
2016年6月11日にレンタルバイク南名古屋にて
KTM 690 DUKEをレンタルし380キロ程度ツーリング
したのでインプレしたい。

当日のコース 380キロ

主な走行ルート
伊勢湾岸道 名港潮見IC ~ 四日市IC → 鈴鹿スカイライン
→ 国道421号 → 滋賀県道34号 → 国道306号
→ 名神自動車道 彦根IC → 木之本IC → 奥琵琶湖パークウェイ
→ 北陸自動車道 木之本IC ~ 名神自動車道 八日市IC
→ 鈴鹿スカイライン → 国道23号
性能
全長/ 全幅/ 全高 2,186 / 843 / 1,165㎜
エンジン型式 水冷4ストロークOHC4バルブ単気筒
総排気量 692.7cc
ボア×ストローク 105×79.7mm
最高出力 54KW(73HP) / 8,000RPM
最大トルク 70NM / 6,500RPM
圧縮比 12.7 : 1
始動方式 セル式
変速機 6速
燃料供給方式 KEIHIN EFI(THROTTLE BODY50 ㎜)
潤滑方式 オイル圧送式(2PUMPS)
一次減速比/二次減速比) 36:79 / 16:40
クラッチ APTCスリッパークラッチ油圧操作式
マネージメント/イグニッション RBW / KEIHIN製EMSダブルイグニッション
トラクションコントロール TC(3モード・解除可能・オプション)
フレーム クロームモリブデン鋼トレリスフレーム(パウダーコート)
サブフレーム アルミニウム
ハンドルバー アルミニウム φ28 / 22mm
フロントサスペンション WP製倒立フォーク Φ43㎜
リアサスペンション WP製モノショック・プロレバーリンクプリロードアジャスター
サスペンションストローク(F/R) 135 / 135㎜
ブレーキ(F) BREMBO製ディスク(BOSCH+ 9M ABS)ブレーキ 320㎜
ブレーキ(R) BREMBO製ディスクブレーキ(BOSCH 9M+ ABS)240㎜
ホイール(F/R) 3.50×17" / 5.00×17"
タイヤ(F/R) 120/70R-17" / 160/60R-17
サイレンサー ステンレススチール
キャスター角 63.5°
ホイールベース 1,466±15㎜
最低地上高(無負荷) 192㎜
シート高 835㎜
燃料タンク容量 約14L / 3.2Lリザーブ
車両重量(燃料含まず) 152.5㎏
乗車定員 2名
カラーバリエーション オレンジ / ホワイト
保証期間 2年間
生産国 オーストリア
メーカー希望小売価格 (本体価格:8%消費税込) 950,000円
マイナーなバイクであるKTM 690 DUKEだが、個人的には、Z750Sからの
乗り換えを検討していた頃に、軽量なミドルクラスのバイクとして検討したこともあった機体である。
結局はそのニーズに合致したMTシリーズが発売され、
私はMT-07に乗り換える事となったので、
今回はMT-07と比較しながらインプレしたい。
主な性能をMT-07と比較すると以下のようになる
690DUKE MT-07
車重 152.5KG 164KG
(乾燥)
シート高 835mm 805mm
パワー 73PS/8000 73PS/9000
トルク 70N/6500 68N/6500
タンク 14L 13L
価格 95万 75万
こうして比較してみると、カタログスペック上、
この2車はかなり近い値となっていることがわかる。
エンジンフィーリング・高速性能
690DUKEの最大の特徴は、なんといっても単気筒
(シングル)エンジンを搭載していることだろう。
700CC~800CC前後のミドルクラスの搭載エンジンは
ほとんどがツインで、単気筒を搭載しているのは
ビックオフを除けば、ほぼ690 DUKEのみと言ってもよい。

単気筒なだけあって、エンジン音・振動は大きく、
鼓動感を感じさせるものとなっている。
この鼓動感が、バイクに乗っているという気分を
高める効果がある反面、街乗りやロングツーリング
では疲労度が高くなり、振動が大きいためハンドルを
握っている手も痺れてしまう。
高速性能についても、上記のようにただでさえ振動が
大きいエンジンなのに、回さなければパワーが出ないし、
見てのとおりウィンドウプロテクションもゼロに等しい
(これはMT-07も同様だが)ので、エンジンパワー的には
140キロ巡航も余裕だが、快適に巡航できるのは120キロ
程度となっている。
ハンドリング・乗り心地
ホイール長はMT-07より5センチ程度長いが、
車重の軽さはカタログではMT-07を上回って
いることもあって、MT-07と同様に軽快な
ハンドリングとなっている。

しかしツインのMT-07と比較すると、
アクセルに対する、エンジンのレスポンスが
鋭く、自分が思っているより加速してしまう
傾向があるため、私程度の腕では
ワインディングを攻めるとき、
MT-07よりもコントロールが難しいと感じた。
乗り心地については、しつこいようだが
シングルエンジンなので振動が大きく、
MT-07に対し大きく劣っているが、
シートについては座面も広く、
クッションの出来もよいので、尻に対する
負担は少なく、乗車姿勢もモタード風の
直立したものなので、高速走行には
向いていないが、腰や手首に対する
負担は少ない。

取り回し
シート高は高めだが車重が軽いため、
背がある程度あれば、大型バイクとしては
非常に取り回し易いバイクである。
ただモタード風の幅広ハンドルを装備している
ため、全幅は843mmとMT-07に対し10センチ近く
広いため、すり抜けはやりにくい。
燃費
燃費については、ツーリングで実測したところ、
リッター25キロとMT-07に匹敵する燃費を叩き出し、
なかなかの高燃費と言える。
ただしデジタル式の燃料計については、もしかしたら故障している
のかもしれないが、ガソリンを満タンにしてもメモリが
MAXにならず、200キロ以上走行してかなりガソリン残量が
少なくなった状態でも、メモリは半分くらいの位置を示すなど
ほとんどあてにならなかった。
(それは燃料計でなく水温計だという指摘がありましたので、
上の文章については訂正します)
メーター、デザイン
メーターについては、特に可もなく不可もなくという感じだが、
常時表示ではないものの、切り替えでギアポジションが表示できる
ことは評価できる。

デザインについてもカッコ悪いわけではないが、一般的な
モタードのデザインで、新鮮味は感じられない。

総評
上で述べたように、バイクとしての完成度はMT-07に遠く及ばず、
且つ価格も20万円高いとあっては、総合的な評価で690DUKEに
勝ち目が無いのは明らかである。
ただフォローするわけではないが、そんなことはKTMも
十分承知しているだろう。
MT-07は世界2位のバイクメーカーであるヤマハが、
たっぷりと開発費をかけて、ミドルクラスでナンバー1
を取るために生まれたのに対し、
690DUKEはヤマハから見れば、幼稚園児くらいの規模の
KTMが、好きな人だけが乗ってくれれば良い、オンリーワン
を目指して開発されたバイクだと思うからである。
おそらく大型バイクの免許取立てで、このバイクを
購入する人はゼロに近く、何台ものバイクを乗り継いだ
ライダーが欠点を承知で、単気筒の魅力に惹かれ、
購入するのが、理想的な姿だと言えるだろう。
KTM 690 DUKEをレンタルし380キロ程度ツーリング
したのでインプレしたい。


当日のコース 380キロ

主な走行ルート
伊勢湾岸道 名港潮見IC ~ 四日市IC → 鈴鹿スカイライン
→ 国道421号 → 滋賀県道34号 → 国道306号
→ 名神自動車道 彦根IC → 木之本IC → 奥琵琶湖パークウェイ
→ 北陸自動車道 木之本IC ~ 名神自動車道 八日市IC
→ 鈴鹿スカイライン → 国道23号
性能
全長/ 全幅/ 全高 2,186 / 843 / 1,165㎜
エンジン型式 水冷4ストロークOHC4バルブ単気筒
総排気量 692.7cc
ボア×ストローク 105×79.7mm
最高出力 54KW(73HP) / 8,000RPM
最大トルク 70NM / 6,500RPM
圧縮比 12.7 : 1
始動方式 セル式
変速機 6速
燃料供給方式 KEIHIN EFI(THROTTLE BODY50 ㎜)
潤滑方式 オイル圧送式(2PUMPS)
一次減速比/二次減速比) 36:79 / 16:40
クラッチ APTCスリッパークラッチ油圧操作式
マネージメント/イグニッション RBW / KEIHIN製EMSダブルイグニッション
トラクションコントロール TC(3モード・解除可能・オプション)
フレーム クロームモリブデン鋼トレリスフレーム(パウダーコート)
サブフレーム アルミニウム
ハンドルバー アルミニウム φ28 / 22mm
フロントサスペンション WP製倒立フォーク Φ43㎜
リアサスペンション WP製モノショック・プロレバーリンクプリロードアジャスター
サスペンションストローク(F/R) 135 / 135㎜
ブレーキ(F) BREMBO製ディスク(BOSCH+ 9M ABS)ブレーキ 320㎜
ブレーキ(R) BREMBO製ディスクブレーキ(BOSCH 9M+ ABS)240㎜
ホイール(F/R) 3.50×17" / 5.00×17"
タイヤ(F/R) 120/70R-17" / 160/60R-17
サイレンサー ステンレススチール
キャスター角 63.5°
ホイールベース 1,466±15㎜
最低地上高(無負荷) 192㎜
シート高 835㎜
燃料タンク容量 約14L / 3.2Lリザーブ
車両重量(燃料含まず) 152.5㎏
乗車定員 2名
カラーバリエーション オレンジ / ホワイト
保証期間 2年間
生産国 オーストリア
メーカー希望小売価格 (本体価格:8%消費税込) 950,000円
マイナーなバイクであるKTM 690 DUKEだが、個人的には、Z750Sからの
乗り換えを検討していた頃に、軽量なミドルクラスのバイクとして検討したこともあった機体である。
結局はそのニーズに合致したMTシリーズが発売され、
私はMT-07に乗り換える事となったので、
今回はMT-07と比較しながらインプレしたい。
主な性能をMT-07と比較すると以下のようになる
690DUKE MT-07
車重 152.5KG 164KG
(乾燥)
シート高 835mm 805mm
パワー 73PS/8000 73PS/9000
トルク 70N/6500 68N/6500
タンク 14L 13L
価格 95万 75万
こうして比較してみると、カタログスペック上、
この2車はかなり近い値となっていることがわかる。
エンジンフィーリング・高速性能
690DUKEの最大の特徴は、なんといっても単気筒
(シングル)エンジンを搭載していることだろう。
700CC~800CC前後のミドルクラスの搭載エンジンは
ほとんどがツインで、単気筒を搭載しているのは
ビックオフを除けば、ほぼ690 DUKEのみと言ってもよい。



単気筒なだけあって、エンジン音・振動は大きく、
鼓動感を感じさせるものとなっている。
この鼓動感が、バイクに乗っているという気分を
高める効果がある反面、街乗りやロングツーリング
では疲労度が高くなり、振動が大きいためハンドルを
握っている手も痺れてしまう。
高速性能についても、上記のようにただでさえ振動が
大きいエンジンなのに、回さなければパワーが出ないし、
見てのとおりウィンドウプロテクションもゼロに等しい
(これはMT-07も同様だが)ので、エンジンパワー的には
140キロ巡航も余裕だが、快適に巡航できるのは120キロ
程度となっている。
ハンドリング・乗り心地
ホイール長はMT-07より5センチ程度長いが、
車重の軽さはカタログではMT-07を上回って
いることもあって、MT-07と同様に軽快な
ハンドリングとなっている。


しかしツインのMT-07と比較すると、
アクセルに対する、エンジンのレスポンスが
鋭く、自分が思っているより加速してしまう
傾向があるため、私程度の腕では
ワインディングを攻めるとき、
MT-07よりもコントロールが難しいと感じた。
乗り心地については、しつこいようだが
シングルエンジンなので振動が大きく、
MT-07に対し大きく劣っているが、
シートについては座面も広く、
クッションの出来もよいので、尻に対する
負担は少なく、乗車姿勢もモタード風の
直立したものなので、高速走行には
向いていないが、腰や手首に対する
負担は少ない。

取り回し
シート高は高めだが車重が軽いため、
背がある程度あれば、大型バイクとしては
非常に取り回し易いバイクである。
ただモタード風の幅広ハンドルを装備している
ため、全幅は843mmとMT-07に対し10センチ近く
広いため、すり抜けはやりにくい。
燃費
燃費については、ツーリングで実測したところ、
リッター25キロとMT-07に匹敵する燃費を叩き出し、
なかなかの高燃費と言える。
ただしデジタル式の燃料計については、もしかしたら故障している
のかもしれないが、ガソリンを満タンにしてもメモリが
MAXにならず、200キロ以上走行してかなりガソリン残量が
少なくなった状態でも、メモリは半分くらいの位置を示すなど
ほとんどあてにならなかった。
(それは燃料計でなく水温計だという指摘がありましたので、
上の文章については訂正します)
メーター、デザイン
メーターについては、特に可もなく不可もなくという感じだが、
常時表示ではないものの、切り替えでギアポジションが表示できる
ことは評価できる。

デザインについてもカッコ悪いわけではないが、一般的な
モタードのデザインで、新鮮味は感じられない。




総評
上で述べたように、バイクとしての完成度はMT-07に遠く及ばず、
且つ価格も20万円高いとあっては、総合的な評価で690DUKEに
勝ち目が無いのは明らかである。
ただフォローするわけではないが、そんなことはKTMも
十分承知しているだろう。
MT-07は世界2位のバイクメーカーであるヤマハが、
たっぷりと開発費をかけて、ミドルクラスでナンバー1
を取るために生まれたのに対し、
690DUKEはヤマハから見れば、幼稚園児くらいの規模の
KTMが、好きな人だけが乗ってくれれば良い、オンリーワン
を目指して開発されたバイクだと思うからである。
おそらく大型バイクの免許取立てで、このバイクを
購入する人はゼロに近く、何台ものバイクを乗り継いだ
ライダーが欠点を承知で、単気筒の魅力に惹かれ、
購入するのが、理想的な姿だと言えるだろう。
これは恥ずかしい
伊達に5世代目まで販売してない
どんどんDUKEは乗りやすくなってるので最後のまとめは...ハズレじゃ無いっすか?
所詮、個人のサイトだからとお思いでしょうが、MT07のオーナーであること、ヤマハが好きであることを差し引いてもこき下ろされたオーナーはいい気分はしません。言葉をもう少しお考えになさってはいかがでしょうか。
ただ、ビッグシングルなので乗りにくさは承知の上ですね.多気筒のバイクと比較しちゃうのはちょっと酷かな?😓💦って思います。
商品性考えるとビックシングルって市場では趣味性強すぎて、多気筒のバイクと勝負にならなくて劣っちゃうと思います。
でも、ビックシングル同士で比較すると690dukeは多分一番ユーザーフレンドリーなバイクではないかと思います。
スペック表にある車重は少し正しくないと思います。690dukeは160kg、MT07は179kgになるじゃないかなと思います。
しかし、新しいMTシリーズ、カッコ良いですよね〜👍
690単気筒 侮れないですよ
ウイズミイ の方が
やはり ヤマハ 7と言われていました
ヤマハの二発とlc4 どちらが楽しいか
個人の問題 断言はいかん