バイク試乗/レンタルおよびツーリング日記

お勧めのツーリングコースや試乗、レンタルしたバイクについてレポートします。

XJR1300 その1

2015-04-20 02:17:17 | バイク試乗、レンタル ヤマハ
 2015年3月22日にレンタルバイク京都中央店にてヤマハ XJR1300 

をレンタルし300キロ程度ツーリングしたのでインプレしたい。


  

当日のおもな走行ルート (前日の夕方にバイクをレンタルし大津に宿泊)



 大津市 ⇒ 滋賀県道30号 ⇒ 国道367号 ⇒ 道の駅 くつき新本陣 ⇒ マキノ高原のメタセコイア並木 ⇒ 国道161号 

 国道8号 ⇒ 福井県道33号 ⇒ 国道162号 ⇒ 道の駅 名田庄 ⇒ 道の駅 美山 ⇒ レンタルバイク京都中央店


性能・価格

定型式/原動機打刻型式
EBL-RP17J/P514E

全長×全幅×全高
2,175mm×765mm×1,115mm

シート高
795mm

軸間距離
1,500mm

最低地上高
125mm

車両重量
245kg

舗装平坦路燃費
21.0km/L(60km/h)

原動機種類
空冷・4ストローク・DOHC・4バルブ

気筒数配列
直列4気筒

総排気量
1,250cm3

内径×行程
79.0mm×63.8mm

圧縮比
9.7:1

最高出力
74kW(100PS)/8,000r/min

最大トルク
108N・m(11.0kgf・m)/6,000r/min

始動方式
セルフ式

潤滑方式
強制圧送ウェットサンプ

エンジンオイル容量
4.2L

燃料タンク容量
21L(「無鉛プレミアムガソリン」指定)

燃料供給
フューエルインジェクション

点火方式
TCI(トランジスタ式)

バッテリー容量/型式
12V, 11.2AH(10H)/YTZ14S

1次減速比/2次減速比
1.750(98/56)/2.235(38/17)

クラッチ形式
湿式多板

変速機形式
常時噛合式5段/リターン式

変速比
1速 2.857 2速 2.000 3速 1.571
4速 1.291 5速 1.115

フレーム形式
ダブルクレードル

キャスター/トレール
25°30′/100mm

タイヤサイズ (前/後)
120/70ZR17M/C(58W)/180/55ZR17M/C(73W)(前後チューブレス)

ブレーキ形式 (前/後)
油圧式ダブルディスク/油圧式シングルディスク

懸架方式 (前/後)
テレスコピック/スイングアーム

ヘッドランプ種類/ヘッドライト
ハロゲンバルブ/12V, 60W/55W×1

乗車定員
2名

価格
税込111万円


 XJR1300の主な性能をライバルと想定されるホンダCB1300SFCB1100
と比較すると以下のようになる


      XJR1300    CB1300   CB1100
パワー   100PS     101PS    88PS

トルク   108N      115N    92N

車重    245KG     267KG    247KG

シート高  795MM     780MM    765MM

タンク   21L       21L     14L

燃費    17L       18L     17L
(実測)

価格    111万     129万    106万



上のように排気量的にはCB1300、価格面、空冷という
エンジン特性の面ではCB1100のライバルといえる。


エンジンフィーリング

 1300CCの大排気量によって発生する、巨大なトルクによって、

あまり回さなくともグイグイと加速する。

 大排量なだけあって、あまり軽やかに回転するエンジンではなく、

スポーツ性よりもラグジュアリー性を重視したエンジンとなっている。

 高回転型のエンジンでないので刺激には欠けるが、ロングツーリングでは疲労感なく

長距離を走ることができる。

以上の文はCB1300SFのインプレをした時に書いたものだが、XJR1300についてもほぼ同等の

印象を受けた、細かいことを言えば、空冷であるため多少振動が強いなどの違いがあるかも

しれないが、2台を連続して乗り比べない限りわからないレベルだと思う。


  

高速性能

 高速性能については、今回高速道路を利用しなかったので正確なところは分からないが、

CB1300SF同様、YZF-R1のようなリッターSS、ZX-14Rのようなメガスポ、ニンジャ1000のような

スポーツツアラーに対し、ワンランク劣るが、日本の高速道路での走行には全く不足なく、

160キロ程度まで軽々加速し、140キロでの巡航は楽々こなすレベルにあると思われる。


コーナリング

 コーナリングについてもCB1300同様、重量があるため軽快感はないが、

一度コーナリング状態に入ってしまえば安定感は高く、 安心してコーナリングを楽しむことができる

がCB1300よりも若干だが、スポーティなハンドリングであるように感じた。

 しかし狙ったラインを確実にトレースできるハンドリングの洗練度では若干劣っているようにも感じた。


   

取り回し

 CB1300と比較すれば多少はマシとはいえ250キロの巨体を誇るので、取り回し易いとは決して言えないバイクである。

燃費

 実測燃費で17キロと排気量に応じた燃費だが、国内向けの車両としては珍しく、プレミアム指定なので

コスト的には苦しいところである。(空冷エンジンでこの性能を発揮しようと思うと、仕方がないのだろう)


メーター・デザイン

 古典的なネイキッドスタイルでバイクに興味のない人が見れば、CB1300と見分けがつかないだろう。

しかし、これはXJR1300が悪いというわけでなくCB1300を褒めるべきなのだが、価格の違いもあって、

塗装、エンブレムなど車両全体の質感はCB1300に劣っていることは感じられる。


     

 メーターについてはマイナーチェンジ前のCB1300と同じく、デジタル部分がほとんどない古典的なメーターで

バイクのコンセプトにはよくマッチしている。




 総評

 上のインプレでもわかるように、個人的にはXJR1300はかなりの部分でCB1300に少しずつ劣っていると感じる。

しかし価格を見ればわかるように、CB1300はXJR1300と比較し20万近く高価で、実際にはワンランク格上のバイクと言える。

 価格面でより近いCB1100と比較すれば、性能面では排気量が上なだけあって多くの部分で上回っており、XJRの巨体が

気にならないなら、コストパフォーマンスが高いバイクといえるだろう。

 

  
   
   




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バイクでの転倒について 

2015-04-07 23:42:40 | ツーリング 総合
 今回は全く面白くない記事ですが、私自身の戒めのために記すので、ご容赦ください。

 

 2015年4月5日19:30ころ、ふりつづけた雨で完全にウエット状態になった国道1号線を

CRF250Lで60キロから70キロ程度の速度で走行中、目の前の信号が黄色となり、
 
 一瞬躊躇したが、フロントブレーキをかけたところ、即座にフロントからスリップし転倒。

すぐに立ち上がることができたので、バイクを起こし歩道によせバイクのダメージを確認すると、

ハンドルガードがついているにも関わらず、フロントブレーキレバーの先が折れ、カウルにも少し傷がついている。

 ハンドルガードの傷は大きいがバイク自体のダメージは少なくてよかっと安心し、

転倒した場所がバイクを購入したレットバロンの近くだったので、自走で持っていき修理に出そうと

走りだしたところ、走りに違和感を感じフロントがゆがんでいること確証した。

 レットバロンでも、やはりフロントが歪んでいるという診断だったので、そのままバイクを預け帰宅した。
 
 4月7日現在まだレットバロンからの連絡はなく修理にいくらかかるのか? もしくは廃車になってしまうのか

まだ不明な状態である。

 

 一方自分の体の方だが、あれだけの転倒をしたわりには激痛が走る部分もなく、一旦は安心したが、

非常に強い衝撃をうけた右の手のひらに痛みが残り、うまい具合に月曜日午前中が有給だったので

朝から病院に行き、レントゲンを撮ったところ、恐れていた通り骨折しているとの診断だった。

 もっと大きな病院でみてもらったほうが良いということになり、医者に紹介状を書いてもらい、

半日有給を1日有給に延長し、午後はそのまま大病院に出向き、MRIで右手を詳しく調べてもらい

その日は帰宅したのであった。

 次の日に再び午前有給をとって、診断結果を聞きに行ったところ

右 豆状骨の骨折と診断され、しばらくギブスをはめての生活することとなった。

 幸いにもその他の骨に異常はなく、日常生活にはほとんど問題が無い程度で済んだのは、

あれだけの転倒をした割には、不幸中の幸いと言えるだろう。

(しかしバイクは廃車になるかもしれないが)


   
(豆状骨骨折のため、しばらくはギブス付きの生活となる)


(プロテクターも付けず、ジーパンの上にカッパを着ただけの状態だった両膝の傷が、この程度で済んだのはかなりの幸運である)



ここで反省も兼ねて、今までの自分の転倒を覚えている限り、バイク別にまとめ要因を解析してみたいと思う。(リンク先はそのバイクの記事や転倒内容に続く)


(1)KCR125 ・・・ まだ自分が初心者だったこと、125CCの割りに巨大な車体、しかしプアなタイヤと相まって3回も転倒している。

  ア 雨の茶臼山の急な下りでフロントからスリップし転倒、両膝に大きなダメージを受け、プロテクターの必要性を痛感。 要因:雨
  イ 諏訪湖への人生初めてのロングツーリングの際にカーブの先から急に現れた車にパニックブレーキをかけて転倒。
    両膝にプロテクターを装備していたので、激しい転倒だった割には、ほとんど怪我はなし。             要因:技術不足
  ウ 雨の日に会社からの帰宅途中にて、なんの変哲もない交差点でブレーキをかけたところ転倒。
    膝を擦りむいたが、低速だったので大きなダメージなし。                            要因:雨

(2)GSR400 ・・・ 所有期間が短かったので、1度立ちごけしたのみ。
  ア 坂道で停止中、立ちゴケ。 バイクのシフトペダルは折れたが体には問題なし。                  要因:技術不足       

(3)FJ1200 ・・・ 巨体で曲がらないバイクだったので、それが要因で転倒。
  ア 曲がりきれず、トンネルの壁に衝突し転倒。 ブレーキングでかなり減速していたので怪我はなし。         要因:技術不足・スピード
  イ すり抜け時に歩道の段差にバランスを崩し転倒。 低速だったの擦り傷で済む。                  要因:技術不足・夜
 
(4)YZF-R1 98年式 ・・・初心者の癖に運転が難しいSSにのっていたので4回も転倒
  ア Uターンで曲がろうとして、曲がりきれず転倒。 低速のため怪我はなし。                     要因:技術不足                    
  イ 夜の市街地を走行中脇道から急に車が出てきたため、パニックブレーキにて転倒                  要因:夜・相手の車・スピード
    結構な速度で転倒していたが、レザーパンツによりほぼノーダメージ
  ウ 冬の凍結路にてスリップして転倒。 レザーパンツによりほぼノーダメージ                    要因:無謀なコース設定
  エ 緩いカーブでなぜか曲がりきれず、歩道のブロックに衝突し転倒。                        要因:漫然運転
    左脇腹を歩道に打ち付け大きな痣ができたが、幸い骨には異常なし。

(5)Z750S ・・・ バランスのとれた乗りやすいバイクだが、急なブレーキにはABSがないため対応できない
  ア 坂道での停車で立ちゴケ                                           要因:技術不足
  イ 市街地を直進中、右折待ちのバイクが、急に右折するモーションを見せたのでパニックブレーキにて転倒。
    通勤着だったので両膝をかなり擦りむく。                                           要因:相手のバイク・スピード

(6)スポーツシティ250IE ・・・ ラージホイールでスクーターとしては安定していることもあって、自業自得な転倒のみ  
  ア 冬に無理な峠を走行して、凍結した道でスリップ                                要因:無謀なコース設定   

(7)CRF250L ・・・ オフタイヤであるため、タイヤのグリップは低い
  ア 今回の転倒、雨、夜、スピードとすべての要素が役満で揃ったため発生。                     要因:雨、夜、スピード


 自分が所有した愛車で、一度も転倒しなかった、もしくは転倒していないバイクは以下の5台である

(1)CBR1100XX   ・・・ 低い重心と長い車軸間距離があいまって安定性はかなり高いバイクだった。
(2)YZF-R1 09年式 ・・・ 所有するバイクのなかで一番高価なため大事に乗っていること、ブレーキ性能や車体剛性がずば抜けていることもあり無転倒 
(3)XR400モタード ・・・ 軽い車重とグリップが高いタイヤとの相乗効果で安定性は高いバイクだった。
(4)MT-07     ・・・ 買ったばかりなので走行距離は短いが、特性としてはXR400に近い。

(5)KSR110     ・・・ 初めてのバイクでジャックナイフを起こしたりもしたが、奇跡的に転倒なし

 上で説明したようにバイクに乗り始めてから計14回転倒しているが、そこから生じた教訓を記すので、

何かの縁でこのブログを見てくれた人は参考にして欲しい。


1.バイクに乗り始めて1年以内はとくに注意
 
 14回の転倒中10回はバイクに乗り始めてから1年以内に発生したが、少なくとも8回の転倒は、

 現在の技術があれば防げたものと考えられる。

2.雨が降った夜にはとくに注意

 雨、夜の視界の悪さ、それぞれ単独でも転倒もしくは事故のリスクを大きく増大させるが、

 それが複合された場合、相乗効果により事故のリスクは単独とは比較にならないほど増幅する。

3.とくに市街地ではスピードに注意

 交通量や信号が少ない峠のワインディングとちがい、対向車や信号が多い市街地では急ブレーキから

 転倒につながるリスクが大きくなる。

4.冬の峠道には注意

 冬場はバイクが走れる場所が少なく、少し暖かい日はつい山道を走ってみたくなるが、平野とちがい凍結路が

 残っているリスクが大きいので、路肩に雪が見えたらすぐに引き返す程の注意深さが必要である。

5.ABSは装着したほうが良い

 いままでの転倒のいくつか(とくにパニックブレーキによるもの)はABSがあればもしかした回避できたかもしれない。
 
 (にも関わらず数万円をけちってMT-07はABSなしを購入してしまった) 


 





 
コメント (1)
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