
14年2月1日、2日とレンタルバイク浜松にて
ニンジャ1000をレンタルし580キロ程度ツーリング
したのでインプレしたい。

走行コース
1日
東名高速 浜松西~沼津 ⇒ 伊豆縦貫道 ⇒ 国道1号 ⇒ 県道20号
⇒ 伊豆スカイライン ⇒ 県道12号 ⇒ 西伊豆スカイライン
⇒ 県道59号 ⇒ 県道15号 ⇒ 国道414号 ⇒ 県道16号 ⇒ 国道136号
2日
国道135号 ⇒ 県道14号 ⇒ 国道414号 ⇒ 国道136号 ⇒
西伊豆スカイライン ⇒ 県道127 ⇒ 県道17号 ⇒ 国道414号
⇒ 東名高速 沼津~浜松西
性能
■エンジン型式 = 水冷4ストローク並列4気筒 / DOHC4 バルブ
■総排気量 = 1,043cc
■ボア×ストローク = 77.0mm×56.0mm
■最高出力 = 138PS/9,600rpm
■最大トルク = 11.2kgf/7,800 rpm
■トランスミッション = 常噛6段リターン
■サイズ = 全長2,105×全幅790×全高1,170mm
■シート高 = 820mm
■ホイールベース = 1,445mm
■車両重量 = 228kg(整備質量)
■タンク容量 = 19.0L
■Fタイヤサイズ = 120/70-17
■Rタイヤサイズ = 190/50-17
定価 124万円(ABSなし) 131万円(ABS付)
私の愛車Z750Sはニンジャ1000の前身と言ってもよい車両だが、
Z750Sは単にZ750をハーフカウルにしただけであったため、
あまりヒットせず、2年で廃止となってしまった。
それを反省してか、ニンジャ1000はベースである
Z1000に対し、カウルを取り付けるだけでなく
ハンドルポジション、燃料タンク、ウィンドウプロテクションなども
大幅に見直し、ツーリングに最適なバイクに仕立て直し、かなりのヒット作となった。
・エンジンフィーリング・高速性能
ZX-14RやVFR1200輸出仕様、YZF-R1のようなトルクの太さは感じないが、
軽快に吹け上がり、高速などで少しひねるとあっという間に150キロに
達する、完成度の高い、優等生的な4気筒エンジンである。
強烈なウィンドウプロテクションと軽快に吹け上がるエンジンとの
相乗効果によってか高速性能は素晴らしく、個人的な感想としては
ZX-14R以上に高速道路でのスピードが出しやすく感じた。
馬力が120PS以上あるクラスのバイクになると、馬力よりもウインドウ
プロテクションの方が高速での快適性に直結するからであろうか。
・コーナリング
他のオーバーリッターバイクと比較したときの最大の特徴は、
車体の軽さからくる、コーナリングの軽快さである。
この軽快さはZ750Sを上回るほどで、ミドルクラスのバイクと同等と
言ってもよく、クイックなハンドリングが好みのライダーには、
最適なハンドリングと言える。
・乗り心地
ハンドルが下記の写真のように、ハンドルポストからかなり高い位置まで延長されており
ほぼ直立の姿勢で搭乗できるため疲れにくく、ダンパーも硬すぎず、柔らかすぎずと
ロングツーリングに適した設定となっている。
上でも述べたが、かなり大きめのフロントウィンドウが装備されているため、
走行時に受ける風圧が少ないことも快適性の向上に貢献している。



・取り回し
シート高は820MMとそこそこ高いが、車体が細いため足つきは悪くなく、
このクラスのバイクとしてはかなり軽量なため、取り回しは良好と言える。
・燃費
リッター17キロ~18キロとCB1300SBとほぼ同等な燃費ではあるが、
パワーの差を考えるとなかなか良好と評価できる。
またタンク容量が19リットルとワンサイズ大き目なので、
ツーリング中も余裕を持って給油できる。
メーター・デザイン


メーターについては特に特徴のないメーターではあるが、シフトインジケーターも外気温度計もついていないので、
表示される情報量は物足りない。

















デザインはZX10Rやニンジャ250に続く、川崎デザインの新しい流れの先頭を切っただけあって、
万人受けるする、端正なデザインと言える。
総評
以前試乗したCBR400Rの感想を「オール80点」と評したが、このニンジャ1000は価格が2倍なだけあって、
「オール95点」と述べても良いほど、バランスのとれた良いバイクである。
これまでに試乗したリッターオーバーのバイクと比較してみると、
対 CB1300SB
価格はほぼ同等であるが、パワー、ウィンドウプロテクションなどはニンジャ1000が大きく上回る。
ハンドリングの味付けは、軽快性を売りとしたニンジャ1000、安定性を重視したCB1300SBと大きく異なる。
全体的にはニンジャ1000の方が優位にあると思うが、CB1300SBは車重は重いが、シート高はかなり低く、
足つきが良好で、エンジンもトルク重視なので、まったりと走りたいライダーはこちらを選択するのもありだろう。
対 ZX-14R
価格は20万ほど14Rが高い。
パワーはもちろん圧倒的に14Rが優位であるが、日本の公道でその優位さを表すのは不可能に近く、
私程度の腕のライダーでは、軽快なニンジャ1000の方が峠などでは、速く走ることができる。
しかし14Rの個性は強烈で、ライダーを引き付けるし、質感・電子装備もフラッグシップだけあって
かなりのものなので、14Rが欲しい人はそれ以外のバイクには目もくれないのではないだろうか。
Z1000譲りの軽い車体、軽快なハンドリング、高出力エンジンをベースに、
強力な風防、安楽なハンドルポジション、大きめのタンクなどツアラーに
必要な改良を加えたニンジャ1000は、長距離ツーリングをしながら、各地のワインディングを
楽しみたいライダーには絶対オススメである。
2017年式 ニンジャ1000 へ続く
ニンジャ1000をレンタルし580キロ程度ツーリング
したのでインプレしたい。

走行コース
1日
東名高速 浜松西~沼津 ⇒ 伊豆縦貫道 ⇒ 国道1号 ⇒ 県道20号
⇒ 伊豆スカイライン ⇒ 県道12号 ⇒ 西伊豆スカイライン
⇒ 県道59号 ⇒ 県道15号 ⇒ 国道414号 ⇒ 県道16号 ⇒ 国道136号
2日
国道135号 ⇒ 県道14号 ⇒ 国道414号 ⇒ 国道136号 ⇒
西伊豆スカイライン ⇒ 県道127 ⇒ 県道17号 ⇒ 国道414号
⇒ 東名高速 沼津~浜松西
性能
■エンジン型式 = 水冷4ストローク並列4気筒 / DOHC4 バルブ
■総排気量 = 1,043cc
■ボア×ストローク = 77.0mm×56.0mm
■最高出力 = 138PS/9,600rpm
■最大トルク = 11.2kgf/7,800 rpm
■トランスミッション = 常噛6段リターン
■サイズ = 全長2,105×全幅790×全高1,170mm
■シート高 = 820mm
■ホイールベース = 1,445mm
■車両重量 = 228kg(整備質量)
■タンク容量 = 19.0L
■Fタイヤサイズ = 120/70-17
■Rタイヤサイズ = 190/50-17
定価 124万円(ABSなし) 131万円(ABS付)
私の愛車Z750Sはニンジャ1000の前身と言ってもよい車両だが、
Z750Sは単にZ750をハーフカウルにしただけであったため、
あまりヒットせず、2年で廃止となってしまった。
それを反省してか、ニンジャ1000はベースである
Z1000に対し、カウルを取り付けるだけでなく
ハンドルポジション、燃料タンク、ウィンドウプロテクションなども
大幅に見直し、ツーリングに最適なバイクに仕立て直し、かなりのヒット作となった。
・エンジンフィーリング・高速性能
ZX-14RやVFR1200輸出仕様、YZF-R1のようなトルクの太さは感じないが、
軽快に吹け上がり、高速などで少しひねるとあっという間に150キロに
達する、完成度の高い、優等生的な4気筒エンジンである。
強烈なウィンドウプロテクションと軽快に吹け上がるエンジンとの
相乗効果によってか高速性能は素晴らしく、個人的な感想としては
ZX-14R以上に高速道路でのスピードが出しやすく感じた。
馬力が120PS以上あるクラスのバイクになると、馬力よりもウインドウ
プロテクションの方が高速での快適性に直結するからであろうか。
・コーナリング
他のオーバーリッターバイクと比較したときの最大の特徴は、
車体の軽さからくる、コーナリングの軽快さである。
この軽快さはZ750Sを上回るほどで、ミドルクラスのバイクと同等と
言ってもよく、クイックなハンドリングが好みのライダーには、
最適なハンドリングと言える。
・乗り心地
ハンドルが下記の写真のように、ハンドルポストからかなり高い位置まで延長されており
ほぼ直立の姿勢で搭乗できるため疲れにくく、ダンパーも硬すぎず、柔らかすぎずと
ロングツーリングに適した設定となっている。
上でも述べたが、かなり大きめのフロントウィンドウが装備されているため、
走行時に受ける風圧が少ないことも快適性の向上に貢献している。



・取り回し
シート高は820MMとそこそこ高いが、車体が細いため足つきは悪くなく、
このクラスのバイクとしてはかなり軽量なため、取り回しは良好と言える。
・燃費
リッター17キロ~18キロとCB1300SBとほぼ同等な燃費ではあるが、
パワーの差を考えるとなかなか良好と評価できる。
またタンク容量が19リットルとワンサイズ大き目なので、
ツーリング中も余裕を持って給油できる。
メーター・デザイン


メーターについては特に特徴のないメーターではあるが、シフトインジケーターも外気温度計もついていないので、
表示される情報量は物足りない。

















デザインはZX10Rやニンジャ250に続く、川崎デザインの新しい流れの先頭を切っただけあって、
万人受けるする、端正なデザインと言える。
総評
以前試乗したCBR400Rの感想を「オール80点」と評したが、このニンジャ1000は価格が2倍なだけあって、
「オール95点」と述べても良いほど、バランスのとれた良いバイクである。
これまでに試乗したリッターオーバーのバイクと比較してみると、
対 CB1300SB
価格はほぼ同等であるが、パワー、ウィンドウプロテクションなどはニンジャ1000が大きく上回る。
ハンドリングの味付けは、軽快性を売りとしたニンジャ1000、安定性を重視したCB1300SBと大きく異なる。
全体的にはニンジャ1000の方が優位にあると思うが、CB1300SBは車重は重いが、シート高はかなり低く、
足つきが良好で、エンジンもトルク重視なので、まったりと走りたいライダーはこちらを選択するのもありだろう。
対 ZX-14R
価格は20万ほど14Rが高い。
パワーはもちろん圧倒的に14Rが優位であるが、日本の公道でその優位さを表すのは不可能に近く、
私程度の腕のライダーでは、軽快なニンジャ1000の方が峠などでは、速く走ることができる。
しかし14Rの個性は強烈で、ライダーを引き付けるし、質感・電子装備もフラッグシップだけあって
かなりのものなので、14Rが欲しい人はそれ以外のバイクには目もくれないのではないだろうか。
Z1000譲りの軽い車体、軽快なハンドリング、高出力エンジンをベースに、
強力な風防、安楽なハンドルポジション、大きめのタンクなどツアラーに
必要な改良を加えたニンジャ1000は、長距離ツーリングをしながら、各地のワインディングを
楽しみたいライダーには絶対オススメである。
2017年式 ニンジャ1000 へ続く
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