つれづれ 2

庭の花や身近な出来事などを退屈しのぎにあれこれ綴っています。

フランネル草

2020-06-08 15:34:28 | 庭の花


軽くて柔らかな起毛織物にフランネルと言う布織物がありますが
このフランネルの様な肌触りの植物を紹介します。

ヨーロッパの広い地域で帰化植物として定着している丈夫な花で
日本には江戸末期に渡来した様です。

葉や茎は産毛の様な細かい毛が密集しているために銀色の様に見え、
触ると ふわふわと柔らかい手触りなのでフランネル草と呼んでいます。
分枝しながら真直ぐに伸びた茎が独特な雰囲気を醸し出し
鮮やかなショッキングピンクとのバランスが絶妙です~

別名をシレネ・コロナリアと呼びますが、
シレネはギリシャ語でランプと言う意味があります。
多分このショッキングピンクの花をランプの灯に例えたのでしょう
むかし、実際に綿が不足していた時代には、
この葉の綿毛を使ってランプの芯に代用したこともあるそうですョ~
ナデシコ科の常緑多年草です。






























ホタルブクロ

2020-06-05 15:11:27 | 庭の花


梅雨が近づくと咲き始める花の中に ホタルブクロがあります
今年はミツバツツジの近くの草むらの中で咲いています。
これはごく一般のヤマホタルブクロです。

関東では赤紫系が多く 関西では白色が多いようです。
ホタルブクロの花の中にホタルを入れて持ち帰ったことから 提灯花 とも言います。
又  提灯の古名「 火垂る袋」からきている…と言う説などありますが
どちらも風情を感じます~

梅雨の時期に咲く花にとっては雨は大敵 この時期に下向きに咲くと言うのも
この植物の知恵なんでしょうね、この形で上に向いてたら大変ですもの~ 

ホタルブクロは園芸用と言うより 山野草として知られているようです
キキョウ科 ホタルブクロ属の多年草です































千鳥草

2020-06-04 12:28:18 | 庭の花


もう20年以上も昔の話になりますが、購読していた新聞に「種屋さん」と言う欄がありました。
庭の花から取った種を分けてあげます…と言う、その記事に応募した事があります。

切手を貼った封筒を入れて その方宛に投函すると 種が送られて来る…と言う楽しい欄でした。
応募した私の封筒にも千鳥草の種が沢山入っていました。
早速、ハガキでお礼のお手紙を書きました。嬉しかったあの時の記憶はまだ残っています~

新聞の種屋さんの欄はその後も続いていましたが、
今考えれば なんて、長閑な時代だったんだろう……と思っています。

このブルーの千鳥草はその時の種から発芽したものです。
もう四半世紀位のあいだ 毎年、毎年、今頃になると 実生で咲き続けてくれています。

そんな思い出のある「ブルーの千鳥草」です~ 眺めていると気持ちまでが和みます。
これからも大事に育てていきたいと思っています。





































ガウラの花

2020-06-03 14:49:39 | 庭の花


繊細でしなやかな長い花茎に4枚の花弁を付けて咲くガウラの花は
中心から長く飛び出したシベが、とても目立つ花です。
このシベが 優雅に舞う蝶を連想させるので属名を「花蝶草」とか「白蝶草」と言います。

でもこの花、朝咲いて夕方には萎んでしまう…と言う一日花です。
儚い一日花だからでしょうか、次から次へと
ほとんど途切れることなく咲く 誠に花付きのいい花で
まるで力の限りを尽くして 咲いている様に、長い間見頃が続きます。

以前は沢山あったのですが、今年は数本になってしまいました。
北アメリカ原産の帰化植物で、アカバナ科のガウラ属、宿根草です。



































アリウムの花

2020-06-01 16:06:36 | 庭の花


たった一本ですが、大きなまん丸い花が、どこかユーモアを感じるアリウムです。
ネギ坊主をカラフルにしたような佇まいが目を引きます。

何年か前に球根を植えて育てた事がありますが
植えっぱなし でしたので、その存在をすっかり忘れていました。
その中の1本だけが、こうしてお顔を出してくれました~

直径10センチ位の大きな玉の中に
どれほどの小花が咲いているのかと思うだけで楽しくなります。
良くぞ連作障害もなく元気な姿で咲いてくれました。
アップで見ると花火の様です~