猫をみていると思い出すことがあります。それは、老衰のため１８歳で亡くなった、全身が黒い飼い猫のことです。あれは、ちょうと転任する数ヶ月前のことですが、忙しくて十分にかまってやることができませんでした。日向ぼっこができる静かな部屋で、のんびりさせていたのですが、ペースト状にした食事を取らなくなって、一週間くらいで息を引き取りました。私などと暮らして、君の一生は幸せだったのか、どうなのか・・・。歳を取った猫ちゃんを見ていると、あの時のことを思い出します。
「あなたの名前は何ですか」と呼びかけると、猫ちゃん特有の「ぎょろ目」で見つめ返されました。
今日は、気温が１０度くらいあって暖かく、海も波が穏やかでした。田んぼや山裾の根雪も解けて、雪が少なく見えます。天気予報は、今週末頃に雪マークが出ていますが、これから暖かくなったり、寒くなったり、三寒四温を繰り返しながら、段々と春に向かっているような感じがします。暖房費もかかりますので、早く暖かくなって欲しいと願っています。
少しの太陽の光を喜んで、歳を取ったネコたちが日向ぼっこをしていました。
明日、２月２２日（日）は、主日礼拝です。早いもので、２月最後の日曜日です。午前９時から教会学校、１０時から讃美歌練習、１０時１５分から礼拝が始まります。メッセージは「一羽の雀も愛していた」、讃美歌は「恵にかがやき」（今月の歌）、「キリストの前に」、「うつりゆく世にも」です。礼拝後には、祈りの一時をもちます。その後、会堂清掃を行います。ご興味のある方は、どなたでもご参加ください。お茶の時間もあります。
但馬地区、兵庫教区にある諸教会・伝道所の礼拝の上にも、お守りと祝福をお祈りいたします。
「生き様によって証明していた」 マルコによる福音書 １０章４６～５２節
目の見えないバルティマイという人は、道ばたで物乞いをしていました。そこをイエスさまが通られたとき、「ダビデの子イエス、私を憐れんでください」と大声をあげました。それは、私を救ってくださいという意味でした。イエスさまは、彼に「何をしてほしいのか」と言われました。バルティマイは、「先生、目が見えるようになりたいのです」と答えました。イエスさまは、「行きなさい。あなたの信仰があなたを救った」と言われました。すると、彼の目は見えるようになり、イエスさまの後から従って行きました。
イエスさまは、「あなたの信仰があなたを救った」と言われました。「あなたの信仰」とは、バルティマイがイエスさまに救いを求めたそのとき、すでに彼はイエスさまによって救われることを確信していたという意味です。それは、彼の生き様が証明していました。そして、バルティマイは、イエスさまによって目が見えるようにされたと同時に、イエスさまが真の救い主であることを大勢の人々の前で証明してみせたのです。
「証」（あかし）とは、イエスさまが真の救い主であることを自分の言葉や行動で証明することです。バルティマイの場合は、彼の信仰によって目が見るようにされたことが彼の「証」となりました。「証」とは、上から知識として教えたり、自分に御利益があったことを語るのでもありません。また、イエスさまが真の救い主であることを納得させるものでなければなりません。そんな「証」をするとき注意したいのは、「証」を通して自分が立派に見られないように気をつけるということです。「証」を通して、新たな罪を犯すようなことになりはしないかと、常に注意して語り、行動する者でありたいと思います。
今年度、浜坂教会の課題の一つは、機関誌「ホドス」を発行することです。事情があったり、都合があったりで、発行が遅れていましたが、そろそろ制作も佳境に入りました。今年度最後の「お便り」に同封して、お世話になっている皆さんにお届けできそうです。
機関誌「ホドス」は、２００９年３月３１日の在任期間中、天に召された石田牧師によって１９９４年８月に第１号が発行されたことから始まります。これまで、２００７年３月発行の第１２号まで発行されています。今回の「ホドス」は、第１３号になります。実に、８年ぶりの発行となります。８年分の埋め合わせをしなければならないと考えると、とても大変ですので、今回は久しぶりの発行ということで、とにかく「発行することに意義がある」を合い言葉にして原稿を書いてもらいました。そうして弾みをつけて、次年度発行する第１４号で埋め合わせをしたいと思っています。そうそう、「ホドス」とは、聖書のギリシャ語で「道」という意味です。
外は雨が降っています。寒いですが、三寒四温というように、季節は段々と春に向かっているようです。
