今日の「お気に入り」は、「よさほい節」。
フリー百科事典「ウィキペディア( Wikipedia)」には、「ヨサホイ節」のことが
次のように解説されています。
「 ヨサホイ節(よさほいぶし)は、日本の民謡。『ヨサホイ数え歌』とも呼ばれる。
元歌はまじめな歌であったが、数え歌形式の替え歌になって普及し、現在では
春歌やコミックソングとして扱われる。
概要
作者は不詳であるが、1924年(大正13年)に広島の演歌師頭領・秋月四郎が
歌い始め、その後全国的に広まった。
元歌の歌詞は、
これが別れか ヨサホイホイ
独りさびしく残るのは ホイ わたしゃ死ぬよりまだ辛い ヨサホイホイ
たとえどんなに ヨサホイホイ
二人は遠く隔つとも ホイ わすれまいぞえおたがいに ヨサホイホイ
というもので、若い二人の別離が主題になっていた。ところがこの元歌の歌詞は
現在ほとんど歌われることはない。全国に広まるうち、『一つ出たわいのよさほ
いのほい~ 二つ~』というような数え歌形式の替え歌になり、若者たちの間で
もてはやされてきた。『ヨサホイ節』は日中戦争から太平洋戦争中にかけても、
軍隊や芸妓の間でもうたいつがれた。戦後もしたたかに生き延び、学生や若者の
酒席の騒ぎ歌として愛唱されてポピュラーな春歌となり『艶笑数え歌』とも名付
けられた。1967年、大島渚監督『日本春歌考』の中で春歌の代表のひとつと
して取り上げられ、それ以来、特に若者たちに注目を浴びることになった。『春
歌』という言葉が定着したのはこの映画以降といわれる。 」
「ウィキペディア( Wikipedia)」には、「ヨサホイ節の替え歌」の具体的な
歌詞の紹介はありません。60代以上の方であれば、一例として次なる歌詞を
ご覧になると、聞き覚えのあるメロディーや二番以降の歌詞を思い出されるので
はないでしょうか。40年前の昭和の御代でも、女性同席であれば、「よさほい
節」を口ずさむのははばかりがありました。なんでもありの今の時代の耳で聞く
と、過激でも卑猥でもない、目くじら立てるような内容の歌詞でもない、ただの
おおらかなコミックソングと聞こえます。
人の感情がハリネズミのようにとんがって、ぎすぎすした今の時代、仮に鶴瓶さ
んやさんまさんのようなキャラの人が口ずさんでもNG、炎上するんでしょうか。
一つ出たホイのヨサホイノホイ
一人娘と寝(す)るときにゃホイ
親の許しを得にゃならぬ (^^♪
(中略)
二十出たホイのヨサホイノホイ
二重結婚するときにゃホイ
戸籍隠してせにゃならぬ (^^♪
おおらかでいいなあ(^^♪