飄(つむじ風)

純粋な理知をブログに注ぐ。

分かる人は分かっている・・・・これからの近未来!!

2011-10-14 23:47:34 | 小沢 一郎

狂気じみたマスゴミの報道・論評など、
いくら視て・聴いて・読んでも
感度が鈍り、センサーが腐り、周りが見えなくなる・・・。
今、間違いなく破滅の道を歩んでいる!!


 それは、長い道のりではなく、もうすぐ証明されるだろう。長らく愛読してきたメルマガも同じ結論だ。某投資ファンドのオーナーのメルマガであるが、強欲と投資は別物である。

Stt11100616140016p1


 現在、投資と言えば、似非投資でそのほとんどは博打と変わりがない。それらは遠からず文無しの運命にある。投資ではなく、博打だからである。


 もう、このメルマガと付き合って、10年になる。投稿者は投資に縁がないが、このメルマガの内容に惹かれたのだ。それは中っていた。数ヶ月前のことである。


 少なからず面識もある人物が、この投資組合に巣食っていて、その化けの皮が剥がれた事件があった。ああ、やっぱりな! と、溜飲が下がる思いがした。


 今、事件化しているようだ。


 詳しいことは、差し障りがあるので控えておきたいが、もう30年も前に面識があり、一番近い時期は、10余年前に久しぶりに会ったことがある。未公開株を熱心に指南していた。


 ある人々にとっては、教祖的存在であった。


 こちらは30年前に、その詐欺的人格を見抜いていたから、冷ややかに対応したに過ぎないが、本も十数冊は出していた。どれも似たり寄ったりの妄想本である。肩書きも心理学博士を名乗っていたから、その様変わりに驚いたものだ。


 名を書けば、すぐに分かろうから、敢えて伏せておく。


 それが、このメルマガの筆者に化けの皮が剥がれるとは、その奇縁に驚く。それだけに、投稿者の目にも狂いはなかったと自賛したものであるが、誰にも一言も言っていない。ここに書くのが初めてである。


 別に書こうと意図した訳ではなかったが、下記のメルマガを目にして、ついに本ブログに掲載しようと決めた。それに関連する奇縁であるからだ。


 お読みになって分かる人には分かるだろうが、世の中には別に政治評論家でなくても、分かる人には分かっている。ということである。


 何が分かったのか、さっぱり、分からない記事で申し訳ないが、こういう書き方しか出来ない。イニシャルだけは書いておいても良いだろう。その人物とはKT氏である。

【転載開始】未公開株などで300億円集めた「ナニワの増田俊男」実際に上場した企業はゼロ

 

09_02_1320hm2 「アインシュタインに学ぶ成功法則」などの著書を持ち、全国で「スーパーリッチ・セミナー」なる講演活動を展開してきた『人間と産業開発研究所』(H&M 研)所長の倉本忠夫氏(67歳)は、未公開株への投資を名目に300億円以上を集めたとされる。しかし、上場した企業は皆無。この倉原商法には、アイン シュタインの生まれ変わりを自称する増田俊男氏の〝サンラ商法〟に通じる共通点がいくつもある。【転載終了】


 もっぱら、『成功哲学』を騙り、投資詐欺を行っている。もうすぐ、墓穴を掘るであろう。


【あるメールマガジンの転載】≪雑感≫

TFG T/K氏
◎未来の国の株式・政経情報

最近は政治批判はしないようにしていましたが、我慢しきれずに書きました。

小澤たたきははや終盤です、尿管結石ということですが、私も二度同じ病気
で入院しました。若いころは自然に排出したのですが、二度目は17ミリの長
さ直径7ミリと尿管に詰まり、一度目は激痛でしたが、二度目は尿管の中で
動かず痛みはなかったのですが、結果は最悪、腎盂炎を発症し、一時期心肺
停止となりました。小沢さん結石破砕装置ですぐとれますので、手術を勧め
ます。マスコミでつぶされた格好で民主党党員資格停止状態の上、強制起訴
され政治活動のできない状態です。国民はマスコミの宣伝で小沢潰しに奔走
しました。

小澤氏の弁護団位にお世話になった主任弁護士T氏はかつてアルマがM&A
時、委任状合戦で勝利した時の弁護士です。大変優秀な弁護士で、臨時株主
総会を招集させ、勝利に導いたのはアルマが戦後初でしょう。その時の代理
人弁護士がT氏です、彼は嘗て厚生労働省の女性局長を無罪にした優秀な弁
護士です。小沢氏も無罪となるでしょう、なぜか小沢氏の周辺にはアルマと
関係深い弁護士がおります、顧問をしていただいていた、二人の民主党議員
です。しかし民主党はひどすぎますね、私は講演会で≪人殺し内閣≫と呼ん
でいます。福島の被災者の方には酷な話ですが、「被災地を復興などせず、他
の地に移住した方がよいでしょう。「産土の神」のところに戻るのがベストな
のですが、福島原発付近は無理です。違う地に移った方がよほどよいのです。
子供の甲状腺異常が発見されていますが、今後2,30年で爆発的に増加する
でしょう。小沢氏をよってたかって潰しにかけたこと日本国民は将来反省する
ことになるでしょう。

大増税時代がきます、日本は奈落の底に沈みます、30日の講演会では「匿名
組合」の説明はもとより、「2012年に何が起こるか」を予想してみます。ま
たEERジャパンの新事業スキームについて話します、席はまだ余裕がありま
すのでどうぞ奮って参加ください。欧州の危機はギリシャに始まってイタリア
スペイン・ポルトガルなどに広がってゆきます。ひょっとするとひょっとし
ます。野田総理は何もできません、「仲良し内閣」をつくっても始まりません。
今日本に必要なリーダーは明確に理念・哲学を持っている人です、野田のよ
うな財務省のあやつり人形では何の役にも立ちません。

ギリシャなどは日本と同様、社会主義国家なのです。私の信念「社会主義国家
は倒産する」のとおり破綻します。これは欧州全体に波及し、すでに欧州の銀
行の破たん処理が始まっています。米国も来年の大統領選でオバマは負けます。
来年は主要国家で国のリーダーの交代が起こります。日本も例外ではなく解散
総選挙でしょう。来年はリーマンショック以上の金融危機が起こるかもしれま
せん。守る方法はありません、どこも金融の分野だけで資産を保全することは
出来ないでしょう。人間の未来をリードする事業に投資するしかないでしょう。
【転載終了】


Nyuusann

「nyuusann.jpg」をダウンロード【上図を拡大】

Kizyun_graph

Photo


"本当の総理" 勝栄二郎の正体

2011-10-14 22:33:22 | インポート

全国民必読
新聞,テレビはビビッて報じない
どじょう野田を操る"本当の総理"
勝栄二郎の正体



 この表題は、『現代ビジネス』記事のそのままである。敢えて、そのままを使用するのは、分けがある。

Img_7256b475bd985db4eb9d8bfdd3fd1a4


 今、マスコミメディアが異様に静かである。それは、まさしく”ドジョウ政権”なるものが、それらと戦略に措いて軌を一にしているからであろう。


 小沢公判を報ずるあの奇妙奇天烈な興奮は鳴りを潜めた。そして、虎視眈々と増税路線と自由主義経済路線の復活が頭をもたげている。TPPなど典型だ。東アジア共同体構想などすっかり消えた。


 これを観れば、一目瞭然だ。


 どんなに低姿勢・謙遜政権を演じてみても、その内幕は『佐幕』政権であることに一点の疑いはない。だから、マスコミメディアは鳴りを潜めたのだ。佐幕とは、現代の幕府、官僚政治のことだ。官僚利権政治のことだ。

1175


 その事は既に多くで指摘されている。


 その事を肝に銘じておくことは、これからの判断に寄与するだろう。そして、何が行われるか容易に想像が付く。現在もこれからも、所謂、反革命政権が持続していると言うことである。


【転載開始】国民が知らぬ間に、この国は乗っ取られていた。「正心誠意」は勝海舟の言葉なり

 泥沼のような民主党から財務省が掬い上げた1匹のどじょうは、2年の間に肥え太り、食べごろとなった。大物次官の最後の仕上げは、「増税色」に染まったこのどじょうを国民に踊り食いさせることだ。

国を動かすのは野田じゃない

「野田政権は、財務省に完全に支配されている。真の総理は野田佳彦ではなく、その背後にいる勝栄二郎事務次官である」

 いまや永田町と霞が関の共通認識になりつつある、その事実を如実に物語っているのが、9月13日に野田が衆院本会議で行った所信表明演説の一節だ。

「政治に求められるのは、いつの世も『正心誠意』の4文字があるのみです」

 野田が演説で繰り返した「正心誠意」という言葉は、もともとの原稿では通常の「誠心誠意」だったという。ところが野田は、「これは『正心』のほうがいい」と言って、自ら原稿に手を入れて修正した。

 この「正心誠意」は、幕末から明治維新の激動期を生き抜いた「最後の幕臣」勝海舟の語録『氷川清話』に収録されている言葉だ。野田は歴史小説ファンとして知られ、勝海舟が政治の要諦として語った「正心誠意」を、あえて自らの所信表明演説で使ったかに見えた。

 だが、これは政官関係者を驚愕させた。

「勝事務次官は、『勝海舟の末裔』と言われています。野田首相は、わざわざ原稿を手直ししてまで、勝海舟の『正心誠意』という言葉を演説にはめ込ん だ。官邸内では、『そこまでして勝事務次官と財務省に媚を売るのか』と、衝撃を受けたスタッフも多かったのです」(官邸関係者)

 実は、勝次官が海舟の末裔かどうかは定かではない。本人も、メディアの取材に対し「違う」と否定したことがある。ただし、「あえて大っぴらに否定してはこなかった」(財務省関係者)ため、「海舟の末裔伝説」は、いまだ一人歩きしている。

 野田はあえて、あの所信演説をすることによって、勝に対してはっきりと「私はあなたとともに歩みます」と熱烈ラブコールを送ったのだ。

 では何を一緒にやるというのか。勝は財務省の意思を体現する主計畑のスーパーエリートだ。そして、財務省の長年の悲願と言えば、「消費税の増税」に他ならない。

 みんなの党・江田憲司幹事長はこう語る。

「財政再建だとか理由をつけていますが、財務省がなぜ増税をしたがるかと言えば、自分たちが差配できるおカネを増やし、かつての栄華を取り戻したい、というのが理由です。

 財務省は旧大蔵省の時代から国家権力そのものであり、国を動かすのは自分たちだという自負が非常に強かった。何しろ、憲法上は内閣に権限がある予算編成すら、自分たちの権限だと言い張っているくらいです。

 私は橋本龍太郎内閣で、旧大蔵省から金融行政を分離させる財金分離などの行革に携わりましたが、当時、為替資金課長の身ながら、水面下で大蔵省の組織を守るために動いていたのが、勝さんでした」

 勝栄二郎、61歳。「最後の大物次官」と呼ばれ、財務省にとっては切り札的な存在だ。

 勝は'75年に旧大蔵省に入省し、選りすぐりのエリートが集まる財務省の中でも、さらにエリート中のエリートの証である、主計局畑を長く歩んできた。

 '97年に主計局公共事業担当主計官、'98年に主計局主計官兼主計局総務課、'00年には官房文書課長。'02年に主計局次長となり、'07年 に理財局長、'08年に官房長、'09年には主計局長と順調に階段を上り続け、昨年7月、ついに満を持して事務次官に就任した。

 趣味はサッカーで、旧大蔵省時代に省内サッカー部を創設したという。イングランドのプレミアリーグとドイツのブンデスリーガの大ファンで、大きな 試合の際には深夜までテレビに齧り付くことも。世界一となったなでしこジャパンに国民栄誉賞が贈られたのは、サッカー好きの勝氏のプッシュがあったから だ、と霞が関では噂されている。

 4歳から高校1年生になるまでの少年時代を、ドイツで送ったため、「勝さんは、日本語よりドイツ語のほうが上手い」というジョークが財務省内には ある。実際、会議などでも発言は少なく、たとえしゃべってもボソボソとした話し方のため、部下たちは勝が何を言っているのか、聞き取るのに必死にならざる を得ない。そしてそれが「得体の知れなさ」に繋がり、勝への畏怖心が醸成される原因にもなっている。

 恰幅の良い、温厚で篤実そうな風貌。公の場では笑顔を絶やさず、聞き上手でもあり、特に政治家に「勝好き」が多い。

 かつて、政府が景気浮揚のための財政出動をしようとした際、主計局長だった勝がクビを縦にふらず、業を煮やした亀井静香金融担当相(当時)が、「勝のクビを切れ!」と当たり散らしたこともあった。

 その亀井ですら、周囲にこう語っている。

「よく勝を呼びつけて怒鳴りつけるんだが、あいつは呼べばすぐにやってくる。可愛げがあるんだよ」

 だが、勝とは果たして、〝可愛い〟などという表現で済まされるような、生ぬるい官僚なのか。旧大蔵省出身の民主党・田村謙治代議士は、笑顔の裏に隠された、勝の表向きとは違った強面の一面をこう評する。

「勝さんは、自分の気に入らない人材は全部、飛ばす。たとえば勝さんは最低3年は次官を務めると言われていますが、そのために、自分の1期下、2期 下のエース候補は全部潰してきた。いまの財務省の幹部たちは、みな勝さんのお眼鏡にかなった、〝勝帝国〟の子分たちなんですよ」

勝が作った「内閣」

 勝の〝力〟の根源は、与野党を問わずあらゆる方面の政治家、識者、大手メディアとの人脈だ。前出の亀井のように、本来は増税反対の者ですら、個人レベルでの勝シンパは多い。

 それは、勝が主計局の「実働部隊」として、長く現場での折衝や情報収集にあたってきたからだ。そして、「日本語がヘタ」と揶揄されたほどの素朴な語り口を逆に利用し、会った政治家を籠絡していく術を、勝は心得ている。財務省出身の和田隆志代議士(民主党)はこう語る。

「勝さんの力は、いわば〝ソフトパワー〟なんです。適当なおべんちゃらを言うのではなく、朴訥な口調で余計なことは一切言わず、政治家をその気にさせて、乗せるのが抜群に上手い。

 私は財務副大臣の秘書官をしていた時代に勝さんと接点がありましたが、当時の勝さんは文書課長でした。文書課長というのは国会周りを捌く仕事で、 財務金融委員会の理事ら、国会議員といちばん接触が多い役職の一つなんです。勝さんは、その当時から、個々の政治家を相当に研究していたと思います。しか も、ネットなどで適当に調べたのではなく、直に接点を持って確認しているのですから、これは強いですよね」

 勝が、個々の政治家の特質を把握していることがよく分かるエピソードがある。'10年夏の参院選で、当時の菅直人首相は、唐突に消費税の増税問題を争点に取り上げ、物議を醸した。実はその背後にいたのも勝だというのだ。

「その直前、勝氏は菅前首相とその夫人・伸子さんとの会食の場を設けました。そこで、まずは伸子さんに対し財政再建の重要性を説いた。菅氏は周知の ように、姉さん女房の伸子さんには頭が上がらない。『増税を成し遂げれば、菅首相は歴史に名が残る』という説得に伸子さんがその気になり、それが菅前首相 の消費税発言に繋がった」(ジャーナリスト・須田慎一郎氏)

 勝の掌の上で転がされているのは、政治家のみならず、新聞・テレビなど大手メディアも同様だ。勝が各報道機関の幹部を籠絡していることもあるが、

「政治家もマスコミも、財務省が管轄する国税庁が怖い。鳩山由紀夫元首相や小沢一郎元代表らも国税庁に脱税情報で尻尾を握られていると囁かれていますが、国税の査察を怖れるのはマスコミも同様です。だからビビッて、勝氏のことを書くことができない」(全国紙政治部デスク)

 勝が主計局長だった当時、仙谷由人、枝野幸男ら民主党幹部が集まり、

「勝は個人であまりに力を持ち過ぎている。危険な存在だ。農水次官あたりに転出させてはどうか」という議論が真剣に行われたという。しかし、政権運 営に未熟な民主党は、財務省=勝の助けがなければ予算編成をすることもできなかった。結局、勝を排除するどころか完全に屈服させられる形となり、勝が事務 次官になったことで、「帝国の支配」が完成する。

 そんな手練手管に長けた勝が政権交代以来、2年間かけて「教育」してきたのが、野田だった。

 勝と野田を繋いだのは、旧大蔵省出身で、鳩山政権初期に財務大臣を務めていた藤井裕久だ。藤井が野田を財務副大臣にした際、「面倒を見てやってくれ」と、勝に頼んだのがきっかけだとされる。

 そこからは勝の得意パターンである。野田に財政のイロハを手取り足取り教えるのと同時に、野田事務所に足繁く通い、秘書ともすっかり打ち解けてし まう。気がつけば、野田にとって勝はなくてはならない存在となり、同時に勝にとって野田は、「いざ」という時の隠しダマとなった。

 それが花開いたのが先の民主党代表選だ。

「勝は、〝消費税引き上げ内閣〟の誕生に向け、積極的に政界工作を行ったとされています。増税反対の小沢一郎元代表の後押しを受けた海江田万里前経 産相が次期総理では、増税が遠のく。そこで、影の選対本部長として、秘密裏に民主党議員に働きかけた。『野田が1回目の投票で100票も取れたのは、財務 省のおかげ』と、民主党議員たちは感想を言い合っていました」(全国紙政治部デスク)

東電を潰して増税だあ

 その結果は明らかだった。野田政権の誕生に伴い、政府・官邸はほぼ完全に、勝・財務省に占領されたのだ。

 分かりやすいのは、勝の肝いりで行われた官邸の人事である。実質的に官僚機構のトップとなる事務方の官房副長官には、勝にとっては東京大学在学中 からの盟友、竹歳誠・前国交事務次官が就任。異例の省庁から、異例の現役次官の横滑りという形で新しい官房副長官が誕生したことになる。

 さらに、財務省の次期エースと目される主計局次長・太田充が、やはり勝の意向により首相秘書官として官邸に送り込まれた。

「太田さんは実質的に、財務省のナンバー3。このレベルの人材に秘書官で乗り込まれると、他の秘書官は何も言えない。この人事は勝さんの、『われわれのやることに口出しをさせない』という強い意志を感じます」(別の官邸スタッフ)

 これらはすべて、「思うがままに操れる野田政権の間に、増税への道筋を必ずつける」という、勝と財務省の〝総力戦〟への決意表明だと言えるだろう。

 さらに、野田を通じた勝の人事の妙は政府内に止まらず、党にも及ぶ。民主党税調会長は、勝と野田を繋いだ藤井裕久。そして、党の政策を司る前原誠司政調会長の背後には、同じく勝とは増税路線で足並みを揃える、仙谷由人政調会長代行が控えている。

「それだけではありません。勝氏はさらに、寝業師がいない民主党議員の代わりに、自身の片腕である香川俊介官房長を、自民党の谷垣禎一総裁ら幹部の もとに通わせています。野党の協力がなければ増税はできませんから、『経験豊かな自民党の皆様の知見を求めたい』として、ひたすら低姿勢に出て谷垣氏らを 転がし、増税への布石を打ち続けている」(財務省関係者)

 2年前、鳩山由紀夫は政権交代を前に、「官僚主導との決別」「財務省支配の打破」「政治を国民の手に取り戻す」などと連呼した。

 いったい、あの公約は何だったのか。民主党はこの2年、党内抗争に明け暮れて、首相はすでに3人目。国民がその体たらくに呆れているうちに、いつの間にか、この国は財務省とその帝国の王・勝によって、完全に乗っ取られてしまったのである。

「勝総理」による、財務省の復権と増税計画は、いまこうしている間にも着々と進行中だ。政府はすでに、震災復興財源として所得税や法人税、地方税などの増税を打ち出しているが、問題は消費税である。

 財務省が消費税アップに執念を燃やすのは、それが、吹けば飛ぶような政権の帰趨に左右されない、恒久税だからだ。

 野田政権幹部の1人は、消費税アップについて、

「現在、政府税制調査会で議論が行われている、東日本大震災の復興財源について、野田首相が『消費税は外す』と言い出したのが、重要なポイントだ」
として、勝=財務省が狙う驚くべきシナリオについて、こう語る。

「官邸と財務省は、東京電力の一時国有化を視野に入れて準備を進めている。東電は福島第一原発の事故の処理で、約2兆円の預金が今年度末には900億円台になると政府に報告しており、資金ショートを起こす可能性が高まっている。

 東電は、電気料金の値上げで国有化を避けようとしているが、政府はそれを認めない。東電の優先株を国が引き受ける形での国有化が既定路線になりつつある。それはなぜか?『東電を潰さなければ増税ができない』からだ」

 財務省にとって、消費税のアップは並大抵のことでは世論を納得させることができない難関である。そこで捻り出されたのが、このウルトラC的計画だという。

「原発事故への対応で、世論の集中砲火を浴びている東電に制裁を下すことになります。『国はやるべきことをやった』とアピールした上で、満を持して『社会保障の財源として消費税アップは必須だ』と、持ち出す。それこそが〝勝政権〟の狙いです」(民主党幹部)

 勝は、東京都内にある財務省の宿舎住まいだ。本誌は、朝9時前に自宅を出た勝に、直撃取材を試みた。

 しかし、勝は記者の呼びかけに一瞬驚いた表情を見せたものの、取材の意図を告げても黙ったまま。そして、記者が差し出した名刺を受け取ることもな く、多くの政治家たちを虜にしている独特の笑みを浮かべながら、「ダメダメ」と言うかのように手を振ると、そのまま公用車に乗り込んで走り去った。

 国民との約束を反故にし、官僚に支配され、その意のままに増税路線を突き進む政権のどこに、「正心誠意」があるのか。

 縁もゆかりもない者たちに、勝手に血脈や語録を利用され、国民を騙す方便に使われた勝海舟も、泉下で呆れ果てているだろう。【転載終了】

Onnsenmatu2