久々に読書感想文について考える

2016年08月29日 | 本と雑誌
子らの夏休みも終わりました。

3人いる子らの二人は小学生。
夏休み終わりに読書感想文を書いてました。

私の読書感想文の思い出は、大概にして感想文は
最後の方に追いやられて、休みの最後、もしくは
始業してしまってからの滑り込み提出。のような
感じでしたね。
感想って難しいですよね。

わかるなあなんて、娘らの感想文を見ると
長女は20ページしか読んでなく、あらすじだけで
原稿用紙2枚を書き上げ、、、

あるある、あらすじだけで結構稼いじゃうよねぇ。
ほぼほぼあらすじだけの感想文あるよねぇ。

二女は段落だの書き方など一切無視で、1枚半書いた
所で頭から煙を出していました。

そうそう、「面白かった所」「悲しかったこと」
「良かった所」ってほぼあらすじだよねぇ。

ばっかもーーーん!!(波平風)
結局、あらすじだけではないかっ!!


おま、おま、お前たちそこに座れ!!

では、父が見本を見せて進ぜよう。


「侠飯1・2・3」を読んで
                 岡本恒明 41歳男性 既婚
 私がこの本を読んだのは、ドラマの原作本だったからです。
 大概にして私が小説を読むときは、ドラマや映画から入ります。
その方が、登場人物の感覚がつかみやすいからです。
 でも、欠点としては、ドラマや映画の演者のイメージしかわか
ないことでもあります。それは表裏一体というか、要するに小説
に対する冒険心というか開拓心が欠如しているということです。
 他人が勧める本、テレビ・新聞・ラジオなどで話題の本、そう
いったところからちょこちょこつまんでは読む。そう、私はミー
ハーなのかもしれません。
 話が「侠飯」と関係なくなってしまいましたが、そもそも「侠」
はワープロ変換(ワープロって・・・。)「おとこ」とは変換し
てくれません。なので「きょうめし」って変換しています。
 あっまたまた話がそれてしまいました。
 侠飯1.2.3巻ともに現代の若者たちが抱える悩みや不安、社会に
対する不満を題材にしたテーマで、小説は進みます。
 でも、いくらもがいても、不平不満を言っても、現実は変わり
ません。そこを主人公の柳刃さんが料理を通じて若者たちに「
自分が動かなければ、自分が考えを変えなければいけないよ」
ということを説いていきます。
 そしてその裏側にある、本当の闇を暴き正す事になります。
 極道のはずの柳刃さんは、実は意外な正体だったのですが、
2巻、3巻は正体がわかった上で読めるのですが、それがまた
「水戸黄門」に似た、勧善懲悪の世界となって、解っていても
読める「毎度おなじみ」感が出ていて安心して読めました。
 料理に関していうと「侠飯」というタイトルからおいしそう
なものばかり出てくるのですが、実は結構柳刃さんと出会って
から変わりゆく若者たちの変化のきっかけという感じがしてし
るのかなと思います。
 最後にこの小説、ドラマ共に礼儀の大切さを説いている所を
自分の生活を見つめなおして子供らに教えていきたいです。

おわり



感想文ってやっぱり難しい・・・。

2ne

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