愛猫・西子と飼い主・たっちーの日常

西新宿で保護した今は亡き西子、阿佐ヶ谷で保護したキジロウ、
譲渡会で出会ったわおん、その飼い主・たっちーの日常…です。

にゃんこはいかにして日本に来て広がったか

2018年11月17日 | たっちーの部屋

 

先日、ブログで何気なく「遣唐使船に乗せられてにゃんこが初来日」と書きました。

ホントのところ、にゃんこはいつごろ日本に来て広がっていったのかな? と疑問に思いググってみました。

平安時代に宇多天皇の日記に(889年2月26日)には、太宰府から献上された「墨のように真っ黒い唐猫」の様子が、詳しく記述されているそうです。

 これは現存する日本最古のにゃんこの記録だそうです。不当な扱いを受けることが多く、最近ではインスタ映えしないなどの指摘もある黒にゃんですが、日本では由緒正しいのが黒にゃんといっていいかもしれません。

しかし、にゃんこの日本入国ルートは、これだけではないと思われます。以前、長崎にカギしっぽが多いというお話を書きました。このにゃんこたちは、主に鎖国中に日本が唯一、外国との交易を許されていた出島に東南アジア経由で日本に上陸したと考えられます。

以上から、とっても大雑把な仮説をまとめると、まず、遣唐使船で入国した「唐猫」が日本に上陸。貴族の間で飼われるようになります。月日の経過とともににゃんこは日本各地に勢力を伸ばします。あの豊臣秀吉もにゃんこを飼っていたともいわれます。

当時は、情報もモノも人間の移動速度を超えることはありませんでしたから、上陸からそれなりに長い期間、貴族などの一部で飼われていただけで、現在のように庶民の目に触れる機会は少なかったと思われます。そーこーしている間に、日本は鎖国。長崎・出島のみが解禁されたことで、唐猫よりも東南アジアを経由のにゃんこの入国が増加。カギしっぽのにゃんこが日本各地に増えていった……とまぁ、とっても大雑把にいうとこんな感じかと推察しました。

しかし、ここでまた新たな謎。日本に一般的に広がっているといわれる、短いしっぽが特徴のジャパニーズボブテイルは、出島から入国した尾曲がりが始まり? それとも唐猫の中で短いしっぽのにゃんこを交配させて輸入した? どっちでもいいけどちょっと気になる。

いずれにしろ、こうしてにゃんこは日本中に勢力を拡大し、古い絵などに残っていることもあります。

味わい深い墨絵を描く、仙厓さんという和尚さんもにゃんこの絵を残しています。今回の写真はその仙厓さんがいた福岡の聖福寺にいたにゃんこです。もしかしたら、仙厓さんの描いたにゃんこの末裔? ってことはないとは思いますが、このコ以外にもたくさんいました。聖福寺はJR博多駅から歩いても行くことができます。九州に旅行に行く機会のあるにゃんこ好きは一度、ぜひ、訪ねていただければと思います。

ちなみに、今回の記事はにゃんこ好きが高じて調べて、「こんな感じじゃね?」と都合よく推察しているので、真偽のほどはかなり怪しいです。いわゆる、酒席の戯言のレベルでご覧いただければちょうどよいところです。

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キジロウが11歳になりました!

2018年10月10日 | キジロウ

月日の経つのは早いもので、キジロウが10月10日に11歳になりました。

一説では人間に換算すると還暦・60歳だそうです。

片手に乗せて連れ帰った鼻水垂れが11歳を迎えたことは感慨深いです。

にゃんこなので見た目の変化はありませんが、飼い主としては体調管理には今まで以上に気をつけねばと思っています。

先日以降、布団をトイレにすることはなくなりましたが、季節の変わり目で抜け毛が増えているためか、毛玉を吐くことがしばしば。

いちいちメンドーなヤツです。

それにしても、私もその分、齢を重ねているんだよなぁ…。

ここ数年、自分的には加速度的におっさん度が増しているような気がする。

キジロウにならって少し若づくりを…とも思いましたが、無理をするとロクなことがないので、成り行きに任せようと思います。

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懲りないなぁ~

2018年09月06日 | キジロウ

キジロウが布団にう○こをすることがあると、ブログで何度か紹介してきました。

やられるのは、ほぼパートナーの布団限定。過去には、朝二度寝の最中にう○こされたという人間失格ともいえる出来事がありました。

最近でも「布団でう○こしちゃおうかなぁ~」という感じで、鳴きながら布団の付近をうろうろしていたり、布団を前足で掘っていることがたまにあります。

しかし、本猫もやってはいけないこととの認識があるようで、僕と目があうと「やべっ、見つかった!」と言わんばかりに一目散に走り去ります。

こうして飼い主・たっちーの威厳によって、この間、布団にう○こをされることはなくなっていました。

ところが先日のこと。真夜中に、猫が走り回る音で目を覚まします。

「うるさいなぁ~、なにやってんだよぉ~」と思い、ふと顔を上げるとパートナーの布団を掘っているキジロウと目があいました。

いつものように「見つかった!」という感じで、身体を反転させて走り去るキジロウ。

その後ろ姿を見送って「勘弁してくれよぉ」とつぶやきながら再度入眠。

ほっとする間もなく数分後に、不審な音で目を覚まして顔を上げると、再度、パートナーの布団を掘っているキジロウを発見、このときも身体を反転させて走り去っていきました。

自分が寝ている布団を2度にわたって掘られているのに、この間、パートナーは起きる様子はまったくなし。

寝ぼけながら「懲りないなぁ~」と、どちらに対してともなくつぶやきながら睡魔に身を委ねて朝を迎えました。

起きてみると、パートナーの布団が湿っています。今回、キジロウはう○こではなく、ちっこをしでかしたのです。

いつもならたっちーの威厳で跳ね返されれば諦めていたところですが、キジロウとわおんのタイミングが重なり、トイレがいっぱいになっていたのが気に入らなかったらしく、どうしても他の場所で用を足したかったようです。

ちょっぴりばつの悪そうなキジロウを横目に、パートナーは「臭い~!」などと文句を言っていましたが時すでに遅し。

夜中に僕が2度も跳ね返したにもかからわず、3度目に気が付けなかったわけですから、もはや同情の余地はありません。

しばらく、臭い布団で寝ていただこうと思います。

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大きい? 小さい?

2018年08月16日 | たっちーの部屋

先日、キジロウを病院に連れていきました。

病気ではなくワクチン接種。また、わおんほどではありませんが、口内炎をこじらせて歯を抜いた経験があります。最近は、自宅でもみてもやや歯茎が赤くなっているような……ということで、こちらも治療していただきました。

待合室で順番を待っていると、先に来ていたのが飼い主さんの膝の上で抱えられた小型犬。この日もキャリーケースに入れられた瞬間は悲しそ~な鳴き声を出していたキジロウですが、病院に到着するころにはすっかりあきらめたようで鳴き声もあげませんでした。

しかし、突如として「おーん」と猫らしからぬ、鳴き声を上げたものですから、小型犬を抱えて順番待ちをしていた飼い主さんが「えっ、犬ですか?」とびっくりしたように尋ねてきました。

内心、キジロウに対して「変な声で鳴くなよぉ~」と思いながらも「いえ、いえ猫なんですよ」と言いながら、キャリーケースの網目越しのキジロウを確認していただきました。

安心とびっくりが入り混じったような声で「ホントだ!」と納得していただきました。

同時に「少し、小さいですか?」と尋ねられたので、「そうですね。5キロくらいなのでオスとしては少し小さいかもしれません」と僕。すると、「このコ、3キロしかないから、このコよりも大きいですね!」と、膝の上の愛犬を見ながら驚いたようおっしゃっていました。

「へぇ~、そうなんだ」と思い、診察の際に体重を図ると4.6キロほど。前回も同じくらいだったとのことなので、5キロは勘違いだったかなぁ~? などと思いながら帰宅しました。その後、「キジロウって男の子としては小さいと思っていたけど、そうでもないのかも?」と思い、ググってみました。

もちろん、猫種や個体差によっても違いはありますが、標準的な猫の成長に応じた平均体重は次のようになっているとのこと。

・生後0週:約100g前後

・生後1週間:約150~200g

・生後1カ月:約400~500g

・生後3カ月:約1.0~1.5kg

・生後12カ月:約3.0~5.0kg

猫の1歳は人間だとおよそ20歳で、その後、多くの場合は成長が止まるため、1歳のときの体重がひとつの目安となるそうです。

こうしてみると、うちのキジロウはいわば平均に収まっていると言えそうです。

大きなにゃんこをみてきたのでキジロウは小柄と思っていましたが、そうでもなさそうで一安心。

わおんも先日、病院に連れていったときに体重を図ったところ3.6キロ。こちらも平均に収まっています。3キロの大台に乗ることなく、世を去った西子の最大は2.8キロほど。西子はやはり、小柄だったようです。

ちなみ、小型犬の体重を犬種ごとにみるとトイプードルは3~5キロ、ミニチュアダックスフンドは4~5キロ、チワワは3キロ以下が理想体重とのこと。トイプードルとミニチュアダックスフンドの理想体重は、ほぼキジロウと同じくらい、わおんはチワワを上回りました。

もうひとつ、ちなみに今回の記事はこちらこちらを参考にしています。興味のある方は、ご覧ください。

それにしても、飼い主はなかなか平均体重に近づけずに、健診のたびに胴回りを指摘されているにもかかわらず、日々寝ている猫たちは平均体重か……。納得できない。

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神様それとも…

2018年07月29日 | たっちーの部屋

日本では空前のブームで、今や愛玩動物として世界各地で確固たる地位を築いたにゃんこ。しかし、この地位を得るまでには、まさに紆余曲折があったようです。

イエネコの祖先は中東の砂漠地帯に生息するリビアネコだと言われています。しかも「少なくとも5種類の母系から家畜化され、人の移動に伴って世界に広まったとみられる」とのこと。いわば、世界中のにゃんこの先祖を辿れば5匹のお母さんにゃんこのいずれかにたどり着くということになります。

要約すると、リビアの砂漠で獲物となる小動物を追って、人家の近くに住みついたリビアネコ。その姿を見て「かわいい~! うちで飼っちゃおう!」という人が5人いて、その人たちがにゃんこ連れで引越して世界中に広まった……ということのようです(要約しすぎ?)。しかし、世界に広がる過程で、特にアジアでは必ずしも好意的な印象ではなかったようです。

例えば、仏教では歓迎されない動物だったそうで、にゃんこのことを良く書いてある仏典はほとんどなく、それどころか悪いことをするとにゃんこに生まれ変わる、などと記されていることが多いそうです。

さらに、古来、中国では子どもを苦しめる「猫鬼」の存在も恐れられ、子どもの夜泣きはにゃんこの怪異によるものだといわれていたそうです。この「猫鬼」、日本には鎌倉時代に伝えられ「病気」を媒介するといわれていたといいます。「猫鬼」も読み方は「びょうき」。まったく根拠はありませんが、こんなところに語源があるのかも? という気もしました。

仏教で嫌われ者だったにゃんこですが、得意技によって立場が一転します。にゃんこの得意技、「ネズミ捕り」です。

なにしろ、仏教で大事な経典をネズミの被害から守るってくれたのは、他ならぬにゃんこだったのです。

僧侶「今までさんざん悪口言ってごめん! 経文をネズミから守ってください!」

にゃんこ「えーっ! 今更、都合よすぎじゃね? いやだよ!」

僧侶「だからさぁ~、今度、外国、日本ってところに連れていくからさ。いいところらしいよぉ~、日本」

にゃんこ「ホント? じゃあ、がんばっちゃおうかな?」

などというやり取りはなかったと思いますが、こうしてにゃんこは経文と一緒に遣唐使船に乗せられて日本に初上陸します。大事な経文を守って登場したのですから、にゃんこも「日本ではポジティブな印象を先行させるぞー!」と意気込んでいたでしょう。しかし、事態はそう簡単にはいきません。

もともと仏教では、好意的な印象が少なかったにゃんこ。そんなことも影響してか「化け猫」が登場します。なにしろ愛玩動物として双璧の犬には「化け犬」はなく、家畜として長い付き合いのある牛、馬、ヤギなどに「化け」が付くことはありませんから、ある意味とってもスペシャル。

そんな、化け猫の代表が「妖怪・猫又」です。「化け猫」と「猫又」厳密には異なりますが、ゲゲゲの鬼太郎に登場する猫娘に匹敵する知名度を誇っています。猫又は50歳まで生きたにゃんこは、尾が分かれ霊力を身に着けるとのお話しで、もちろん作り話ですが、どうにも印象がよくありません。

こうしたマイナスイメージを払拭して、日本での地位を確立できた要因も、やはりネズミ捕りでした。

蓄えていた穀物や養蚕のための蚕を食べるネズミの駆除をしてくれるにゃんこは、農家にとってめちゃくちゃありがたい存在。ネズミ捕りで、広島東洋カープの鈴木誠也選手を凌ぐ神ってる対応を繰り返したにゃんこは、そのまま神様待遇に。地域によっては、にゃんこを祭った神社もあります。

もちろん日本だけでなく、海外の農家でもにゃんこは大活躍。中世ヨーロッパや中国でも、にゃんこは「稲穂の精霊」とされているといいます。

精霊を超えて日本同様に神様として扱ったのが、古代エジプト。にゃんこを同じネコ科のライオンの変わりとして崇拝し「バステト女神」として神格化します。

しかし、そんな古代エジプト人のにゃんこ好きが裏目にでることもありました。戦争になると敵は盾ににゃんこの絵を描いて対抗したのです。それを見て「絵とはいえ、にゃんこは攻撃できませーん!」と退散するエジプト兵。衰退の原因は、こんなところにあったのかも?

忌み嫌われていたかと思えば、神様にもなるにゃんこ。これほど振れ幅の大きく、かつ、身近な動物はにゃんこ以外にありません。それも、にゃんこの魅力ゆえなのでしょう。

ちなみ、今回の写真は天然の猫じゃらしで遊ぶキジロウとわおん。こいつらを50歳まで生きさせて、猫又になるか確認してやろうと思ったのですが、確認する前に私が世を去ってしまいそうだということに気づきました。残念……。

なお、今回のお話はこちらこちら、さらにこちらこちらを参考にしています。

興味のある方または、夏休みでの時間つぶしをした方、ぜひ、ご覧ください。

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