霞ヶ浦のほとりで

徒然なるままに

思沢川(おもいさわがわ)

2018-07-01 22:26:06 | 趣味(詞作り)

絣の浴衣に  兵児帯
下駄を脱ぎ捨て  追いかける
神秘の光  手の中に
見せてと覗く  赤い帯
そぅ~と開けたら  逃げちゃった
川面一面  群がる蛍
思沢川の  幼い日


澱んだ空に  アスファルト
コンクリートに  囲まれて
都会に疲れて  川縁に
荒れ放題の  叢(くさむら)に
静かに瞬く  光がひとつ
思わず叫んだ生き抜けと
思沢川の青春の日


荒れた山川  見る度に
自然に儚さ  日々募り
取り戻さねばと  奮闘し
徐々に増えたよ  蛍の光
孫は喜び  追いかける
その姿は  昔の自分
思沢川の  初老の日
"「思沢川」 (オリジナル曲)緑咲香澄" を YouTube で見る

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近年全国のあちこちで蛍を復活させようと取り組まれていて、その成果が蛍の名所として実りつつあります。長野県伊那市を流れる思沢川もその一つです。
北隣の南箕輪村も「半沢ほたるまつり」が催されていて、オーディオ店をしている同級生がその半沢音頭を作りました。そこで、思沢川もと勝手に作ったのがこの詞です。
私も近くの「ホトメの里」で蛍の復活への取り組みにボランティアで参加しているので、その気持ちを込めました。
2番は、30年程前に田舎に帰省した時に広い田んぼに、たった一匹だけの光を見つけ、本当に絶滅してしまうのかと心配した気持ちを下地にしてます。


「ホトメの里」:ホタル、トンボ、メダカの棲む場所作り


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