Tsuki軍団の野望

模型・廃墟・本・毎日のちょっとしたくだらない出来事を紹介するでござる。

絵のない絵本 アンデルセン

2012-09-23 17:47:47 | 本・漫画・雑誌

今日は職場の草刈り,生い茂った雑草を鎌で開いていく。

農夫のように働いたら,貴族のように良いものに触れ,
良い物をたらふく食べる。

でも,僕は,農夫になったことも貴族になったこともないので,
どれも想像の世界にしか過ぎない。



汗だくの体を布で拭き,
ベッドに横たわって良い物を読む。
アンデルセンだ。

農夫に貴族にもなれないが,
本の世界は,様々な経験をもたらしてくれる。

この絵本には絵がない。
読んだ人間が脳裏に画像を結びつける。
大丈夫,難しい事では無い。
アンデルセンは,鮮明に僕らに美しい物や,
尊い物,恐ろしい物を印象づけてくれる。

僕らはその船にただ乗っかるだけで良い。

様々な国や地方,
様々な職業や境遇の人々が,
登場する小さなお話の集合体。

どれも素敵な世界だ。

僕は特に,子供が出てくる物語が好きだ。
彼の温かな目で捉えられた子供たちは,
どの子も生き生きとして美しい。

どの話も好きだが,
第三十三夜は素敵だ。

でも,ずるして先に読んで仕舞っては決していけない。


ぶ~。

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天の血脈

2012-09-13 06:18:06 | 本・漫画・雑誌



「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」が終わり,求めるモノがなくなったあちき,
待ってました,安彦良和氏の最新作でござる。

今回は,日露戦争開戦前夜の満州から,
話は始まる。

広開土王碑の調査研究に参加する,
一高生 安積亮 が主人公。

不安定な情勢のこの地では,
馬賊に襲われ命の危険にさらされるが,
黒龍会の内田良平に救われる。

張作霖,ニコライ二世,その野望がうごめく・・・。

わお!なんか面白くなりそう。


ぶ~。


 

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あしたも,こはるびより。

2012-08-11 14:33:46 | 本・漫画・雑誌

自分の老後について,じっくり考えたことがあるだろうか?
お金のこと,それから体のこと・・・でもね,
本当のところはそうではないような気がしている。



「あしたも,こはるびより」(主婦と生活社)

つばた夫婦は,愛知県のニュータウンでくらしている。
築35年の平屋に。
そうして,200坪のキッチンガーデンと,20坪の雑木林に囲まれて。

夫のしゅういちさんは,86歳,東大を出て,
日本住宅公団で働き,大学教授なども行った人物。
いかにも,論理的で効率的な考えをもってそうな気がする。
堅苦しい人?でも違う。
アイディアマンで,奥さんを心から愛していらっしゃる。

妻の英子さんは,83歳,裕福な造り酒屋の娘さんで,
お金なんかもったことがないお嬢様,
なんだかおっとりしてそうな気がする。
そうして,世間知らず?
いや違う,とても働き者で,モノを大事にする人。

身長も20センチほど違うお二人だが,
とてもいいバランスをもっていらっしゃる。

春夏秋冬,ガーデンの整理をし,様々な野菜や果物を育て,
それを有り難く,美味しく頂く。
そうして,お客様や御親戚などにそれを梱包して配る。

なんと豊かで温かな暮らし。

あちきは,年取ったらこう云う暮らしができるんだ
とは思っていない。
それまでの生き方が,老後(本当は後ではないんだが)を
決めるような気がする。

あちきのように,毎日イライラしている人間は,
こう云った老いを迎えることはできない。
ましてや,今のような健康状態では,50まで生きられるかも,
危うい。

年取ったら,買い貯めたプラモデルでも作って・・・
なんて思っていても,その頃には,
糖尿病で目も見えず,手も動かないかも知れない。

これまでの暮らしぶりの延長が,
御夫婦のような豊かな暮らしに結びついているんだろうな。
と,つくづく思う。

あちきは,なかなか「こはるびより」的な生活ができない。
せっかちで,イライラしていて,
分かっていて,それを変えようともしない頑固さ。

なんだか,この本を読んで,深呼吸をしたような気持ちになる。


ぶ~。

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フリーメイソン 血の陰謀

2012-08-10 18:28:26 | 本・漫画・雑誌

「秘密」・・・あちき,昔からこう云うの好き。
小学生のときには,秘密基地を作ったり,秘密結社を作ったり。
それから,秘密を握ったり,秘密を暴いたりすることにワクワク感を感じたり,
何か秘密めいた人に魅力を感じたり・・・。



「フリーメイソン 血の陰謀」(双葉社)でござる。
秘密結社「フリーメイソン」については,何処までが本当で,
何処までが噂,所謂,都市伝説なのかはっきりと分からない。

世界中で起きている様々な出来事も,
実はフリーメイソンが関わってると噂されることもある。
いや,この日本でもそうでござるよ。
多くの日本人がフリーメイソンに所属しているが,
その中身は我々「普通の人」には到底分からない処にある。

長崎においても,フリーメイソンに関わるモノ,
紋章なんかもそうね,お墓なんかも・・・そう云ったモノがある。

例えば,グラバーや坂本龍馬だって,所属したかもしれないとか・・・。
これまでも,フリーメイソンについて書かれた本が出されているが,
この本,安価だが,結構しっかりまとめてあって分かりやすい。



ちなみに,コレは映画「ダ・ヴィンチ・コード」の一場面。
ここでも,テンプル騎士団,シオン修道会,フリーメイソン
等の言葉が出てきてなんかリアルさを感じさせる。

あ,ちなみに「tsuki軍団」は秘密結社じゃないから,
うん,儀式もないね・・・強いて云えば酒を呑むぐらいかな?


ぶ~。

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pen 伝える写真

2012-08-08 06:04:20 | 本・漫画・雑誌



一昨日届いた雑誌。
コレ,1円。送料が250円・・・。
昨年の9月頃の雑誌のようだ。

pen は自分が気に入った特集のときに買う。
なかなか面白い。

今回は「伝える写真。」でござる。
森山大道さんと蜷川実花さんとの対談に始まり,
多くの写真家の話題を取り上げている。



蜷川さんの作品は友人から紹介されて観たことがあるが,
やはりドキッとする大胆さと,裏腹のようだが秘めた繊細さがある。



それから,恥ずかしながら初めて知った,
Jane and Louise Wilson の作品。
雑誌では,チェルノブイリの30キロ圏内の廃墟で撮った写真だったが,
悲しみと美しさをたたえていた。

ポラロイドの話や,荒木経惟氏の作品,
それに,話題のレンズの話など盛りだくさん。

写真が上手くなれたらな・・・と思うときがよくあるが,
やはり,魂をもった人の作品を観ることが大事だな。。。。って思った。


ぶ~。

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マクロス THE FIRST 4

2012-07-27 06:50:59 | 本・漫画・雑誌

朝早く,と云うか夜中に目が覚めるあちき。
今日は読書ではなく,漫画でも読んでみることにする。



「マクロス THE FIRST 4」(角川書店:美樹本晴彦)でござるよ。
あちきね,バルキリー好きね。
中でも,アーマード・バルキリーは大好きね。
重装甲で移動も大変なんだろうけど,
なんだろうね,厳つい戦車みたいで好きでござるよ。
今回,その他にも様々なメカが登場して嬉しい限り。
バルキリー以外の乗り物は,どれも無骨でいい。
敵方って云うの(もう既に理解が進んでいない)?
その乗り物?もゆで卵に手足が生えたみたいでナイスだよね。

でもね,あちき,元々SFには疎いので,
重力制御(そもそも重力作り出すのどうするの)とか,
反応炉制御なんちゃらとか,時空間の歪みとか・・・。
あんまりぴんと来ないのね。
だって,アインシュタインの本なんか,
「誰でも分かる相対性理論」だったっけ?
開いてすぐに分からなくなったもん。

それに,やはり,恋愛が絡んでくるところも,
この年になると何となく恥ずかしくなる・・・。
こうすると読者の層も広がるんだろうね。
例えば,女性も読んでいるかもしれないもんね。

ま,綺麗どころは好きだから大いに結構とする(って偉そうか)。


ぶ~。

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一流の人の話し方

2012-07-25 02:00:45 | 本・漫画・雑誌

あちきは,一流の人とあまり交流がない。
それは,あちきが二流,いや三流だからでござろうね。

しかし,たまに一流の人と話す機会がある。
いや,別にその人が「私は一流なんですよ・・・」なんて云うことはない。
そう云った瞬間,その人は三流なのだから。



「一流の人の話し方」(アスコム:北側義則)でござる。

一流の人の話し方には,独特の魅力がある。
それは,「も一度会って話を聞きたい」と思うような魅力でござる。

分かりづらいか・・・。

えっとね,包み込む安心感と,
その逆,厳しい一面もある。
それから,独特の間。

こう云った書物を読んでいて思うのは,
一流の話し方とは・・・と云ってマニュアルを示すものではない。

何だろうな,結局は「人間性」と云うことになる。
お金持ちだから一流と云うものではない。
豊かな人間性と,豊富な知識,見識のある人は,
一流と云うことになる。

今回,この本には付箋を入れていない。
ためにならないと云う理由では無い。
あっと云う間に読んで仕舞って,付箋を入れる暇がない
と云うのが本当の処だ。

この本では,これまで読んできた本に出てくるような,
そうね,にたような表現が幾つかある。

でもね,あるページに,
筆者が若い編集者を叱責する場面が出てくる。
しかし,若い彼は,謝罪をしながらも視線を外さずに
筆者と仕事の話を行う。
そこで筆者は,出来る若者だと感じるのでござる。

この手の本は,ややもすると自分の自慢話に終わるものがある。
しかし,筆者がこのエピソードを入れていると云うところが
読んでいて心地よかった。

まさに一流の人間の一流のもののとらえ方でござる。


ぶ~。

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ビブリア古書店の事件手帖

2012-07-23 20:50:19 | 本・漫画・雑誌

ちょいと前に売れた本だよね。



「ビブリア古書店の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~」
(アスキー・メディアワークス:三上延)でござるよ。

これを買ったのは去年の10月頃?
もう2作目がでていて,確か2作目と一緒に買ったのでござるよ。
先日,本屋さんに行ったら既に3冊目が出ていたので,

「やばい!早く読まねば!」

と思った次第。


少しは読んでいたのでござるが,
あちきは本の虫ではないので,
此処に出てくる本の内容がよく分からない。

よく分からなくても面白いのでござるが,
何だか他の本に興味が行ったと云うのが事実。

でもね,ちょいと読んでみたらこれが結構面白いの。
鎌倉の片隅にある小さな古本屋さんが舞台なのでござるが,
そこの店主がえらいべっぴんさんでね,
あちきも其処に惹かれて買ったのよ。

男はべっぴんさんに弱い。

そんなことはさておき,
その店主,足怪我してまんねん。
そんで,普段はおとなしい方ですが,
本の話になったらえらい力出てきますねん。

ほんで,勘も鋭い!

最初の話から,最後の「太宰治『晩年』砂子屋書房」までが,
実は繋がっていまして・・・。

いやあ,面白かったよ~。

今2作目を読んどります。
明日の帰りに3作目を買おうと思とります。


ぶ~。

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世界一シンプルな営業の教科書

2012-07-21 18:37:22 | 本・漫画・雑誌

頭にきたときは,本を読む!ってことで
昨日から始めた読書も,もう4冊目。
買って来た本は全部読んだことになる。



午後から読んだのは,
「世界一シンプルな営業の教科書」(アスペクト文庫:ジグ・ジグラー)
でござる。



ジグラーさんてこんな人。
10代から販売業に携わり,以降営業マン生活を続け,
何と,億万長者に!
ジグ・ジグラー・コーポレーション代表でござる。

あちきは,大切な本はラインを引きながら読む。
そうして,読んだ頁には付箋を置く。
また,その中でも仕事に生かせる処には色を塗った付箋を置く。
そうすると,

「この本面白かったよ」
「何処が?」
「えっとねえええええええええ・・・とにかくいいのよ!」
なんてことがなく,ちゃんと説明できる。

ちゃんと説明できると云うことは,
職場でも生かせると云うこと。

さて,あちきが気に入ったところは,
対話を助ける「POGO」の公式のところでござろうか?

P:Person(人),O:Organization(会社),
G:Goal(目標),O:Obstracle(障害物)

で,インタビューではなくインナービューすること。

あちきの仕事は営業ではないが,
豊かな生活や,希望ある未来を実現させるためのもので,
相手はお客様であることは間違いない。

それに,ときには,カウンセリング的な仕事もしながら,
よりよい生活が送れるヒントを示さなければならないことでは同じである。

それぞれのPOGOについて,
オープンクエスチョン,クローズドクエスチョン,イエスノー・クエスチョンを
行うわけだ。

たったこれだけのスペースで,
全部を云い切るのは難しいが,
日本とアメリカの営業の違いや,職種の違いなど,
読んでいくうちに全く気にならなくなる。

良い本でござるよ。

さて,本は読んで仕舞ったし・・・また買いに走るか?
それとも,プラモか?


ぶ~。

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お金のルール38

2012-07-21 15:41:49 | 本・漫画・雑誌

あちきはお金持ちではないし,
今の仕事をしていても大富豪になることは難しい。

じゃあ,今の仕事を辞めて,新しく・・・。でも今更なあ・・・。
そう思って仕舞う人は,お金持ちにはなれない。
お金は,そう云う人の元には集まってこないようにできている。



「20代のうちに知っておきたい お金のルール38」
(総合法令出版:千田琢哉)でござる。

お金持ちになんてならなくてもいい。
幸せに生きられたら!

と思う人も多いはずだ。
あちきもそう思う。
でもね,この本はそんな小さいことを云っているのではない。

我々が普段何気なく行っていることが,
お金持ちになるチャンスを失っていることを云っている。

あちきの仕事は,決してお金儲けが出来るしごとではないが,
この本の中で紹介されている「金持ちになるかどうか」の分かれ道は,
人間に器,仕事術に返ってくる。

良い仕事をするために,良い時間を過ごし,
質の良い人との交わりをする。

そのことは,他の人以上のサービスを生み出し,
感謝され,自分の自信にも繋がり,自分に返ってくる。
そして,更に良い仕事ができるようになるのでござる。


ぶ~。

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