表題に直接関係ないが、
とにかく、
実体を伴わない詐欺的金融集団が、
ギリシャ問題を始め、
崩壊を怖れて焦りまくっているという図式だな?!
なんで焦るのだろう・・・?
それは、
CDS(クレジット・ディフォルト・スワップ)などの金融派生商品(デリバティブ)の、
ネタを失う事になるからだ・・・。
金融派生商品という名の証券類が、
一体どれほどあるのであろうか?
別名デリバティブとも言われるが、たくさんある。
証拠金という、言わば、参加資金(掛金)で、
その数倍、数十倍、数百倍の架空の取引を行う金融取引である。
ギリシャ国債は、
これに連動しているから、
金融会社(銀行・証券会社・投資会社)が戦々恐々としているのである。
ネタになる負債が、ディフォルトを起こせば、
連動する証券市場が大混乱を来たし、
中には、崩壊する証券会社が出てくる。
銀行もその中に含まれる。
リーマンショックは、サブプライムローンという、
普通考えれば、必ず破綻する住宅ローンを証券化しして、破綻した。
それを担保するCDS(クレジット・ディフォルト・スワップ)をデリバティブ証券化して、
傷口を大きく広げた。
ギリシャという地中海の楽園国家を、
EUという経済連合に誘い込み、莫大な資金を投入し、
それをCDS(クレジット・ディフォルト・スワップ)化して、世界に売りさばいたのだろう・・・。
その額は天文額的なのだろう。
潰すに潰せない状況が、金融会社(国際金融資本)にあるのだろう。
この事は、簡単に書けばこうである。
通常、実体経済に関わる金融は、
精々高くても金利数パーセントの債権債務である。
国債などは、コンマ%である。
しかし、
それでは収まらないのが、高利貸したちの存在だ。
更には、闇金融業者が居る。
体験なのだが、
多重債務者の相談を受けたことが嘗てある。
その整理時にある闇金融の最大金利は1500%/年を超えていた。
犯罪である。
自己破産で対処したが、国際経済ではディフォルトだ。
こうした闇金融は、当時、つるんでいいた。
今は一掃されたが、バブル以後はそれは酷いものであった。
つまり、
国家経済を負債に導き、その債権をデリバティブという闇金融に導く・・・
という恐るべき国際闇金融グループが存在する。
これを闇金融とは呼ばれないが、
国際金融資本の実態である。
思い起こしてほしい。
サブプライローンでリーマン証券は破綻した。
そのCDS(クレジット・ディフォルト・スワップ)で、
AIGは破綻しかけたが、公的資金で復活した。
公的資金でゴールドマンサックスは一人儲けしたのである。
米国は、その為に天文学的国家負債を積んだ。
米国は、戦争による負債もあることながら、その負債が大きのである。
ほとんど破綻したも同じである。
翻って、
多くの銀行・証券会社は莫大な損失を被った。
アイスランドは、
その為に破綻しかけた。
しかし、
アイスランドは公的資金を投じなかったのである。
銀行は破綻し、
諸外国の反発を受けたが、
復活した。
公的資金ということは、
国民の税金を投入することを意味する。
デリバティブという投機経済の破綻を税金で賄う。
つまり、
諸国民から収奪を最終目的としているのが、
国際闇金融(国際金融資本)であると考えれば、
一切の謎が解ける。
<独自通貨で、再建すればV字回復が期待できる・・・>
ギリシャがそれをするかしないか?
まだ予断を許さないが、一応、国民投票では拒否した。
ギリシャがEUに加盟させて、その国民性を無視して、
多大の投資を促した。
つまり、
ギリシャに借金を迫ったのである。
その上、その債権をデリバティブに乗せて、運用した。
挙句、その付けをギリシャの国民の税金に負担させて、
ディフォルトを避けようとしている。
そうしないと、デリバティブが破綻するからである。
ギリシャに自己破産を許さない!
こういう構えだと解すれば、わかり易いだろう。
さっさと自己破産(ディフォルト)して、
やり直せば、ギリシャはそれなりに復活できる・・・。
これが結論である。
富山市とロックフェラー財団が意見交換【NET TV ニュース.報道】国家非常事態対策委員会 2015/07/11