バイク試乗/レンタルおよびツーリング日記

お勧めのツーリングコースや試乗、レンタルしたバイクについてレポートします。

タイガー800 その1

2013-06-24 22:11:54 | バイク試乗、レンタル 海外メーカー
2013年6月8日、および22日から23日にかけて、

タイガー800をレンタルし、ツーリングしたのでインプレしたい。



6月8日のルート
走行距離 370キロ
走行時間 5時間
休憩時間 1時間40分
 



6月22日・23日のルート

6月22日
走行距離 450キロ
走行時間 6時間
休憩時間 3時間

6月23日 
走行距離 440キロ
走行時間 7時間
休憩時間 2時間10分


スペック

全長(L)【mm】 2215
全幅(W)【mm】 795
全高(H)【mm】 1350
ホイールベース(軸間距離)【mm】 1530
シート高【mm】 810
乾燥重量【kg】 210
冷却方式 水冷
排気量【cm3】 800
馬力【kw】 70
馬力【PS】 95
最大馬力回転数【rpm】 9300
トルク【Nm】 79
最大トルク回転数【rpm】 7850
燃料装置 インジェクション
燃料タンク【L】 19
変速方式 6速
Fタイヤ 100/90 ZR19
Rタイヤ 150/70 ZR17
価格 1,147,650円 /ABS仕様 1,242,150円




エンジンフィーリング

このバイクのエンジンの最大の特徴は、フラットトルクである。

 具体的に言うと、1速から6速どのシフトでもアクセルを回せば、

エンジン回転の上昇は多少緩いが、力強くトルクが発生する。

 また3気筒という、ツインのトルクと4気筒のなめらかさが混ざり合った

(悪く言えば中途半端ということだが)感覚も大きな特徴である。

 どのシフトでも、アクセルを回せば、穏やかにかつ力強くトルクが

発生し、半分オートマのような感じで運転できるため、

下の写真のような酷道、険道と呼ばれる狭く、見通しが悪い道でも楽に運転ができる。




コーナリング

 重心が高く、タイヤが多少細いため安定感はSSやロードスポーツと比較すれば劣るが、

特に問題なく峠でのスポーツ走行を楽しむことができる。


高速性能

 エンジン特性が穏やかで、かつウィンドウプロテクションが強力なため速度感がなく、

無自覚にとんでもないスピードとなってしまう傾向がある。

 法律が許せば、140どころか160でも楽に巡航できる感があり、高速道路での快適性は

今まで乗ってきたバイクでも1、2を争う。


取り回し

 巨体だが重量は極端に重いわけでなく、標準的な取り回し易さと言える。

燃費

 リッター18キロ~20キロと、このクラスとしては標準的な燃費だが、19リットルと

タンク容量が大きいため、給油回数は少なく済む。


乗り心地

 シートはフラットであるため、お尻の1点が痛くなるということはないが、

直立した乗車姿勢となるため、お尻の負担はやや大きい。(その代わり、他の部分の疲労は少ない)

 車高は高く、シートの幅もあるため足つきは悪いので、立ちゴケにはかなりの注意が必要である。


総評

 エンジン特性、高速性能、タンク容量、積載性など、旅の道具としてのバイクという観点で見れば、

このタイガー800の評価は満点に近い。

 スポーツ性はSSはもちろんとして、Z750シバー750などのスポーティなロードモデルには劣るし、

燃費、積載性はNC700Xには劣るが、それぞれの良いところを絶妙なバランスで両立させている感じである。

 ディーラーが少ない外国車である、値段が多少高いなどの問題もあるが、ロングツーリングの相棒を探しているなら、

一度試乗する価値があるバイクである。
 

 



  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする