「今日の小さなお気に入り」 - My favourite little things

古今の書物から、心に適う言葉、文章を読み拾い、手帳代わりに、このページに書き写す。出る本は多いが、再読したいものは少い。

ヨサホイ節 Long Good-bye 2020・10・10

2020-10-10 09:15:00 | Weblog



  今日の「お気に入り」は、「よさほい節」。

  フリー百科事典「ウィキペディア( Wikipedia)」には、「ヨサホイ節」のことが

 次のように解説されています。


 「 ヨサホイ節(よさほいぶし)は、日本の民謡。『ヨサホイ数え歌』とも呼ばれる。

  元歌はまじめな歌であったが、数え歌形式の替え歌になって普及し、現在では

  春歌やコミックソングとして扱われる。

  概要

   作者は不詳であるが、1924年(大正13年)に広島の演歌師頭領・秋月四郎が

  歌い始め、その後全国的に広まった。

  元歌の歌詞は、

  これが別れか ヨサホイホイ

  独りさびしく残るのは ホイ わたしゃ死ぬよりまだ辛い ヨサホイホイ

  たとえどんなに ヨサホイホイ

  二人は遠く隔つとも ホイ わすれまいぞえおたがいに ヨサホイホイ

  というもので、若い二人の別離が主題になっていた。ところがこの元歌の歌詞は

  現在ほとんど歌われることはない。全国に広まるうち、『一つ出たわいのよさほ

  いのほい~ 二つ~』というような数え歌形式の替え歌になり、若者たちの間で

  もてはやされてきた。『ヨサホイ節』は日中戦争から太平洋戦争中にかけても、

  軍隊や芸妓の間でもうたいつがれた。戦後もしたたかに生き延び、学生や若者の

  酒席の騒ぎ歌として愛唱されてポピュラーな春歌となり『艶笑数え歌』とも名付

  けられた。1967年、大島渚監督『日本春歌考』の中で春歌の代表のひとつと

  して取り上げられ、それ以来、特に若者たちに注目を浴びることになった。『春

  歌』という言葉が定着したのはこの映画以降といわれる。 」

   
   「ウィキペディア( Wikipedia)」には、「ヨサホイ節の替え歌」の具体的な

  歌詞の紹介はありません。60代以上の方であれば、一例として次なる歌詞を

  ご覧になると、聞き覚えのあるメロディーや二番以降の歌詞を思い出されるので

  はないでしょうか。40年前の昭和の御代でも、女性同席であれば、「よさほい

  節」を口ずさむのははばかりがありました。なんでもありの今の時代の耳で聞く

  と、過激でも卑猥でもない、目くじら立てるような内容の歌詞でもない、ただの

  おおらかなコミックソングと聞こえます。

  人の感情がハリネズミのようにとんがって、ぎすぎすした今の時代、仮に鶴瓶さ

  んやさんまさんのようなキャラの人が口ずさんでもNG、炎上するんでしょうか。 


   一つ出たホイのヨサホイノホイ
   一人娘と寝(す)るときにゃホイ
   親の許しを得にゃならぬ (^^♪

      (中略)

   二十出たホイのヨサホイノホイ
   二重結婚するときにゃホイ
   戸籍隠してせにゃならぬ (^^♪


   おおらかでいいなあ(^^♪
コメント
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