広島一敷居の低いインテリアコーディネーターのここ20年間の記録。

うっかり木工所に嫁いでから走り抜けた20年の記録。気づいたら、医療系から転身してインテリアのプロになってましたとさ。

私の居場所。

2010-04-03 23:17:50 | 思ったこと

昨日、ボクの居場所というブログを書きながら

ふっと
昔のことを思い出したので。


自分の居場所がないってほんと寂しいことだなぁという話。



独身の頃、
「結婚しても何一つ得はない」
そう思っていた時期がありました。

仕事が充実し
忙しいながらも遊びもめいっぱい、という時期です。
お給料だってそれなりにあるし
自由な時間はごまんとある。

自分のやりたいことやって
食べたい時食べて
寝たい時寝る

1人暮らし歴5年を過ぎたころだったでしょうか。


大学をでて就職し
2年弱ほど働いた職場をやめて次の職場に移る間のわずかな自由時間。

せっかく、仕事からも一瞬解放された自由な時間

おもいきっり遠くに行きたいなぁと
旅立った場所はエジプトでした。


その、エジプトの地で
ふっと気づいた孤独感

あれ、今でも忘れません。


せっかくこんなに遠くに来たんだからと
誰かにおみやげを買って帰ろうと思った時。

当時
ちょうど彼氏もいなかったし
仕事も辞めてたし
家族は県外だし


横川駅の裏のあたりにある
古ぼけた小さな賃貸マンション住まい。
ご近所付き合いももちろん皆無。

なんと
お土産を買う相手がいないんです。



あの時
18歳からずっと一人で暮らして
自由さえ感じても寂しさなんて感じたことなかった私も
初めて、あまりに
な~んにも帰属していない自分に呆然としたものです。


当時、仕事と遊びに一生懸命で
結婚とかまったく興味無さそうな私に
田舎の母親は会うたびに口をすっぱくして

「一度は結婚だけはしてみてちょうだい。
 今まで見えなかったものが見えてくる。
 こどもが生まれればまた、さらに見えないものがみえてくる。
 だめなら別れてもいいんだから
 一度は、誰かと一緒に暮らしてみてほしい。
 今みたいに、一生を自分勝手に生きてちゃだめだよ
  じゃないと、育てが私がむくわれない」

そんな風に口うるさく言ってたけど
『古い田舎の考え』 だと一笑していた私も
あの
エジプトでふっと感じたなんともいえない孤独感が
その後
結婚願望をもたらしたような気がします。


その後、運命の人と出会い、結婚し
2児の母となり 気づけばあれから10年以上たちました。


帰るべき場所があり
自分を必要としてくれている職場があり
そしてなんといっても
頼ってくれる子どもたちがいる
大切に思ってくれている夫がいる



ありがたいことですね。

今の状況だと
到底 エジプトになんてふらっと旅に出ることはできないし
独身のころみたいに飲み歩きもできない
高い服もバッグも買えない

でも
自分の帰るべき場所ができたということは
何よりも心強く、しっかりと地に足付けて人生を歩いて行ける
そんな気がした 我が子の旅立ちの春でした。


自分にかかわりのあるすべての人に感謝しなくては。


私も他人の家に入り一緒に暮らし(我が家は夫の両親と同居です)
さらに人の親になったことで
少しは自分のことだけではなく
周りの人が見えるようになっただけかもしれませんね。





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コメント (4)
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