愛猫・西子と飼い主・たっちーの日常

亡き西子とキジロウ、ひとりっ子を満喫していたわおんのもとに登場した白猫ちくわ、その飼い主・たっちーの日常…です。

2010年 キジロウ病院へ行く③

2010年05月29日 | キジロウ
先日の耳の治療から10日ほどが経過。その後、右耳を気にする様子もなく、耳アカの溜まり具合も落ち着いてきました。
順調に回復に向かっているようではありましたが、念のため再度病院へいくことに。
しかし、まだキャリーケースの恐怖が真新しいだけに、押入れから取り出した途端、落ち着きをなくすキジロウ。
ふと見ると僕の机の下の隅っこにちょこんと座っています。
「まあ、そう言うなよ。この間だって、たいしたことなかっただろう?」
などと声をかけてみましたが、本猫的には「たいしたこと」だったようで、キャリーケースへの入室を完全に拒否。近づく、僕の手と足をすり抜けて押入れに避難してしまいました。
ビビりのくせに頑固なところのあるキジロウですから、このまま押入れから出てくるのを待っていたら、夜中になる可能性大。このため、強制的に押入れから排除して取り押さえることに。
「やだよぉ~、病院は嫌いなのぉ~」って感じで、にゃおにゃお鳴き続けるキジロウとしばしの格闘を繰り広げましたが、数分後には無事にキャリーケースに押し込めることに成功します。
しかし、足元を見るとズボンや床が毛だらけ…。「抜け毛の季節の病院はこれがあるんだよなぁ~」などとぶつぶつ言いながら自分と床に掃除機をかけて出発進行。
キャリーケースに入れられてからも、か細い声で「出してぇ~」って感じで「にゃお~」などと鳴いていましたが、「大丈夫、大丈夫」などと声をかけていました。
診察の結果、やはり順調に回復しているとのこと。この日は、やや汚れた耳の中を再度、きれいにしていただきました。
また、まだ少し残っている点耳薬は、念のため「使い切ってください」とのことなので、もう少し治療は継続になる見込み。
治療が終わってキャリーケースの入り口を開けると、来るときは打って変わってホフク前進でそそくさと中へ。さらに帰ってからキャリーケースを開けると、やはりホフク前進で押入れに逃走。
その後は、ヘソを曲げてなかなか押入れから出てこなくなり、出てきても僕の顔を見ると逃げだす始末。キジロウの信用を取り戻すのに、一晩かかりました。
これで、耳のカイカイが治ったんだからへそ曲げんなよぉ~

ちなみに、病院の待合室に今までなかった一冊が加わっていました。
印税の一部はシェルターに寄付されます。まだ、ご覧になっていない方は是非、読んでください。
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シマシマ模様

2010年05月24日 | 散歩
西子を保護した駐車場の付近でにゃんこと遭遇。
しゃがみこむと、警戒しながらも逃げずにいてくれました。
でも触ろうと思って、そーっと手を伸ばすと、さらに奥へ逃走。
残念…と思いつつ、去っていく後ろ姿を見ると尻尾だけキレイなシマシマ模様でした。
うーん、今度はバックショットを狙ってみよう!
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冬終了!

2010年05月23日 | 西子
夏日が続いていた最近の東京。
依然としてペット用のヒーターを使用した西子ですが、さすがに暑かったようで写真のように溶けたような寝姿になっていました。
「これは本猫も暑いに違いない! チャンスだ!」
と判断した飼い主たっちー。土曜日にさっさとヒーターを撤去しました。
これまで北海道よりも早くヒーターを必要とし、北海道よりも遅く撤去していただけに「梅雨前に西子の冬が終了したのは、僕が保護してからは初めてかも?」と感慨にふける飼い主・たっちー。
「これで西子も遅まきながら人並みのにゃんこになれた…? いや、猫なのに『人並』はおかしいな? 猫並みの猫ってのも変だし…?」などとしょうもないことを考えながら撤去終了。
まずはめでたし、めでたしです。
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縁を結ぶ

2010年05月20日 | たっちーの部屋
今回はにゃんこニュース。沖縄からです。
八重瀬町にある古民家ゲストハウスに、ある日小学生が生後間もないにゃんこを連れてきました。
「まだ小さいので、このまま外にいたら死んでしまいます。ここで飼っていただけないでしょうか」
この古民家ゲストハウスには、すでにミルキーというわんこがいました。しかし、にゃんこを見ると、ミルキーとよく似た茶色と白色のぶち模様。そんなこともあって、このにゃんこを引き取ることにしました。
このにゃんこ、背中に翼のような模様も発見。飼い主さんは、この模様を見てハワイの言葉で「天使」を意味するというアネラの名前をにゃんこに授けます。
当初、アネラはミルキーを警戒していました。しかし、そのうちにそーっと近づき、ミルキーのおっぱいに吸い付く子猫のアネラ。それを自然に受け入れるミルキー。かいがいしく世話を続けていたある日、ミルキーの母性本能のハリが振り切れたのか、出産経験がないのにお乳が出るようになりました。確認したときには「大変驚いた」と飼い主さん。
こうして、不思議な縁で結ばれたミルキーとアネラ。寝るときなども仲良く過ごし、宿泊客を和ませているんだそうです。
ところで、このゲストハウスの名前は「結縁(ゆいえん)」。ミルキーとアネラ、そしてミルキーとアネラを媒介にして人間同士の縁が結ばれていくような気がしました。
なお、いつのもことですが、たっちーのお届けするにゃんこニュースは妄想を暴走させて脚色しています。正確なニュースはこちらまで。
ちなみ、今回の写真は右耳の薬を継続中のキジロウ。治ってるのかな?
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2010年 キジロウ病院へ行く②

2010年05月19日 | キジロウ
診察台にキャリーケースを乗せ、入り口を開けたのですが、ビビリまくっているキジロウは石のように動きません。
しかし、そのままで許されるはずもなく、獣医さんに引きづり出されて、いよいよ診察開始です。
「今日は、どうしました?」
「なんだか、右の耳だけ気にしているんですよね。目に見える範囲で耳アカを取ったんですが、まだ気になるようで…」
「そうですか、じゃあちょっと見てみましょうね」
ということで、ライトのついた円錐形の道具で耳の中を診察。
「確かに、汚れてますねぇ」
ということで早速、耳掃除。
すると、でるわ、でるわ…
獣医さんが「これを、取っちゃおう」と引きづり出した最大級の耳アカは、小さめのキャットフード一粒分くらいありました。
「どうして、こんなことになっちゃたんですかね?」という僕の問に、獣医さんは「そこなんですよ。ちょっと今調べてみますね」ということで耳アカを顕微鏡で拡大すると、細菌を発見。
どうやら耳の中で細菌が繁殖し、それが原因で右の耳だけ大量に耳アカが発生してしまったとのことでした。このため耳の中に直接入れる点耳薬をいただいて、1週間続けてみることに。その後、まだ気にしているようなら念のため再度、診察をしていただく、ということで無事に診察終了。
治療中は目をまん丸く大きく見開いて、かなり緊張しているようでしたが、女性の看護師さんに押さえつけられてちょっぴりまんざらでもない様子だったキジロウ。それでも、診察が終わってキャリーケースを開けた途端、小走りに中に入っていきました。
帰りの道中も「次はどこに連れて行かれるんだろう…?」って不安だったのか、依然として「石状態」でしたが、家に着いてキャリーケースを開けると一目散で押入へ逃走。キャリーケースを片付け、しばらくすると安心したようで機嫌も回復。右耳も大物を取っていただいたせいか、気にしなくなりました。
さあーキジロウ、これから頑張って細菌をやっつけようぜぃ!
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2010年 キジロウ病院へ行く①

2010年05月18日 | キジロウ
右耳に耳アカが溜まり、気になっていた様子のキジロウ。
「耳アカくらいなら…」って気もしましたが、掻きすぎてちょっぴりひっかき傷もできています。
こうなると言葉のわからないにゃんこのことですから、何があるかちょっぴり心配。
というわけで、やっぱり病院へ連れて行くことにしました。
最近お気に入りの僕のイスの上にちんまりしているキジロウの側にキャリーケースを置いたところ、「?」って感じで、この後、自分の身に降りかかる事態を想像できないようでした。
しかし、キャリーケースの入り口を開け、イスから抱っこして下ろすと、これまでの忌まわしい出来事が走馬燈のように蘇ってきたようで激しく抵抗。
「いやだー! そこに入れられてロクなことがあった試しはないじゃないかぁー!」
って感じで叫んでいるかのようでしたが、力ずくでキャリーケースの中へ。
「たっちーに刃向かおうなんて十年早いぜぃ」
などと言った後に「ん?…でも、十年後に刃向かわれたらちょっと困るなぁ」などとしょうもないことを考えつつ病院に向かいます。
極端な内弁慶でとってもビビリのキジロウは、キャリーケースの中でとっても哀しそ~な声で「にゃ~ぉ」などと鳴いています。
その声を聞いてちょっぴり気の毒になったため、少しでも安心してもらおうと、道中「久しぶりの外だね。いろんな音や匂いがするだろ?」などと話しかける飼い主・たっちー。しかし、本猫としては、そんな飼い主の呼びかけに対応する精神的な余裕はまったくないらしく、そのうち鳴き声も発しなくなり、石のように身を固くしてしまいます。
そうこうしているうちに病院へ到着。治療を待っているわんこ・にゃんこもいなかったため、早速、診察が始まりました。
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気持ち良さそうな昼寝

2010年05月17日 | 散歩
やや不安定な感じはあるものの、5月に入るとだいぶ暖かい日が増えてきました。
先日、仕事で中央区・八丁堀へ。
公園を歩いていると、ベンチで気持ち良さそうに昼寝をしているさびにゃんを発見。
あまりにも気持ち良さそうだったので、少しでもその気持ちよさを分けてほしいと思い、となりに座ったのですが、気に入らなかったようで一瞥すると「ちっ…」って感じでのそのそと立ち去りました。
ジャマしてすみませんでした。
ちなみに、にゃんこが去った後のベンチでゴロンと…などはせずにちゃんと仕事に向かいましたので念のため。
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気まぐれ?

2010年05月16日 | キジロウ
4月には桜が咲いた後に雪が降るなど、妙な気候が続いていた東京。
このままどんどん寒くなって氷河期に突入する? などと心も配しましたが、5月に入るとだいぶ春らしい日が続くようになりました。
そんなある日。帰宅すると、いつもだったら茶の間にあるマザーボールに寝ているはずのキジロウが、僕のイスにちんまりと丸くなっています。
夏の間、西子が僕のイスを占領することはありましたが、キジロウが使うのは初めて。
「あれ? 珍しいじゃん」
などと言いつつも、そのうちマザーボールに戻るだろうと思って放っておきましたが、なかなか戻る気配がありません。
茶の間で西子を含めて2人と1にゃんでくつろいでいるときも、別室にあるイスで寝たまま。
見かねたパートナーが「寂しいからこっちにおいでよ」と連れてきても、すぐに戻ってしまいました。
その様子は、自分の部屋のこもって何やら良からぬことを企んだり、悩んだりしている思春期の若者のようです。でも、キジロウは人間の思春期の若者ではなく、家から出たことのない深窓のおぼっちゃま・にゃんこ。
「体調でも悪いのかな?」
と思い、猫じゃらしで遊ばせてみると、結構激しく反応していたので、体調不良ではなさそうです。食事もう○ちも、ほぼいつもどおり。
急激な気温の変化に快適な場所を探した結果で、キジロウ流の気まぐれとも思えるのですが、イマイチよくわかりません。
最近は、やはり1にゃんでは寂しいということに気付いたのか、マザーボールでも少し寝るようになりましたが、まだまだ圧倒的にイスにいる時間のほうが長い様子。案の定、イスは毛だらけになり、持ち主の僕はなかなか思うように使わせていただけません。
ちょっぴり気になるのは、右耳に耳アカがやや頻繁に溜まること。連日、耳掃除をしましたが、それでも湧いて出てくるようで、右だけイヤ耳になっていることも多く、本猫も気にしているようす。
大したことはないと思いますが、近いうち病院に連れて行き、獣医さんに相談しようと思います。
キジロウぉ~、久しぶりのキャリーケース&病院だぞぉ~、覚悟しろぉ~
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にゃんこが多い理由

2010年05月15日 | 散歩
初島を歩いていて、にゃんこが多いなぁ~と思っていると、写真のようなノラのエサやり場を発見しました。
屋根にはにゃんことにゃんこの足跡のイラストもある、なかなかキュートな造り。
このエサやり場は1カ所ではなく、複数あるようで、どうやら地域でにゃんこ面倒を見ているようです。
島に猫好きが多いのか、魚好きのにゃんこを大事する漁村特有の「猫信仰」なのか、現実的に天日干しをしている魚を奪われる確立を低くしようとしているのか、観光客がつり上げた魚を「お魚くわえたドラ猫ぉ~♪」状態にならないような配慮なのか…といったことはまったく不明。
いずれにしろ人懐こくて、元気なにゃんこが多いのは、猫好きとしては大歓迎です。
これからも、島の方々に大切にしていただければと思います。
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初島のにゃんこ2

2010年05月14日 | 散歩
昨日に引き続き、初島のにゃんこです。
島にはいたるところににゃんこがいるようで、歩いているとよく見かけます。
このにゃんこは耳がただれたようになっているのがちょっぴり気がかり。
ちっこでもしたかったのか、うろうろしていました。
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初島のにゃんこ1

2010年05月13日 | 散歩
熱海港から船で25分ほどのところにある初島に行ってきました。
面積は0.437平方キロメートル、周囲は約4キロメートルほどのとっても小さな島です。
この島にも港にツキモノともいえるにゃんこがいました。
しかも、とっても人懐っこくて、にゃーにゃー鳴いているので、しゃがみこんだら近づいてきてごろん。
なでなでしている間も、なぜかにゃーにゃー鳴き続けていました。
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黒い招き猫

2010年05月12日 | 散歩
連休をちょっぴりはずして熱海の温泉へ行ってきました。
せっかく海の近くに来たのだから…とお魚料理のお店へ。
外から店内につながる階段をふとみると大きな黒い招き猫を発見。
なかなかゴージャスな雰囲気です。
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どアップ!

2010年05月11日 | 散歩
連休中に自宅付近で出会ったにゃんこです。
首輪をしていたので飼い猫だと思われますが、必要以上に人懐っこくてこんなどアップの写真しか撮れませんでした。
なんだかよくわからない写真になりましたが、戯れていた雰囲気を伝えたくて、ご紹介してみました。
ご覧になってすりすりされた気になっていただけると嬉しいです。
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ユキヒョウ

2010年05月09日 | たっちーの部屋
連休中にパートナーと多摩動物公園に行ってきました。
たっちー的には多摩動物公園といえばユキヒョウ
絶滅の危険が高く、中国では国家1級保護動物に指定されています。
ヒョウならではの模様がとてもきれいですが、写真で十分に伝えきれなかったのが残念です。
そして、ユキヒョウと聞いてもうひとつ思い出すのが、以前、このブログでご紹介したこの話
話のネタもとはこちら。ウソのような本当の話のようです。
う~ん、いろんな意味で中国ってすごいかも!
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ミィちゃんとエサやりさん(第6話・最終回)

2010年05月06日 | ネコの寓話
(第1話から読んでください)
彼女はいつものように、猫たちに食事を与え、自宅に戻ると急に胃がきりきりと痛み始めた。近くに住む娘に連絡をして来てもらい、病院に連れて行ってもらった。
そして、彼女は自分の命が残り少ないことを知った。
1カ月ほど入院していたが、外泊の許可が下りた。猫たち、とりわけミイのことが気になっていた。
案の定、老猫のミイは新参者の若手に追われて、駐輪場からやや離れた駐車場の隅で丸くなっていた。
「ただいま。寂しい思いをさせてごめんね」
 彼女はそう言いながら、痩せた腕で年をとって痩せたミイをやさしく抱き上げた。そして、ゆっくり腰を下ろし、何時間もミイを抱き続けた。その晩、彼女はミイを部屋に入れ一緒に寝た。それが、彼女とミイの最後の分かれになった。
 彼女は翌日再入院し1週間後にこの世を去った。
 ミイは、そんなことを知らずに彼女を待ち続けた。来る日も来る日も…待ち続けた。彼女以外にミイの世話をする人はたくさんいたので、食事にも寝床にも困ることはなかった。でも、ミイは彼女に会いたかった。彼女に甘えたかった。彼女に抱っこしてもらって、やさしく背中をなでてほしかった。
 ミイは、すでに自分の死期が近づいていることを感じていた。だから、余計に彼女に会いたかった。もう一度だけでも、会って抱っこしてほしかった。
 しとしと冷たい雨の降る夜だった。彼女の変わりになっているエサやりさんが用意してくれた寝床で寝ていたミイは夢を見た。彼女の夢だった。彼女は、いつもの優しい笑顔で寝ているミイをのぞき込むようにしゃがみ込んでいた。
 めったに鳴き声を上げないミイだが、このときは丸まったまま顔だけ彼女に向けて「にゃー」と一声鳴いた。それは「遅かったじゃない」と苦情を言っているようだった。
 「寂しい思いをさせてごめんね」
 夢の中の彼女は、そういうとそっとミイを抱き上げた。
 ミイはうれしかった。とてもうれしかった。そして、安心したように、夢の中でさらに眠りについた。
 翌朝、冷たくなっているミイがいた。その顔は、どこか幸せそうで、ほっとしたようだった。
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