRICANE) クランプバー XSR700 HU1027B |
ハリケーン | |
ハリケーン |
![]() | Puig: YAMAHA XSR700/XSR900 ウインドシールド VISION カーボンルック | スクリーンカラー: ブラック |
Puig (プーチ) | |
Puig (プーチ) |
![]() | 3 x YAMAHA XSR700 / XSR900 ダッシュボード / 計器クラスタ スクリーンプロテクター - アンチグレア |
Speedo-Angels | |
Speedo-Angels |
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます