愛猫・西子と飼い主・たっちーの日常

亡き西子とキジロウ、ひとりっ子を満喫していたわおんのもとに登場した白猫ちくわ、その飼い主・たっちーの日常…です。

猫との生活

2006年03月04日 | 西子
 実は西子を拾ったときの僕の精神状態は、最悪でした。
 公私共にさまざまな問題に直面し、かなりのストレス過多ともいえる時期でした。そんなときに、悲しげな目をした西子と出会い、つい魔がさして拾ってしまったって感じ。正直に言って後悔したこともありますが、ネコって一緒に住んでみると、何だかすっごく心地いいなぁって思う瞬間があるんです。とてもつもなくうるさくて、膝フェチで、腎臓が悪い厄介な西子でさえ、です。ネコ好きの人なら、この感覚ってわかっていただけると思います。西子は、僕がどんなに落ち込んでいても、どんなに困り果てていても、決して自分のペースを崩しません。好きなように食べ、好きなようにボールで遊んでいます。
 ネコによっては、落ち込んでいると慰めてくれることもあるようです。でも、うちの西子は自分が甘えることしか考えていない様子。落ち込んでると鳴くのをやめてはくれますが、僕に背を向けてネコベッドに横たわっています。その背中は「あんた、男なんだからしっかりしなさいよぉ。落ち込んでると膝に乗りづらいのよねぇ」とでもいっているようです。以前、なんとかして慰めてもらおう考え、抱きしめてみましたが、前足でうるさそうに押しのけられてしまいました。
 「お前は薄情なヤツだなぁ」
 といってシッポの付け根を軽くたたくと、西子のびっくりのツボにはまったらしく、すっごい勢いで後ろ足が跳ね上がりました。逆立ちに近いくらいに後ろ足が持ち上がったので、たたいた僕もびっくり。
 「ナンダこいつ! 変なヤツ」
 と思い、さらに追いかけてポンと尻尾の付け根をたたくと、また後ろ足が跳ね上がりました。連続して最低3回は跳ね上がることが判明。何だか、そんなコミカルな西子の動きに落ち込んでいたことも忘れ、気がつくと西子も膝の上に。
 人間でも動物でも、つらい時期を共有すると、不思議な連帯感が生まれるようです。
コメント
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