
13年12月21日にレンタルバイク浜松にて、
マジェスティをレンタルし240キロ程度ツーリング
したのでレビューしたい。

当日のコース 走行距離 240キロ
東名高速(浜松西~静岡) ⇒ 国道150号 ⇒ 静岡県道199号 ⇒ 清水日本平パークウェイ ⇒ 日本平パークウエイ旧道(往復)
⇒ 清水日本平パークウェイ ⇒ 静岡県道74号 ⇒ 国道150号 ⇒ 国道1号バイパス ⇒ 静岡県道65号
性能
認定型式/原動機打刻型式
JBK-SG20J/G359E
全長×全幅×全高
2,175mm×770mm×1,185mm
シート高
700mm
軸間距離
1,550mm
最低地上高
110mm
車両重量
188kg
舗装平坦路燃費
38.0km/L(60km/h)
原動機種類
水冷・4ストローク・SOHC・4バルブ
気筒数配列
単気筒
総排気量
249cm3
内径×行程
68.0mm×68.6mm
圧縮比
10.8:1
最高出力
14kW(19PS)/6,500r/min
最大トルク
22N・m(2.2kgf・m)/5,000r/min
始動方式
セルフ式
潤滑方式
強制圧送ウェットサンプ
エンジンオイル容量
1.7L
燃料タンク容量
12L
燃料供給
フューエルインジェクション
点火方式
TCI(トランジスタ式)
バッテリー容量/種類
12V, 8.6AH(10H)/YTZ10S
1次減速比/2次減速比
1.000/7.325
クラッチ形式
乾式, 遠心, シュー
変速機形式
Vベルト式/オート
変速比
2.400~0.780:無段変速
フレーム形式
バックボーン
キャスター/トレール
27°00′/106mm
タイヤサイズ (前/後)
110/90-13M/C 55P(チューブレス)/
140/70-12 65L(チューブレス)
ブレーキ形式 (前/後)
油圧式シングルディスク/油圧式シングルディスク
懸架方式 (前/後)
テレスコピック/ユニットスイング
ヘッドランプバルブ種類/ヘッドランプ
ハロゲンバルブ/12V, 55W×2
乗車定員
2名
価格 702,450円
ちょうど先週、マジェスティの弟分であるマジェスティSでツーリングしたばかりなので、両者の比較をしながらレビューしたいと思う。
エンジンフィーリング
マジェスティS(以下MJS)がアクセルにダイレクトに反応する感覚だったの対し、マジェスティ(以下MJ)はいかにもスクーターらしく、
中間にベルトが介在している感覚が強く、アクセルに対し穏やかに反応するエンジンフィーリングとなっている。
動力性能は、高速道路上でメーター読みで計測すると、平地なら125キロ程度で巡航可能、最高速度は130キロ程度、東名高速上りの牧之原付近の上り坂では、105キロまで低下する程度であった。
この部分では排気量がものをいい、MJSに対して概ね20キロ上の速度で走行できる。
高速道路での走行は、前面のカウルとフロントスクリーンのおかげでかなり快適であり、得意分野と言える。
コーナリング・乗り心地
コーナリングについては車高が低く、サスが柔らかいためか、下の写真のような峠の下りコーナーでは、センタースタンドが接地してしまい、
積極的にコーナリングを楽しむことはできない。
また上で指摘したように、アクセルに対するエンジンの反応も少し鈍いので、細く狭い峠道における走行は、
バンク角が深く、エンジンのレスポンスがクイックなMJSと比較すると大きく劣る部分である。

その反面、乗り心地についてはサスが柔らかに設定されており、路面の衝撃をある程度吸収してくれるので、サスが固く
路面の衝撃をダイレクトに伝えるMJSをはるかに上回る。




取り回し
シート高が700mmとMJSの795mmを下回り、足つきは大変良好と言える。
ただ車体がかなり大きいいため、Uターンやすり抜けについては注意が必要である。

燃費
今回のツーリングにおける燃費はリッター23キロと以前試乗したT-MAXとほぼ同等であり、
かなり不満が残る結果となった。
メーター・スタイリング
メーターはバイクというより乗用車に近く、個人的にはMJSのほうが好みである。

スタイリングは、デザインを優先した結果、大柄なボディとなってしまったが、国産のスクーターの中では一番美しい(格好良いではない)
デザインだと思う。









収納
正真正銘のビックスクーターだけあって、その収容能力は素晴らしく、シート下にフルフェイスヘルメットとリックサックを収納しても、まだスペースに余裕がある。




さらにフロントには、電子ロック付きと鍵無しのBOXが左右に装備されている。


電子装備
MJの大きな特徴として、電子装備の充実がある。
ワイヤレスキーをもって、ダッシュボード中央のボタンを短く押すとエンジン始動、長く押すとエンジン停止、左側のボタンは電子ロック付きフロントBOXの開閉、
右側のボタンはシート下トランクの開閉、ヒューエルタンク開閉の機能が割り当てられている。
ワイヤレスキーは一度出発してしまえば、キーをジャケットのポケットに入れっぱなしで良いので、キー紛失の恐れがなくなり、
予想以上の利便性を感じた。


総評
このレンタルツーリングにより、ヤマハの3車種のスクータT-MAX、MJS、MJの試乗が完了したので、それぞれの性能を5段階評価したい。
マジェスティ T-MAX マジェスティS
高速性能 2 4 1
ワインディング 2 5 4
乗り心地 3 4 2
燃費 2 2 4
収納 5 3 2
各種装備 5 2 2
スタイル 4 4 2
価格 3 2 5
合計 26 26 22
点数をつけてみるとT-MAXとMJが互角で、MJSが劣っているが、ワインディングでの性能を最重視しているので、
私個人の評価としてはT-MAX > MJS > MJ の順番となる。
今回のレンタルで改めて感じたのは、MJSはやはりMJの弟分というよりT-MAXの弟分で、台湾での名称であるS-MAXの
ほうがふさわしく、MJは他の2車とは全く性格が異なっているということである。
T-MAX、MJSが車で言うならスポーツカー、ライトウェイトスポーツに該当するとすれば、MJはアッパーミドルセダン
に該当すると言える。
MJは峠などでのスポーツ走行にはあまり向いていないが、豊富な収納スペースと余裕のあるリアシートを持っており、
夫婦や恋人同士でタンデムでツーリングや小旅行に出かける場合、最高にマッチした車両ではないだろうか。
マジェスティをレンタルし240キロ程度ツーリング
したのでレビューしたい。

当日のコース 走行距離 240キロ
東名高速(浜松西~静岡) ⇒ 国道150号 ⇒ 静岡県道199号 ⇒ 清水日本平パークウェイ ⇒ 日本平パークウエイ旧道(往復)
⇒ 清水日本平パークウェイ ⇒ 静岡県道74号 ⇒ 国道150号 ⇒ 国道1号バイパス ⇒ 静岡県道65号
性能
認定型式/原動機打刻型式
JBK-SG20J/G359E
全長×全幅×全高
2,175mm×770mm×1,185mm
シート高
700mm
軸間距離
1,550mm
最低地上高
110mm
車両重量
188kg
舗装平坦路燃費
38.0km/L(60km/h)
原動機種類
水冷・4ストローク・SOHC・4バルブ
気筒数配列
単気筒
総排気量
249cm3
内径×行程
68.0mm×68.6mm
圧縮比
10.8:1
最高出力
14kW(19PS)/6,500r/min
最大トルク
22N・m(2.2kgf・m)/5,000r/min
始動方式
セルフ式
潤滑方式
強制圧送ウェットサンプ
エンジンオイル容量
1.7L
燃料タンク容量
12L
燃料供給
フューエルインジェクション
点火方式
TCI(トランジスタ式)
バッテリー容量/種類
12V, 8.6AH(10H)/YTZ10S
1次減速比/2次減速比
1.000/7.325
クラッチ形式
乾式, 遠心, シュー
変速機形式
Vベルト式/オート
変速比
2.400~0.780:無段変速
フレーム形式
バックボーン
キャスター/トレール
27°00′/106mm
タイヤサイズ (前/後)
110/90-13M/C 55P(チューブレス)/
140/70-12 65L(チューブレス)
ブレーキ形式 (前/後)
油圧式シングルディスク/油圧式シングルディスク
懸架方式 (前/後)
テレスコピック/ユニットスイング
ヘッドランプバルブ種類/ヘッドランプ
ハロゲンバルブ/12V, 55W×2
乗車定員
2名
価格 702,450円
ちょうど先週、マジェスティの弟分であるマジェスティSでツーリングしたばかりなので、両者の比較をしながらレビューしたいと思う。
エンジンフィーリング
マジェスティS(以下MJS)がアクセルにダイレクトに反応する感覚だったの対し、マジェスティ(以下MJ)はいかにもスクーターらしく、
中間にベルトが介在している感覚が強く、アクセルに対し穏やかに反応するエンジンフィーリングとなっている。
動力性能は、高速道路上でメーター読みで計測すると、平地なら125キロ程度で巡航可能、最高速度は130キロ程度、東名高速上りの牧之原付近の上り坂では、105キロまで低下する程度であった。
この部分では排気量がものをいい、MJSに対して概ね20キロ上の速度で走行できる。
高速道路での走行は、前面のカウルとフロントスクリーンのおかげでかなり快適であり、得意分野と言える。
コーナリング・乗り心地
コーナリングについては車高が低く、サスが柔らかいためか、下の写真のような峠の下りコーナーでは、センタースタンドが接地してしまい、
積極的にコーナリングを楽しむことはできない。
また上で指摘したように、アクセルに対するエンジンの反応も少し鈍いので、細く狭い峠道における走行は、
バンク角が深く、エンジンのレスポンスがクイックなMJSと比較すると大きく劣る部分である。

その反面、乗り心地についてはサスが柔らかに設定されており、路面の衝撃をある程度吸収してくれるので、サスが固く
路面の衝撃をダイレクトに伝えるMJSをはるかに上回る。




取り回し
シート高が700mmとMJSの795mmを下回り、足つきは大変良好と言える。
ただ車体がかなり大きいいため、Uターンやすり抜けについては注意が必要である。

燃費
今回のツーリングにおける燃費はリッター23キロと以前試乗したT-MAXとほぼ同等であり、
かなり不満が残る結果となった。
メーター・スタイリング
メーターはバイクというより乗用車に近く、個人的にはMJSのほうが好みである。

スタイリングは、デザインを優先した結果、大柄なボディとなってしまったが、国産のスクーターの中では一番美しい(格好良いではない)
デザインだと思う。










収納
正真正銘のビックスクーターだけあって、その収容能力は素晴らしく、シート下にフルフェイスヘルメットとリックサックを収納しても、まだスペースに余裕がある。




さらにフロントには、電子ロック付きと鍵無しのBOXが左右に装備されている。


電子装備
MJの大きな特徴として、電子装備の充実がある。
ワイヤレスキーをもって、ダッシュボード中央のボタンを短く押すとエンジン始動、長く押すとエンジン停止、左側のボタンは電子ロック付きフロントBOXの開閉、
右側のボタンはシート下トランクの開閉、ヒューエルタンク開閉の機能が割り当てられている。
ワイヤレスキーは一度出発してしまえば、キーをジャケットのポケットに入れっぱなしで良いので、キー紛失の恐れがなくなり、
予想以上の利便性を感じた。


総評
このレンタルツーリングにより、ヤマハの3車種のスクータT-MAX、MJS、MJの試乗が完了したので、それぞれの性能を5段階評価したい。
マジェスティ T-MAX マジェスティS
高速性能 2 4 1
ワインディング 2 5 4
乗り心地 3 4 2
燃費 2 2 4
収納 5 3 2
各種装備 5 2 2
スタイル 4 4 2
価格 3 2 5
合計 26 26 22
点数をつけてみるとT-MAXとMJが互角で、MJSが劣っているが、ワインディングでの性能を最重視しているので、
私個人の評価としてはT-MAX > MJS > MJ の順番となる。
今回のレンタルで改めて感じたのは、MJSはやはりMJの弟分というよりT-MAXの弟分で、台湾での名称であるS-MAXの
ほうがふさわしく、MJは他の2車とは全く性格が異なっているということである。
T-MAX、MJSが車で言うならスポーツカー、ライトウェイトスポーツに該当するとすれば、MJはアッパーミドルセダン
に該当すると言える。
MJは峠などでのスポーツ走行にはあまり向いていないが、豊富な収納スペースと余裕のあるリアシートを持っており、
夫婦や恋人同士でタンデムでツーリングや小旅行に出かける場合、最高にマッチした車両ではないだろうか。
YCCATを使用すればMJSやTMAXに負けないレスポンスで気持ちよくワインディングを走れます。
通常のドライブモードだけでシフトダウンなしに走行しただけの感想は全く閲覧者に役立たないかと思います。