バイク試乗/レンタルおよびツーリング日記

お勧めのツーリングコースや試乗、レンタルしたバイクについてレポートします。

ニンジャ650

2018-12-19 22:38:04 | バイク試乗、レンタル カワサキ
2018年11月17日にレンタルバイク豊田にて
ニンジャ650をレンタルし、300キロ程度
ツーリングしたのでインプレしたい。

 

キジマ(Kijima) ナビマウントステー Ninja1000(ニンジャ1000)('11-/ZX1000D)/1400GTR('08-/ZG1400A) TM-M001
キジマ(Kijima)
キジマ(Kijima)
 
BODYSTYLE リアハガー KAWASAKI Ninja 650 2017-2018 / Z650 2017-2018 カーボンルック | 6529659 | 4251233337562 6529659
BODYSTYLE(ボディースタイル)
BODYSTYLE(ボディースタイル)
 


性能

全長×全幅×全高 2055mm×740mm×1135mm

ホイールベース 1410mm

車輌重量 193kg

シート高 790mm

エンジンの種類 DOHC水冷4並列2気筒4バルブ

排気量 649cc

ボア×ストローク 83.0mm×60.0mm

圧縮比 10.8:1

最高出力 50kw (69PS) / 8000rpm

最大トルク 65N・m (6,6kgf・m) / 6500rpm

燃費 24.0㎞/L(WMTCモード値 クラス3-2、1名乗車時)

燃料タンク容量 15L

新車車輌価格:807,840円

ニンジャ650を有力なライバルとなる私の愛車MT-07
および以前インプレしたSV650と比較してみると
以下のようになる。

            ニンジャ650  MT-07  SV650 
全長(mm)       2055   2085    2140   

軸間距離(mm)     1410   1400    1450   

シート高(mm)     790    805     785   

車重(KG)        193    183     197    

パワー(PS/回転)  69/8000  73/9000  76/8500 

トルク(NM/回転)  65/6500  68/6500  64/8100

燃料タンク(L)     15     13     14   

価格(千円)    808千円   778千円   739千円

ニンジャ650の価格が少し高くなっているが、フルカウル車で
ETCが標準装備であることを考えると、かなり割安だと言える。

エンジンフィーリング・高速性能

エンジンフィーリングについては、個人的にはMT-07とSV650の
フィーリングはツインらしくトルクフルで、
多少じゃじゃ馬的なのに対し、

ニンジャ650はどちらかといえば優等生で
エンジンを回した分だけなめらかにパワーが発生する
4気筒よりのエンジンフィーリングだと感じた。
 

しかしながら、カタログ上ではニンジャ650のほうが、低回転で
最大トルクが発生することとなっていて、私の印象と異なっている。

もし大型に初めて乗るのなら素直な性格のニンジャ650のほうが
一般的には扱いやすいと思うが、私の慣れの問題かもしれないが、
低速走行時のエンストのリスクはニンジャ650のほうが高いと感じた。

高速性能については、フロントスクリーンが小型なので
ウィンドウプロテクションはあまり期待できないが、
さすがフルカウルだけあって100キロを超えると、
MT-07よりかなり快適であることは確かである。

ハンドリング・乗り心地

MT-07程ではないにしても、フルカウルで193キロなだけあって
重さを感じさせない軽快なハンドリングであり、 
ライディングポジションもアップライトでも前傾でもない
極めて標準的なポジションとなっている。

取り回し

車体はコンパクトで車重も軽いのでかなり扱いやすいと言える。

燃費

正確には測定していないが、カタログ値の24キロ近辺なのは確かだと思う。
タンク容量はMT-07に対し2リッター多いので、250キロくらいまで
ガソリンの残量を気にしなくとも良いのは大きなアドバンテージとなる。



メーター、デザイン

メーターはニンジャ1000と同じもので、反転液晶、ギアポジション、
時計、各種燃費計など機能面でMT-07を大きく上回る。


デザインは個性的とは言えないが、端正で無難にかっこいいと思える。

  


ニンジャ650 対 MT-07 

これまでミドルクラスのベストバイは、MT-07であると思っていたが
ニンジャ650は多くの部分でMT-07を上回る。

まず価格面だがニンジャ650のほうが3万程高いが、ニンジャ650は
ETCが標準装備で、フルカウルであることを考えるとむしろ割安と言える。
MT-07はマイナーチェンジ前はABS無しなら70万で購入できたが、
マイナーチェンジで多少価格が上昇しABSが標準化されたので、
価格競争力が弱まってしまった。

エンジンフィーリング・ハンドリングについてはどちらも素晴らしく
甲乙つけがたいが、
タンク容量、メーターの機能でニンジャ650はMT-07を上回る。

ニンジャ650、MT-07とも購入して何ら問題のない素晴らしいバイクだが、
コストパフォーマンスではニンジャ650が優位に立っている。

とは言うものの、両者のエンジンフィーリングはかなり異なるので
どちらが自分の好みか確かめるため、できれば試乗をお勧めするし、
何よりもフルカウルがよいかネイキッドがよいかという部分で
分かれるので思ったより競合しないのかもしれない。


いろいろ述べたが、総括するとニンジャ650は
突出した個性はないが、すべての面が高いレベルで
まとまっているので、総合的にはミドルクラスの
ベストバイであると個人的に感じるほどであった。


NINJA 400R / VERSYS 650 ER-6N NINJA 650R 用ブレーキ クラッチレバー セット (ブラック)
suba
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メータープロテクトパッド K3 カーボン(Meter Apperance Pad)KAWASAKI ER6F (NINJA 650)12-15,ER6N 12-15 DI-CMAP-ER6F12-13
MADMAX(マッドマックス)
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Kawasaki純正アクセサリ- 2017年 Ninja 650 ABS Ninja 650 ABS KRT Edition ニーパッド 999940805
kawasaki
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2018年 Kawasaki純正アクセサリ- Ninja 650 KRT edition (EX650KJFA) キット ホイールリムテープ(シルバー) 999940933
カワサキ
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2018年 Kawasaki純正アクセサリ- Ninja 650 KRT edition (EX650KJFA) キット ニーパッド 999940805
カワサキ
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YOSHIMURA(ヨシムラ)17-18 NINJA 650用フェンダーレスキット
US YOSHIMURA
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カワサキ NINJA 650 Z650 2017~ クラッシュバー エンジンガード スライダー イエロー [並行輸入品]
GRNSALES(グランセールス)
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スーパーカブC125

2018-12-11 21:20:06 | バイク試乗、レンタル ホンダ
2018年12月8日、9日と瀬戸市のイトーKTにてスーパーカブC125をレンタルして
300キロほどツーリングしたのでインプレしたい。

  


ワールドウォーク スーパーカブC125用マルチガジェットマウントバー mgb-29
ワールドウォーク(World-walk)
ワールドウォーク(World-walk)
 
キタコ (KITACO) ヘルメットホルダー スーパーカブC125(JA48) 564-1310090
キタコ(KITACO)
キタコ(KITACO)


性能

式 ホンダ・2BJ-JA48
全長(mm) 1,915
全幅(mm) 720
全高(mm) 1,000
軸距(mm) 1,245
最低地上高(mm)★ 125
シート高(mm)★ 780
車両重量(kg) 110
乗車定員(人) 2
燃料消費率*1
(km/L) 国土交通省届出値:
定地燃費値*2
(km/h) 69.0(60)〈2名乗車時〉
WMTCモード値★
(クラス)*3 66.1(クラス 1)〈1名乗車時〉
最小回転半径(m) 2.0
エンジン型式 JA48E
エンジン種類 空冷4 ストロークOHC 単気筒
総排気量(cm³) 124
内径×行程(mm) 52.4 × 57.9
圧縮比★ 9.3
最高出力(kW[PS]/rpm) 7.1[9.7]/7,500
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 10[1.0]/5,000
燃料供給装置形式 電子式〈電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)〉
始動方式★ セルフ式
点火装置形式★ フルトランジスタ式バッテリー点火
潤滑方式★ 圧送飛沫併用式
燃料タンク容量(L) 3.7
クラッチ形式★ 湿式多板コイルスプリング式
変速機形式 常時噛合式4段リターン※
変速比 1速 2.500
2速 1.550
3速 1.150
4速 0.923
減速比(1次★/2次) 3.363/2.571
キャスター角(度)★ 26°30´
トレール量(mm)★ 71
タイヤ 前 70/90-17M/C 38P
後 80/90-17M/C 44P
ブレーキ形式 前 油圧式ディスク
後 機械式リーディング・トレーリング
懸架方式 前 テレスコピック式
後 スイングアーム式
フレーム形式 バックボーン

価格 40万円




先代のスーパーカブ110(JA10型)について

2年間愛車として保有していたので

今回はJA10とC125の比較を中心にインプレしたい。


             C125   JA10  

全長(mm)       1915  1915 

軸間距離(mm)     1245   1210   

シート高(mm)     780    735    

車重(KG)        110    98   

パワー(PS/回転)  9.7/7500 8.0/7500

トルク(NM/回転)  10/5000   8.5/5500

燃料タンク(L)    3.7     4.3    

価格(千円)    399千円  223千円  


初めに言っておくと、C125の性能は全体的にJA10を大きく上回っている。

しかしながらノーマルカブもJA44型にモデルチェンジし、進化しているが
残念ながらJA44型には乗ったことがないので、現行型同士の比較でないことは
ご理解いただきたい。


エンジンフィーリング・動力性能


 JA10型と比較すると1.7馬力パワーがアップしているだけあって
 動力性能はJA10型が常用できる速度は70キロ前後、最高速は80キロ程度
 なのに対し、常用速度、最高速度とも10キロ程度上回る。

 ブレーキについても、JA10型はフロントの効きはかなり弱く、急制動しようと思ったら
 リヤブレーキとの併用が必要となるところだが、C125はフロントブレーキが
 ディスク化されていることもあって制動力は大幅に強化されており、
 フロントブレーキのみでもほぼ安定した制動が可能となっている。

 C125と言えども、もちろんカブなので自分でギアチェンジしなければならないが、
 その際のシフトショックもJA10型と比較すると大きく緩和されている。
 

ハンドリング

 C125もJA10同様に、インチが大きく細いタイヤを装着、短い軸間距離、
 軽い車体とあいまって、不安定一歩手前と言ってもよいほど
 軽快なハンドリングである。

乗り心地

 C125もJA10同様に、特にリアのサスペンションが硬いせいか、
 舗装が悪い道をスピードを出して走るとかなりの衝撃を受ける。

 しかし、シートはクッションの出来が良いので座り心地がよく、
 2時間ほど連続で乗車しても不思議と疲労感は感じなかった。


取り回し

 C125もJA10同様にコンパクトな車体、よく切れるハンドル、
 足つきの良さにより1車線しかない道でも楽々Uターンができてしまうほどであり、
 カブの大きな長所となっいる。

 C125はJA10と比較すると10キロほど重いが、その重量差を意識することはなかった.


燃費

 正確に計測していないが、今回のツーリングでの燃費は40キロ後半程度と
 カタログ値の66キロには大きく及ばなかった。
 
 これについては今回のツーリングのほとんどが郊外や峠道の走行で
 フルスロットルで走行する状態が多かったことが関係している。
 
 小排気量のバイクはエンジンに余裕がないため、走り方で燃費が大きく変わってくるので
 市街地などで普通に走行していればカタログ値に近い燃費になるのだろう。
 
 また、デザイン性重視のため仕方がないのかもしれないが、ノーマルのカブと比較しても
 タンク容量が0.6リットル少ないので、今回のように郊外をフルパワーで走り回ると、
 120キロを 超えたくらいでエンプティが点滅してしまうこととなるので、
 ガソリンスタンドが少ない地域を走る場合は計画的な給油が必須となる。


デザイン

 C125の最大のセールスポイントで、初代カブをモチーフにネオクラシックに
 デザインされた車体は、文句なしにかっこいいと言える。
 
 また塗装、エンブレムなどの質感も素晴らしく、C125の価格上昇分の
 半分程度はこの部分で使用されているのでは思うほどである。

 あえて欠点をあげれば、デザイン性重視のためサイドミラーの視界が悪いことだが
 それも致し方無いことと言える。
  

メーター
 
 待望のシフトインジケーターが中央に配置され、現在のシフトが何速か
 即時に判断でき、利便性は大きく向上したが、
 速度計については、外周にアナログで表示されているが視認性が悪いため、
 現在の速度が分かりにくいという不満がある。

 個人的にはアナログにこだわらずフルデジタルにした方が良かったのではと感じる 


収納

 他のスクーターなら当然装備されているメットインがついていない(サイドケースのみ)
 ので荷台に何らかの箱を装着したいが、公式アクセサリーとして箱の設定がないので
 デザインを損なわないようにいかにして積載性をアップさせるか悩ましいところである。

その他装備
 
 ポケットの中にキーを入れっぱなしでもよいスマートキー の便利さは、
 一度体験すると普通のキーには戻れないし、
 シート下にある給油口もJA10はシートが吸盤でくっついているだけなので、
 セキュリティに不安があるが、C125はスマートキーを持って、
 シートオープンボタンを押さないとアクセスできないようになっているので安心できる。

 
 

総評

 初めに書いたように、C125はノーマルなカブであるJA10型をほとんどの部分で上回るため、、
 単純に性能を比較すればC125が良いに決まっているが、このC125の最大の欠点は
 40万という価格であろう。

 現在JA10型の在庫車なら20万程度で購入できるので、C125はJA10の2台分の価格となってしまう。

 もちろん
 ・強化されたエンジン、ブレーキ
 ・なめらかなギア
 ・高品質な塗装、エンブレム
 ・LEDヘッドライト、高性能なメータ、スマートキーなどの装備

  を考慮すれば20万の価格差は妥当なのかもしれないが、
  一般的には購入意欲に大きなブレーキをかけてしまう。

 またいくら性能がアップしたといっても、総合的な利便性ではPCXが上回っており
 その上でC125を購入する意味は何かと考えたとき、
 カブならではの操作の楽しさ、C125の美しいデザインなどが残ると思うが、
 洗練された分だけノーマルなカブに対し、カブならではの個性は薄まっているので
 そこでまたジレンマに陥ってしまう。

 このような面倒くさいことは考えずとも、従来のカブのベクトル上で
 C125は正当な進化を遂げているので、大幅な価格上昇を受け入れるなら
 問題なくお勧めできるバイクである。

 個人的には多少装備や車体の品質を落としたC125の廉価版を30万から32万くらいで
 次世代のノーマルなスーパーカブとして売り出せば面白いと思う。
  

 
ワールドウォーク スーパーカブC125用スマートフォンマウントバー smb-4
ワールドウォーク(World-walk)
ワールドウォーク(World-walk)
 
キタコ (KITACO) クラシックダウンマフラー スーパーカブC125(JA48) 544-1310440
キタコ(KITACO)
キタコ(KITACO)
 
キタコ (KITACO) ビレットレバー 右 (ブラック) スーパーカブC125(JA48) 525-1310250
キタコ(KITACO)
キタコ(KITACO)
 



 





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