嘘データーをでっち上げ、過労死遺族の前にも関わらず、笑いながら法案を審議し、残業代0法案、過労死法案との悪名高き高プロ法案に、野党の国民民主党が賛成するとのことです。国民民主党が賛成しなければ、法案成立は持ち越しになる可能性があったにも関わらずです。国民民主党は、ニセ野党です。自民、公明、維新、国民民主というのは、同じ穴の狢です。
国民民主党の「民」とは経営者のことで、労働者は入っていないようです。そうすると、国の経営者とかリッチな人たちを「主」とする政党ということなのですね。
安倍総理曰く、この法案は労働者の立場からではなく、経団連からの要望から始まったと暴露しています。自民、公明、維新、国民民主は、労働者ではなく経営者の立場に立った法案成立を望んでいることが分かりました。竹中平蔵という人は、「残業代を出すのは一般論としておかしい」と発言されています。経営者目線を「一般論」と称する人材派遣業者の竹中平蔵という人は、労働者を奴隷と思っている労働者の敵です。
労働者の立場に立つならば、一日8時間働いて、残りの時間のうち睡眠に8時間と考えると、あと8時間のうちに朝夕の通勤、子育て、買い物、炊事、勉強や習い事、ペットの世話、洗濯、掃除などをするための時間が必要です。その分を削って残業しなさいというのなら、労働者は奴隷でないのですから、別途割増料金が支払われるのは当たり前のことではないでしょうか。
労働者は奴隷ではありませんので、一般論としては、労働者に残業代を払わない企業がおかしいのです。また、たまに旅行や趣味・娯楽のための休暇をとって家族と過ごすこともできないのだとしたら、人間として豊かな生活を送っているとは言えません。一般論としては、労働者に休暇を取らせない企業がおかしいのです。
こうまでして、労働者の立場に不利になるようなことを進めるのは、政治家や官僚がアメリカなどの外資系も含めて大企業が活動しやすいように忖度しているのではないかなどと勘ぐってしまいます。これが、すべての労働者が残業代0になるための地ならしだったとしたら、空恐ろしさを感じます。
最近思うのは、忖度すればするほど出世できる、それが日本の政治家や官僚ではないかと思います。国会での答弁や、党首討論とか、それが何の意味があるのか理解すらできていないお子ちゃま政治家や官僚ばかりです。感じも読めないし。暗澹たる思いがします。
子どもの貧困が問題になったとき、安倍総理は、子どもたちに向けてこんな手紙を送っています。口だけ、丸投げです。自分は、毎日、ステーキだの、寿司だの、中華だの、高価な料理を食べ歩いています。たぶん経費で。そんな人が、こんな手紙を書くなんて、あまりにも軽くて程度が低過ぎです。世界のどの国を見渡してみても、トップがこのようなアクションを起こしたからには、何もしないなどということはあり得ません。口だけ、行動力もない、親の七光り、二世議員、ボンボンと言われているゆえんだと思います。
脱線気味になりましたが、
口を酸っぱくして言わなければならないのは、残業代が0というのがおかしいということです。
労働者の立場が守られ、生活にゆとりができ、満足感が得られるようになれば、将来に希望を持つことができるようになります。そうなれば、おのずと消費も拡大し、景気も良くなり、人口も増加するのではないでしょうか。経営者は、労働者が自分と同じように人権があり、消費者でもあるということを忘れてはならないと思います。
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