TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

ぶあいそうな手紙

2021年07月13日 | 映画鑑賞日記

6月初旬にレンタル店で借りて観た映画『ぶあいそうな手紙』の感想です。ブラジル南部のポルトアレグレという街で暮らしている78歳のエルネストという男性が主人公。エルネストは、隣国のウルグアイからこの街に住み着いて46年、老境で、目が見えなくなってきたものの、一人暮らしをしていました。隣家の隣人ハビエルはエルネストが心を開いて話せる唯一の友人で、日常生活で時々世話になっている良き隣人でした。そんな日常生活を送っていたエルネストの元にある日一通の手紙が届きました。その手紙はウルグアイ時代からの旧友の妻からの手紙でした。旧友が亡くなったという旧友の妻からの知らせでした。エルネストは亡くなった旧友とその妻とも昔からの友達同士でした。

目が見えなくなってきたエルネストは偶然知り合ったビアという娘に手紙を読んでもらい、彼女に代筆をしてもらい手紙を送ることになります。本が好きな二人の間に次第に友情が生まれて行くストーリーでした。ビアはちょっと理由ありなブラジル女性で、目が見えなくなっていたエルネストの部屋に置いてあったお金などを持って行ってしまったりという行動をしましたが、エルネストはビアが本当は親切で優しい女性だと信じていました。返信する手紙の書き方について、ビアに手ほどきしてもらったり、教えてもらったり、本当に伝えたかった思いとともに手紙の主だった彼女の元に最後に向かうことでこの映画は終わりました。最後は、エルネストはビアという女性と出会ったこと、よき隣人のハビエルとの別れで、以前と違う行動を起こしたことになりました。78歳になって、目が見えなくなってきたという境地に立っても、もう一度立ち上がって、踏み出そうとしていました。その彼のひたむきな姿には心が揺さぶられました。ピアに手助けしてもらわなかったら、本心を打ち明けずに、ぶあいそうな手紙しか書けなかったでしょうし、手紙が届いた彼女の元に行く勇気もなかったかもしれません。視力を失っても愛を失いたくないと行動するエルネストの姿を通して、一歩踏み出して行く勇気はいくつになっても必要なものだったりするのだろうと思いました。それは、歳を重ねたからでもあったでしょうし、いろいろと経験したからわかったこともあっただろうと想像できました。歳を重ねることで失うことばかりだけではないということなのですね。

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7月12日

2021年07月13日 | ひとりごと

昨日、大阪市内の自宅付近は、正午ごろに一雨ありました。午前中、少し遠いスーパーに食材と衣類の買い物に出掛け、後ひとつスーパーに寄ってから帰ろうと思っていましたが、11時半頃から雲行きが怪しくなってきて、雷雨になったらいややなあと思いました。そこで、もう1軒のスーパーには寄らず正午前に帰宅したら、正午ごろに雷前が数分だけありました。この日は、日本中の各地で雷雨や大雨が降ったという天候でしたので、もっと降ってくるのかなと思っていたら、あっという間に晴れ間が見えてきました。梅雨明けは今週くらいになるそうで、早く明けて欲しいとつくづく思います。

昨日の阪神対DeNAの試合をテレビ観戦しました。この日は、阪神に点が入らず、3連敗かと思って9回裏の阪神の攻撃は途中からチャンネルを回して他局の番組を見ていました。チャンネルを再度戻してみたら、ツーアウトから繋いで4点も入り、阪神が逆転勝ちしたという結果になりました。こんなことあるんだなあと思いながら見終えました。観客と一体となって勝ち取った一試合だった気もします。矢野監督が感激して涙ぐまれていたのも印象的でした。

昨日は、世論調査のニュースが流れていました。菅内閣の支持率、オリンピックの無観客について、内閣のコロナ対策の支持率などが取り上げられていました。オリンピック開催も来週になり、いつものオリンピックならオリンピックのCMがたくさん流れるいるはずなのですが、そのCMもほとんどなく、オリンピックが来週に本当に開催されるという実感がまだわいてこなかったですが、最近、出場される選手の皆さんのニュースも時々取り上げられるようになり、もうすぐオリンピックが始まる気配を少しずつ感じるようになりました。昨日の阪神の試合のような展開のときに、観客がおられるのと全くないのでは全く違うかもしれないですが、アスリートの皆さんには頑張って欲しいなあと期待しています。

 

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