たまには,知らない作家の知らない本を読んでみたいと思う。
それは,漫画も同じ。
「みずいろ パーフェクト」(大石まさる:少年画報社)でござる。
表紙が気に入って購入した本なのでござるが,
まずまず面白い。
大きな麦わら帽子にセーラー服。
それに裸足・・・。
お行儀よくやっている風ではないでござるね。
学校よりも,自然が好き・・・そんな女の子とでも云うのかな?
加藤と云う少年と,彼女(清美),それから,
彼らを取り巻く人物達のやわらかな物語なのでござる。
高校を卒業して,進学する加藤くん,
その後,話に清美は出てこない。
それがなかなか味がある終わり方に繋がるのでござる。
しかし,どうも不自然にセクシーさが現れたり,
人間の深みと云うか,
何だろう奥深さをあまり見いだすことができなかったも事実。
あちきの読みが浅いのかもしれないでござるね。
「ヨコハマ買い出し紀行」と重なる部分がありそうで,
そうでもなさそうで・・・。
モノへのこだわり,
絵の描き込み,抒情は断然「ヨコ買い」の方が好き。
ま,爽やかな物語ではござるね。