愛猫・西子と飼い主・たっちーの日常

亡き西子とキジロウ、ひとりっ子を満喫していたわおんのもとに登場した白猫ちくわ、その飼い主・たっちーの日常…です。

出張

2006年03月10日 | 西子
 西子との生活を始めて僕自身の一番の変化は、泊まりでのお出かけが少なくなったこと。外泊が必要なときでも、できるだけ一泊ですませるようにして、可能であれば24時間未満で家に帰るようにしていました。
 そんなある日、泊りがけで関西方面に出張へ行くことになってしまいました。僕は、宿泊を伴う出張の機会はそれほど多くありません。せっかくの機会なので、ちょっと遊びにも行きたいし…。というわけで予定を調整していたら3泊4日に。こんなに長い期間、西子と離れるのは初めて。とっても不安です。
 いつものようにネコゴトに関する不安は、Cねえさんに相談。すると、「大丈夫よ~猫なんて寝てるか、遊んでるか、食べてるか、なんだから~。もう親バカ(?)だなぁ」とのこと。しかし、なんといっても西子は膝フェチ。膝無しで過ごすことができるだろうか? 「そんなに心配ならペットホテルに預けたら?」とCねえさん。しかし、西子は避妊手術で入院したときに食べ物を口にしなかった前科を持っていますから、そんなかわいそうなこと&カネのかかることはしたくありません。「3泊くらいなら心配ないよ~」といいつつ、「でもね。昔飼ってた猫は、やっぱり3泊くらいひとりで留守番させたら、帰ったときに声が嗄れてたのよ。ひとりで、寂しくて鳴いてたのかと思うとかわいそうだったなぁ」だって。これを聞いたときは(出張、やめようかな)なんて真剣に思っちゃいました。でも、西子にもときには試練が必要。一時的にでも、僕と離れて生活することで、少しはわがまま鳴きが収まるかも? などと勝手な解釈を広げつつ、ダンボールで猫トイレを増設し、水を4皿、ご飯を3皿準備し、いざ出張へ。
 でも出張中も、頭の隅には西子のことが離れません。(どーしてるかなぁ。寂しくてないてないかなぁ)などと心のどこかで気になって仕方がありません。出るはずないのに(家に電話してみようか?)などと考えてしまいました。1日1分、いや30秒でいいから、西子が人間の言葉を話せるようになってくれて、電話に出たらきっと
僕「西子、ひとりで大丈夫? ご飯とお水まだある?」
西子「ご飯もお水もまだ大丈夫だけど、今日ちょっと吐いちゃった。畳の上だけど、拭けないからシミになっちゃうかも」
僕「いいよ、気にしなくて。帰ったら拭くから踏まないように気をつけてね」
西子「わかったー。寂しいから早く帰ってね」
なんて会話が成立するのでは? などと妄想を膨らませていました。
 そうこうしているうちに、3泊4日の出張は終了。急いで家に帰ってみると、いつものように西子は猫ベッドで寝たまま「なおーん、あおーん」とお帰りの挨拶。その声は…いつもと同じ、ちっとも嗄れていません。なんだか、心配していた僕がバカみたい。ご飯、水は、十分足りていましたが、トイレはいっぱい。3泊4日なら、留守番できるってことを証明したわけですが、ちょっと寂しい気分になりました。


コメント
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