愛猫・西子と飼い主・たっちーの日常

亡き西子とキジロウ、ひとりっ子を満喫していたわおんのもとに登場した白猫ちくわ、その飼い主・たっちーの日常…です。

2012年 キジロウ病院へ行く②

2012年02月15日 | キジロウ

歯と歯ぐきの治療のため、病院に長時間預けられることになったキジロウ。

「全身麻酔して大丈夫かな」

と一抹の不安を残しつつ、お迎えの時間に。仕事の都合で間に合わない僕の代わりに、パートナーが迎えに行き、キジロウとともに抜いたキジロウの歯をもらって帰ってきました。

獣医さん曰く、歯周病は「なるコはなる」そうで、歯ぐきの状態を見て悪化しないうちであれば薬でも対応できるとのことで、引き続き様子を見ていく必要がありそうです。

なにしろ、生粋のノラで、子猫のときにひどい猫風邪をこじらせていたところを保護したわけですから、まったくの健康体を期待するのは難しいのかも? などと思ったりもしました。

帰宅したばかりのときは、完全に麻酔が切れておらず、ややふらついていたとのこと。今回はあまりに長時間で大事だったために、病院での恐怖よりも家に着いた安堵の方が大きかったようで、逃げ回ることもなかったそうです。

その夜、帰った僕の顔を見ても、ちょっぴり何か言いたげな表情をしたものの逃げることもなく、過ごしていました。

しかし、その夜。僕の布団の脇に何やら茶色く丸い物体を発見。よくみると、キジロウのう○こです。さらによくみると、布団が不自然に折れ曲がっています。

久しぶりにやられました。布団にう○こ。しかも、僕の布団にするのは初めて。どう考えても復讐以外に考えられません。迎えに行ったパートナーは、救世主のように思っていたのでしょうか。その後も、なんの被害もありません。

そんなことをしておきながら、う○この撤去作業が終わったころ合いを見計らって「もふもふしてぇ~」といわんばかりに、僕の顔を見ながら猫ベッドでお腹を出してごろんとするキジロウ。なんだか、問題行動のある子どものようです。

「わかったよぉ~、もふもふするよぉ~」と、涙目になりながらいつもより力の入ったもふもふをお見舞いする飼い主・たっちー。

高い治療費で臨時収入が吹き飛び、さらに布団にう○こされる飼い主の立場はいずこへ。

なんだか、とっても納得がいかないのですが…。(おわり)

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2012年 キジロウ病院へ行く①

2012年02月14日 | キジロウ

以前、獣医さんに指摘されていたキジロウの歯周病。

「そのうち連れて行かなくちゃだよなぁ」と思いつつも、足が遠のいていました。

なにしろキジロウは大の病院嫌い。一度、連れていくと3日間は顔を見ると逃げられるという悲しい現実が待っていることもありますが、足が遠のいていた理由は、それだけではありません。

歯の治療を本格的にやるとなると、全身麻酔をかけることになりますが、それがなんとなく不安だったのです。

このため、飼い主としては心配しつつも「次の予防接種のときに、ついでに…」などと調子よく考えていました。

そんなある日、いつものように猫ベッドでキジロウをもふもふしているときに、ふと歯ぐきを見ると、奥の方が黒く変色していることに気付きました。

「あれ? これってヤバいんじゃないの?」

ということで早速、病院へ。

獣医さんと相談した結果、やはりここはしっかりと治療をすることになりました。

しかし早速その日のうちに…というわけにはいきません。

全身麻酔をして歯の治療をするためには、午前0時以降は断食、早朝6時以降は水もご法度、という厳しい環境に置かなくてはいけないことが判明。そんなキジロウの置かれている状況と、この数週間前に胃カメラを飲んだ自分の状況を重ねる飼い主・たっちー。

「食べちゃだめって言われると、食べたくなるんだよなぁ。キジロウぉ~」

などと声をかけつつ、0時ちょうどにご飯を撤去。翌朝に備えることになりました。

翌朝、なんとな~くいつもと違う雰囲気に「?」と感じつつも、「そろそろご飯、くれない?」という感じで、足元で鳴き始めるキジロウ。

「おぉ~、そうだねぇ~お腹すいたねぇ~」

などと言いながら抱っこして、そのままキャリーケースへ。

何事が起きたか理解できずに「なんだよぉ~、なにすんだよぉ~、どこに連れていく気だよぉ~」という感じで、悲しそう~な鳴き声が家中に響き渡りましたが、有無をいわさず病院へ。キャリーケースのまま預け、夕方、受け取りにいくことになりました。(つづく)

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命日に見た夢

2012年02月05日 | 西子

21日、西子の命日の夜に夢を見た。

夢の中で、僕は怒っていた。相手は西子だ。

「なんでいっちゃうんだよ。いくなよ」

西子は何も言わない。

「いくなよ」を何度も繰り返した。

西子はどんな顔をしていただろう。思い出せない。

「いくなって言ってるだろ! いくな!」

何度目かの「いくな!」で、目を覚ました。

近くに西子がいたような気がした。

命日だったので、ちょっと様子を見に来ていたのかもしれない。

それとも、飼い主を心配して1年間は近くにいたのかもしれない。

せっかく夢の中で逢えたのに、怒っちゃったね。

ごめんね、西子。今度、夢で逢ったら、西子の大好きだった膝の上で休んでもらわないとね。

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西子の一周忌

2012年02月01日 | 西子

日曜日、冷たい風が吹いた。強い風だった。

西子の一周忌。逝ったのは2月1日だが、ちょっぴり早い日曜日に墓地に向かった。

バスを待っている間、真っすぐ立っているのもつらいほどの強く冷たい風が吹いていた。

墓地についたときに、風が止んだ。

花を手向け、線香をあげて、手を合わせた。

手を合わせている間、「もう1年なんだなぁ」ということしか考えられなかった。

理由はわからないけど、なんとなく切なかった。

携帯の待ち受け画面の西子をみた。

「ちょっとぉ~、あんまりジメジメされてると安心して成仏できないじゃないよ」

「年中、ジメジメしているわけじゃないよ。たまにね。たま~に」

一瞬の間に、そんなやり取りが成立したような気がした。

猫に九生あり」という諺があるそうだ。

僕の人生の節目には、また西子は表れるのかな。

猫を被って大人しいふりをして、家に着いた途端に大声で鳴き続ける猫。ちょっぴり楽しみのような、困ったような…。表れるなら、本当に大人しい猫に生まれ変わっていてほしいんだけど…無理だろうなぁ。

 

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