2015年3月22日にレンタルバイク京都中央店にてヤマハ XJR1300
をレンタルし300キロ程度ツーリングしたのでインプレしたい。
当日のおもな走行ルート (前日の夕方にバイクをレンタルし大津に宿泊)
大津市 ⇒ 滋賀県道30号 ⇒ 国道367号 ⇒ 道の駅 くつき新本陣 ⇒ マキノ高原のメタセコイア並木 ⇒ 国道161号
国道8号 ⇒ 福井県道33号 ⇒ 国道162号 ⇒ 道の駅 名田庄 ⇒ 道の駅 美山 ⇒ レンタルバイク京都中央店
性能・価格
認定型式/原動機打刻型式
EBL-RP17J/P514E
全長×全幅×全高
2,175mm×765mm×1,115mm
シート高
795mm
軸間距離
1,500mm
最低地上高
125mm
車両重量
245kg
舗装平坦路燃費
21.0km/L(60km/h)
原動機種類
空冷・4ストローク・DOHC・4バルブ
気筒数配列
直列4気筒
総排気量
1,250cm3
内径×行程
79.0mm×63.8mm
圧縮比
9.7:1
最高出力
74kW(100PS)/8,000r/min
最大トルク
108N・m(11.0kgf・m)/6,000r/min
始動方式
セルフ式
潤滑方式
強制圧送ウェットサンプ
エンジンオイル容量
4.2L
燃料タンク容量
21L(「無鉛プレミアムガソリン」指定)
燃料供給
フューエルインジェクション
点火方式
TCI(トランジスタ式)
バッテリー容量/型式
12V, 11.2AH(10H)/YTZ14S
1次減速比/2次減速比
1.750(98/56)/2.235(38/17)
クラッチ形式
湿式多板
変速機形式
常時噛合式5段/リターン式
変速比
1速 2.857 2速 2.000 3速 1.571
4速 1.291 5速 1.115
フレーム形式
ダブルクレードル
キャスター/トレール
25°30′/100mm
タイヤサイズ (前/後)
120/70ZR17M/C(58W)/180/55ZR17M/C(73W)(前後チューブレス)
ブレーキ形式 (前/後)
油圧式ダブルディスク/油圧式シングルディスク
懸架方式 (前/後)
テレスコピック/スイングアーム
ヘッドランプ種類/ヘッドライト
ハロゲンバルブ/12V, 60W/55W×1
乗車定員
2名
価格
税込111万円
XJR1300の主な性能をライバルと想定されるホンダCB1300SFやCB1100
と比較すると以下のようになる
XJR1300 CB1300 CB1100
パワー 100PS 101PS 88PS
トルク 108N 115N 92N
車重 245KG 267KG 247KG
シート高 795MM 780MM 765MM
タンク 21L 21L 14L
燃費 17L 18L 17L
(実測)
価格 111万 129万 106万
上のように排気量的にはCB1300、価格面、空冷という
エンジン特性の面ではCB1100のライバルといえる。
エンジンフィーリング
1300CCの大排気量によって発生する、巨大なトルクによって、
あまり回さなくともグイグイと加速する。
大排量なだけあって、あまり軽やかに回転するエンジンではなく、
スポーツ性よりもラグジュアリー性を重視したエンジンとなっている。
高回転型のエンジンでないので刺激には欠けるが、ロングツーリングでは疲労感なく
長距離を走ることができる。
以上の文はCB1300SFのインプレをした時に書いたものだが、XJR1300についてもほぼ同等の
印象を受けた、細かいことを言えば、空冷であるため多少振動が強いなどの違いがあるかも
しれないが、2台を連続して乗り比べない限りわからないレベルだと思う。
高速性能
高速性能については、今回高速道路を利用しなかったので正確なところは分からないが、
CB1300SF同様、YZF-R1のようなリッターSS、ZX-14Rのようなメガスポ、ニンジャ1000のような
スポーツツアラーに対し、ワンランク劣るが、日本の高速道路での走行には全く不足なく、
160キロ程度まで軽々加速し、140キロでの巡航は楽々こなすレベルにあると思われる。
コーナリング
コーナリングについてもCB1300同様、重量があるため軽快感はないが、
一度コーナリング状態に入ってしまえば安定感は高く、 安心してコーナリングを楽しむことができる
がCB1300よりも若干だが、スポーティなハンドリングであるように感じた。
しかし狙ったラインを確実にトレースできるハンドリングの洗練度では若干劣っているようにも感じた。
取り回し
CB1300と比較すれば多少はマシとはいえ250キロの巨体を誇るので、取り回し易いとは決して言えないバイクである。
燃費
実測燃費で17キロと排気量に応じた燃費だが、国内向けの車両としては珍しく、プレミアム指定なので
コスト的には苦しいところである。(空冷エンジンでこの性能を発揮しようと思うと、仕方がないのだろう)
メーター・デザイン
古典的なネイキッドスタイルでバイクに興味のない人が見れば、CB1300と見分けがつかないだろう。
しかし、これはXJR1300が悪いというわけでなくCB1300を褒めるべきなのだが、価格の違いもあって、
塗装、エンブレムなど車両全体の質感はCB1300に劣っていることは感じられる。
メーターについてはマイナーチェンジ前のCB1300と同じく、デジタル部分がほとんどない古典的なメーターで
バイクのコンセプトにはよくマッチしている。
総評
上のインプレでもわかるように、個人的にはXJR1300はかなりの部分でCB1300に少しずつ劣っていると感じる。
しかし価格を見ればわかるように、CB1300はXJR1300と比較し20万近く高価で、実際にはワンランク格上のバイクと言える。
価格面でより近いCB1100と比較すれば、性能面では排気量が上なだけあって多くの部分で上回っており、XJRの巨体が
気にならないなら、コストパフォーマンスが高いバイクといえるだろう。
をレンタルし300キロ程度ツーリングしたのでインプレしたい。
当日のおもな走行ルート (前日の夕方にバイクをレンタルし大津に宿泊)
大津市 ⇒ 滋賀県道30号 ⇒ 国道367号 ⇒ 道の駅 くつき新本陣 ⇒ マキノ高原のメタセコイア並木 ⇒ 国道161号
国道8号 ⇒ 福井県道33号 ⇒ 国道162号 ⇒ 道の駅 名田庄 ⇒ 道の駅 美山 ⇒ レンタルバイク京都中央店
性能・価格
認定型式/原動機打刻型式
EBL-RP17J/P514E
全長×全幅×全高
2,175mm×765mm×1,115mm
シート高
795mm
軸間距離
1,500mm
最低地上高
125mm
車両重量
245kg
舗装平坦路燃費
21.0km/L(60km/h)
原動機種類
空冷・4ストローク・DOHC・4バルブ
気筒数配列
直列4気筒
総排気量
1,250cm3
内径×行程
79.0mm×63.8mm
圧縮比
9.7:1
最高出力
74kW(100PS)/8,000r/min
最大トルク
108N・m(11.0kgf・m)/6,000r/min
始動方式
セルフ式
潤滑方式
強制圧送ウェットサンプ
エンジンオイル容量
4.2L
燃料タンク容量
21L(「無鉛プレミアムガソリン」指定)
燃料供給
フューエルインジェクション
点火方式
TCI(トランジスタ式)
バッテリー容量/型式
12V, 11.2AH(10H)/YTZ14S
1次減速比/2次減速比
1.750(98/56)/2.235(38/17)
クラッチ形式
湿式多板
変速機形式
常時噛合式5段/リターン式
変速比
1速 2.857 2速 2.000 3速 1.571
4速 1.291 5速 1.115
フレーム形式
ダブルクレードル
キャスター/トレール
25°30′/100mm
タイヤサイズ (前/後)
120/70ZR17M/C(58W)/180/55ZR17M/C(73W)(前後チューブレス)
ブレーキ形式 (前/後)
油圧式ダブルディスク/油圧式シングルディスク
懸架方式 (前/後)
テレスコピック/スイングアーム
ヘッドランプ種類/ヘッドライト
ハロゲンバルブ/12V, 60W/55W×1
乗車定員
2名
価格
税込111万円
XJR1300の主な性能をライバルと想定されるホンダCB1300SFやCB1100
と比較すると以下のようになる
XJR1300 CB1300 CB1100
パワー 100PS 101PS 88PS
トルク 108N 115N 92N
車重 245KG 267KG 247KG
シート高 795MM 780MM 765MM
タンク 21L 21L 14L
燃費 17L 18L 17L
(実測)
価格 111万 129万 106万
上のように排気量的にはCB1300、価格面、空冷という
エンジン特性の面ではCB1100のライバルといえる。
エンジンフィーリング
1300CCの大排気量によって発生する、巨大なトルクによって、
あまり回さなくともグイグイと加速する。
大排量なだけあって、あまり軽やかに回転するエンジンではなく、
スポーツ性よりもラグジュアリー性を重視したエンジンとなっている。
高回転型のエンジンでないので刺激には欠けるが、ロングツーリングでは疲労感なく
長距離を走ることができる。
以上の文はCB1300SFのインプレをした時に書いたものだが、XJR1300についてもほぼ同等の
印象を受けた、細かいことを言えば、空冷であるため多少振動が強いなどの違いがあるかも
しれないが、2台を連続して乗り比べない限りわからないレベルだと思う。
高速性能
高速性能については、今回高速道路を利用しなかったので正確なところは分からないが、
CB1300SF同様、YZF-R1のようなリッターSS、ZX-14Rのようなメガスポ、ニンジャ1000のような
スポーツツアラーに対し、ワンランク劣るが、日本の高速道路での走行には全く不足なく、
160キロ程度まで軽々加速し、140キロでの巡航は楽々こなすレベルにあると思われる。
コーナリング
コーナリングについてもCB1300同様、重量があるため軽快感はないが、
一度コーナリング状態に入ってしまえば安定感は高く、 安心してコーナリングを楽しむことができる
がCB1300よりも若干だが、スポーティなハンドリングであるように感じた。
しかし狙ったラインを確実にトレースできるハンドリングの洗練度では若干劣っているようにも感じた。
取り回し
CB1300と比較すれば多少はマシとはいえ250キロの巨体を誇るので、取り回し易いとは決して言えないバイクである。
燃費
実測燃費で17キロと排気量に応じた燃費だが、国内向けの車両としては珍しく、プレミアム指定なので
コスト的には苦しいところである。(空冷エンジンでこの性能を発揮しようと思うと、仕方がないのだろう)
メーター・デザイン
古典的なネイキッドスタイルでバイクに興味のない人が見れば、CB1300と見分けがつかないだろう。
しかし、これはXJR1300が悪いというわけでなくCB1300を褒めるべきなのだが、価格の違いもあって、
塗装、エンブレムなど車両全体の質感はCB1300に劣っていることは感じられる。
メーターについてはマイナーチェンジ前のCB1300と同じく、デジタル部分がほとんどない古典的なメーターで
バイクのコンセプトにはよくマッチしている。
総評
上のインプレでもわかるように、個人的にはXJR1300はかなりの部分でCB1300に少しずつ劣っていると感じる。
しかし価格を見ればわかるように、CB1300はXJR1300と比較し20万近く高価で、実際にはワンランク格上のバイクと言える。
価格面でより近いCB1100と比較すれば、性能面では排気量が上なだけあって多くの部分で上回っており、XJRの巨体が
気にならないなら、コストパフォーマンスが高いバイクといえるだろう。