わさびの日記

老後の暮らしを模索しています。健康のためランニング、楽しみにクラリネット、それに古文書解読を趣味にしたいと思っています。

秋の異動公示

2013-09-04 20:23:02 | 日記
 秋の定期異動の公示がありました。私の部署では一人(女性社員)転出します。長く同じ部署にいると良くないというのが私の基本的な考え方です。私の在任期間で半分以上の人を入れ替えのが目標です。今回、転出する人は、本人の希望もあり、問題はないですが、これまでには、「長いこと今の部署に尽くしてきたのに不合理だ」と考え違えしている人もいました。
 同じ部署に長くいることの弊害は大きく二つあります。その人自身にとって、仕事に慣れてしまうことで成長が止まってしまう弊害です。もちろん、努力する人はいますが、確実に成長のスピードは落ちます。私のように定年前ならばそれでいいですが、まだ今からひと頑張しなければならない人はそうはいきません。成長しない社員は評価されません。評価されないとくさります。くさると文句ばかり言う社員になります。さらに評価されなくなるといった悪循環に陥ります。もう一つは周囲への影響です。ほとんどの社員は自分の仕事のやり方への自信から保守的になります。周りの人は経験が浅いので、その人の一言で改善意欲をそがれることがよくあります。つまり、周囲の人の成長を止めてしまうという弊害です。
 今回、ちょっと驚いたのは女性の部長が一人増えたことです。その人の能力は認めますが、男性ならば部長にはまだなっていなかったでしょう。最近の女性登用の風潮があからさまに出ています。日本では女性の管理職や役員の割合は欧米に比べ著しく低いそうですが、だからといって無理やり抜擢するのはいかがなものでしょうか。もっと客観的な評価で女性が登用する仕組み、プロセスの必要性を感じます。 部長や役員への登用は、性別に関係なく公正に行われるべきです。これまでにも首を傾げたくなる登用はありましたが、それは会社の弱い一面を表しているようにも思えます。
 今回の登用で感じるのは女性幹部社員の育成方法の弱さです。男性社員は、本人の意思とは関係なく転勤異動させられますが、女性はほとんど転勤させませんでした。そのため、特定の部署に長く在籍することになり、マネジメント面での成長がイマイチです。女性幹部社員にする人はもっとローテーションしてマネジメント力を鍛えないと将来会社の経営に悪影響を与えかねません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする