軽くて柔らかな起毛織物にフランネルと言う布織物がありますが
このフランネルの様な肌触りの植物を紹介します。
ヨーロッパの広い地域で帰化植物として定着している丈夫な花で
日本には江戸末期に渡来した様です。
葉や茎は産毛の様な細かい毛が密集しているために銀色の様に見え、
触ると ふわふわと柔らかい手触りなのでフランネル草と呼んでいます。
分枝しながら真直ぐに伸びた茎が独特な雰囲気を醸し出し
鮮やかなショッキングピンクとのバランスが絶妙です~
別名をシレネ・コロナリアと呼びますが、
シレネはギリシャ語でランプと言う意味があります。
多分このショッキングピンクの花をランプの灯に例えたのでしょう
むかし、実際に綿が不足していた時代には、
この葉の綿毛を使ってランプの芯に代用したこともあるそうですョ~
ナデシコ科の常緑多年草です。