バイク試乗/レンタルおよびツーリング日記

お勧めのツーリングコースや試乗、レンタルしたバイクについてレポートします。

ZX-14R その1

2013-11-20 19:47:59 | バイク試乗、レンタル カワサキ
 2013年11月16日から17日にかけて、レンタルバイク浜松にて

ZX1-14Rをレンタルし、箱根、伊豆を600キロほどツーリングしたので、

インプレしたい。



ツーリングコース 605キロ


主なルート 

1日目 

 東名高速(浜松西⇒沼津)~ 国道1号線 ~ トーヨータイヤターンパイク ~ 国道135号 ~

県道75号(椿ライン) ~ 芦ノ湖・箱根スカイライン

2日目

 国道138号 ~ 県道75号 ~ 県道20号 ~ 伊豆スカイライン ~ 西伊豆スカイライン ~

県道17号 ~ 国道414号 ~ 県道24号 ~ 国道469 ~ 新東名(新富士) ~ 東名(浜松西)





 
主要スペック

型式
全長(mm) 2170 全幅(mm) 770
全高(mm) 1170 ホイールベース(mm) 1480
シート高(mm) 800 最低地上高(mm) 125
乾燥重量(kg) 総重量(kg) 265
サスペンション形式(前) テレスコピック サスペンション形式(後) スイングアーム
キャスター角 23° トレール(mm) 93
ブレーキ形式(前) ダブルディスク ブレーキ形式(後) ディスク
タイヤサイズ(前) 120/70ZR17 M/C 58W タイヤサイズ(後) 190/50ZR17 M/C 73W


■エンジン・トランスミッション

エンジン型式 エンジン種類 水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量 1441 圧縮比(:1) 12.3
ボア(mm) 84 ストローク(mm) 65
最高出力(kW/rpm) 147.2(200PS)/10000 最大トルク(N・m/rpm) 162.5(16.6kgf・m)/7500
始動方式 セル 点火方式 フルトランジスタ
クラッチ形式 湿式多板 変速機形式 6段リターン
燃料供給方式 インジェクション 潤滑方式 ウエットサンプ
燃料タンク容量(L) 22 燃料消費率(km/L)


■カラー・価格

カラーバリエーション
メーカー小売価格
\1,566,000 メタリックミッドナイトサファイヤブルー

\1,566,000 パールスターダストホワイト

\1,588,000 メタリックスパークブラック/ゴールデンブレイズドグリーン(スペシャルエディション)





エンジンフィーリング

 4気筒のスムーズさと大トルクを両立させる、とてつもないエンジンである。

大排気量に物を言わせ、どのギアでも強力に加速する。

 あまりにもスムーズに加速するため、オーバースピードでコーナに突入しないよう注意が必要である。


高速性能

 言うまでもなくすばらしく、高速道路で140キロで巡航するくらいでは、楽ちんすぎて

眠くなるほどである。

コーナリング

 安定性はとてつもないが、その重さもあって軽快とはいかず、特に椿ライン様な

タイトコーナーがつづく峠では、ややアンダー気味と感じた。

取り回し

 シート高も比較的高く、重量もあるので、小柄な人はかなりの覚悟が必要だろう。

燃費

 リッター15キロから17キロと、このクラスとしては標準的と言える。

その他長所

・バックミラーは高速でも振動が少なく、後方が確認しやすい。

・メータの機能が多彩で、外気温・航続可能距離・バッテリー電圧・

 平均/瞬間燃費などが確認可能。

総評


 このZX-14Rの主な性能を、以前に試乗したVFR1200F(輸出仕様)、CB1300スーパーボルドールおよび

以前の愛車CBR100XX(中古)と比較してみる。


      ZX-14R     隼      VFR1200F    CB1300SB   CBR1100XX
パワー 200PS/162.5N  197PS/155N   172PS/111N   101PS/114N   152/124N

車重   265KG      266KG     268KG      272KG    256KG

シート高 800mm     805mm    790mm     780mm   810mm

価格   156.6万円   166.9万円    157.5万円    130万円    50万程度
 


ZX-14R VS 隼

 隼は1年ほど前に日帰りでレンタルした程度なので記憶が曖昧だが、隼をベンチマークに

開発されただけあって、エンジンの洗練度などでZX-14Rがリードしているように思えた。

 今のところ、隼のデザインが気に入っている、隼のブランドバリューに憧れているなど

理由がない限り、ZX-14を選んだほうか良いだろう。

 ただし隼は、もう少しで国内仕様が発売されるので、購入のしやすさではZX-14Rを大きく

リードするだろう。

 ZX-14R 対 VFR1200F(輸出仕様)

 直4とV4と大きくエンジンフィーリングは異なるが、個人的にはほとんどの部分で

ZX-14Rが優れていると感じた。

 もしVFR1200Fを選ぶなら、国内仕様のDCT搭載車両を選択するのがベストだろう。


 ZX-14R 対 CB1300SB

 パワー面では比較にならないが、アップライトな乗車姿勢、比較的低いシート高、価格

等を考慮すると通常のツーリングユースでは、CB1300を選択する理由も十分にある。

 ZX-14R 対 CBR1100XX

 中古のCBR1100XXでも、ZX-14Rに対し80%から90%の満足度は得られると思うので、

予算がない場合、故障覚悟でCBR1100XXの中古を狙うのもありだろう。

 
 日常生活で足として使うには、その重さもあり、かなりの覚悟が必要だが、

今回のように、高速道路を利用したロングツーリングで、酷道や険道のような悪路に

入らない場合、現在の最高水準の技術を贅沢に取り入れた、ZX-14Rは

快適で贅沢なツーリングを提供してくれる、最高の選択枝と言えるだろう。

 






 

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