愛猫・西子と飼い主・たっちーの日常

亡き西子とキジロウ、ひとりっ子を満喫していたわおんのもとに登場した白猫ちくわ、その飼い主・たっちーの日常…です。

和田堀公園の猫1

2006年04月30日 | 散歩
とっても天気のいい日曜日。
というわけで、いつものように善福寺緑地・和田堀公園まで自転車で。
途中でパンを買って公園でランチ。
一息ついて、公園内をブラブラしていると2匹の地域猫に遭遇。
写真の猫がそのうちの1匹です。
僕が食べ残したパンをちぎって前に放ると、結構おいしそうにパクついていました。
しかし、やはり警戒心は解いておらず、一定距離以上近づこうとすると、逃げる体勢に。あまり、近づけなかったため小さくしか撮影できなかったのが残念。写真に収められなかった猫も、とってもかわいかったから、遊んでほしかったのに~。

ちなみに、パンを購入したお店は杉並区内で知る人ぞ知る『ベーグル』。やはり、ベーグルがおいしいそうお店だそうですが、午前中に売切れてしまうため、たっちーは未だにありついたことはありません。でも、他のパンもおいしいです。
住宅街でひっそりと営業しているお店なので、見つけたら是非立ち寄ってください。
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大塚公園の黒猫

2006年04月29日 | 散歩
豊島区の大塚公園にお散歩。
食事中の黒猫を発見。
地域の猫おばさんにカリカリをもらって、おいしそうに音を立てながら食べていました。
食事中も警戒心は全快。触ろうと近づくと逃げる体制に。
「生きるためにご飯はもらうけど心は許さないよん」と、でもいっているようでした。
でも、この警戒心が半野生で生き延びるのに必要なんだろうなぁ。
お食事を中断させるのは気の毒なので、一定の距離を保ち、おいしそうに食事する様子を眺めさせていただきました。
まだ子ネコで、かわいかったけど、写真はちょっとアイボみたいになってしまった…。
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大人?

2006年04月28日 | 西子
 以前、Kさんにいただいたアフラックダックと西子のツーショット写真を掲載しました。その後も、何度も「よ~く考えよ~」って歌わせているのですが、西子は依然として反応なし。
 しかし、存在することは許してくれているようで、現在は西子の抜け毛にまみれたアフラックダックが電気アンカとともに猫ベッドに収まっています。
 Cねえさんちのトラ(日本猫)とサクラ(シャルトリュー)は、このアフラックダックに大喜びだったそうです。そんな話を聴くと、飼い主としては西子の反応の薄さにちょっと悲しい気分。
 悲しみにくれながら「なんでかなぁ…」と考えていました。先日、Kさんが会社の人に聞いたところによると「大人の猫は喜ばない」とのご意見があったそうです。
 西子の現在の年齢は推定ですが8~9歳。たしかに立派な大人です。大人だからおもちゃに無反応だけど、どーいうわけか依然として鳴き声の大きさは衰える気配なし。飼い主としては「おもちゃに反応を続けるが鳴き声が小さくなる」というのが理想なのですが、やはり現実は厳しいです。
 せめて、年齢に相応しくエレガントに鳴いていただきたいのですが、アイモカワラズ「あおーん」を連発。これでは、年齢を重ねるごとにパワーを増して大きな声で延々とおしゃべりを続ける浪速のおばちゃん状態ですぅ~。
 まぁ、飼い主・たっちーも年齢に相応しい貫禄と収入にはほど遠いので、西子のことは責められませんけど…。
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日比谷公園の猫たち

2006年04月27日 | 散歩
仕事の関係で、霞ヶ関の某省庁に出入りすることが多いです。
そこで、最近、目に付くのは階段の踊り場の壁。
穴が開いていたり、靴の跡がついていたり…。
どうやら殴ったり、蹴ったりしているようです。
そんな官庁の側には、日比谷公園。
植え込みの中、クルマの下、芝生の上…いたるところで猫たちが生活しています。
過酷ではあるでしょうが、地域で自分の時間の流れの中をゆったりと生きている猫たち。
先日、仕事の合間を縫って日比谷公園を散歩していて、そんな猫たちと人間とどっちが幸せなのかなぁ…なんて考えてしまいました。
ちなみに、半野生の地域猫たちは、いずれも警戒心十分。
一定の距離まで近づくと、パッと逃げてしまいます。
そのため1匹くらい写真に収めたかったのですが、収穫なし。
近いうちに再チャレンジして、かわいい地域猫の写真を載せます。
お楽しみに!
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白ヒゲの黒猫

2006年04月25日 | 散歩
去年、杉並区阿佐ヶ谷に引っ越してからよく見かける猫です。
最近は、商店街・パールセンターにある蒲鉾屋さんの側で、毎朝、通勤するときに見かけます。
地域猫か、はたまた飼い猫か不明ですが、ちょっとフテブテしい顔に似合わず人懐っこくて、触ってもあまり嫌がりません。
そのギャップが魅力!?
ヒゲだけが白いのかと思いましたが、胸元も白いです。
見かけたら、優しくしてあげてください。
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番外編 ナナちゃん

2006年04月24日 | お友達のうちのにゃんこ
また、番外編です。
今回は、コメントを寄せていただいているCねえさんの実家で飼われているスコティッシュホールドのナナちゃん。
植木を覗き込んでいる姿が、あまりにもかわいいので登場していただきました。
この写真は、数ヶ月前のものなので、今はもう少し成長しているはず。
これからも、元気に過ごしてね!
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寝る場所は…

2006年04月23日 | 西子
 最近、だいぶ暖かくなってきました。
 にもかかわらず、西子は、依然として電気アンカを抱くようにして1日中ヌクヌクとした日々を送り、部屋の中に抜け毛を撒き散らしています。
 でも、やっぱり日々の気温の変化を感じているよう。これまで、夜、寝るときは僕の布団の中で、右わきの下にごろんとして前足と顔を腕に乗せていました。しかし、最近は暑いようで、布団の中に入れてもそれほど時間を空けずにゴソゴソと這い出て僕の右の枕横に移動。僕がナデナデすると、ごろごろ言いながら気持ちよさそうに寝ています。今のところは、まだ夜は寒い日もあるので、布団の中と枕の横を行き来しつつ体温を調整しながら寝ています。
 しかし、西子が枕の横で快適に過ごすためには、たっちーのナデナデが不可欠。このナデナデを怠ると、機嫌を損ねてスクッと起き上がり、いつもの大きい声で耳元で「あおーん」を連発。「まったく…いちいち手間のかかる猫だぜい」などと思っていました。
 ところで、先日、脚本家の三谷幸喜さんが朝日新聞で連載しているコラム『ありふれた生活』の切り抜きを友人のE子さんからいただきました。三谷さんは3匹の猫と1匹の犬と生活をともにしていて、そのうちの1匹、とくに三谷さんになついている猫が元気をなくしてしまったとこのこと。そこで、猫たちがもっとも心地よい寝場所としている三谷さんの左わきの下に、元気のなくなった猫を納めて一夜を明かしたところ、朝にはすっかり元気を取り戻したそうです。どうやらこの猫は、三谷さんが仕事で忙しく数日間、かまってやれなかったことで淋しくなって元気をなくしてしまっていたようでした。
 このコラムを読んで「そういえば、西子もいつもはひとりで留守番をしているので、淋しいときもあるだろうなぁ」などを改めて感じ、「ナデナデを怠ったときの耳元の『あおーん』は勘弁してやるかな」などを思ったのでした。
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片目の猫

2006年04月22日 | 散歩
散歩中に、豊島区の大塚公園の側で、気持ちよさそうに寝ている地域猫を発見。
どんな顔してるのかな~って見たくなって起しちゃいました(ごめんなさい)。
それが、今回の写真の猫。
片目が潰れていて、残った片方の目も変色していました。
何だかとってもかわいそう…。
やっぱり地域猫って過酷なんだなぁ。
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番外編 ライオン?

2006年04月21日 | お友達のうちのにゃんこ
ライオンじゃありません。
猫です。名前はボク。ヒマラヤンです。
飼い主のゆかりさんは、元トリマー。
毛玉になったボクを、こともあろうにライオンカットにしちゃいました。
特にホウキのようにカットされたシッポが、笑えるけどかわいい! と思って、メールで送っていただいた写真を番外編で載せちゃいました。
でも、まだちょっと寒いそうです…。
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トラネコのテルと金色のネコじゃらし4

2006年04月20日 | ネコの寓話
 テルは、しばらくの間、ネコじゃらしをくわえたまま(最近はネコじゃらしに夢中になっていたので、子ネコたちと遊んでいなかったな。でも、みんな今でも僕と遊ぶつもりがあるのかな?)とぼんやり考えていました。
 すると、タビはテルの心を読み取ったのでしょう。にっこり笑って言いました。
「大丈夫だよ。以前のように子ネコを呼んでごらん」
 心を読まれたテルは、ドキッとして何も言えずに立ちすくんでいました。
 そんなテルをみたタビが「にゃおーん」と一声。すると、テル以外のネコが呼んでも決して集まることのなかった子ネコたちが、境内の下や植え込みの中などいたるところから、ぞくぞくと集まってきました。その数は、ネコじゃらしを見物にきたネコよりも多いくらいです。
 その中には、いつか、金色のネコじゃらしに触れようとして、テルに追い返された子ネコの姿も見えました。テルは、何だか嬉しくなって、子ネコに向かって、にっこりと微笑みかけました。そして、以前と変わらない優しい口調で、子ネコたちに話しかけました。
「みんな、今日はネコじゃらしで遊ぼうか?」
 そして、テルはくわえている金色のネコじゃらしをポーンと子ネコが遊びやすい広い場所に放りました。子ネコは、びっくりして、テルの顔を見つめていましたが、そのうち、ネコじゃらしの方に駆け寄っていき、みんなで奪い合うようにじゃれつきました。
 ネコじゃらしは、数分ですっかりぼろぼろになってしまいましたが、テルはすごく満足そうです。ネコじゃらしがなくなると、今度は、子ネコたちの中に入って、自分のしっぽにじゃれつかせたり、子ネコたちに乗っかられたりして、もみくちゃにされています。なんだか、とても楽しそうです。
 そんな、テルの姿を見て、タビがやさしく声をかけました。
「楽しそうだね」
 テルは子ネコにもみくちゃくされながら言いました。
「うん、こんな楽しい気持ちになれたのは久しぶりだよ」
 そう言いながら子ネコたちと遊んでいるテルの肩ごしに、タビはぼろぼろになった金色のネコじゃらしを見つけました。
「すっかり、ぼろぼろになってしまったね。金色のネコじゃらし」
 このタビの問いかけに、テルは、ちょっと照れたように口元に笑みを浮かべながら答えました。
「うん、子ネコたちがすごく楽しそうに遊んでくれたよ」
 タビは、テルのその言葉を聞くと、再びひょいと境内に飛び乗りました。そして、テルのほうに振り返り、にっこりと笑うとゆっくりと去っていきました。
(おわり)
作者・たっちーから:何かにとらわれていると、新しいものを手にすることはできません。あなたにとっての金色のネコじゃらしはなんでしょう? 続けていても虚しくなるだけの関係、終わってしまった恋…。ポーンと放り投げて、新しい何かを掴みませんか? 春ですしね!
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トラネコのテルと金色のネコじゃらし3

2006年04月19日 | ネコの寓話
 テルの金色のネコじゃらしは、すっかり有名になり、遠くに住むネコも見物に来ました。しかし、みんな、見ることはできても、触ることも、匂いを嗅ぐこともできないネコじゃらしに次第に興味がなくなっていきました。そして、少しずつ見物に来るネコが減っていき、1週間もすると、だれもテルの金色のネコじゃらしを見に来なくなってしまいました。
 それに、しょせんはネコじゃらし。日を追うごとに、色褪せてきていたのです。ネコじゃらしだけではありません。テルを覆っているきれいなトラ模様も、薄汚れてしまっています。
「最近は黄色にしかみえないし、ただ眺めるだけのネコじゃらしなんてつまらないよ」
 ネコたちは、こんなふうに噂をしあっていました。
 今では、だれも寄り付かなくなってしまいました。それでも、テルは依然としてネコじゃらしをくわえたまま、お寺の軒下から動こうとはしないため、すっかり痩せてしまっています。
 だれも、テルのネコじゃらしを見に来なくなってから、2~3日ほどたったころでしょうか。テルのいる軒下から数メートル離れた日当たりのいい場所を見つけ、ごろんと横になるネコがいました。真っ白い毛に、足の先としっぽの先だけにグレーの毛の生えたネコ。タビです。
「君も、この綺麗なネコじゃらしを見にきたのかい?」
 テルがそう声をかけると、タビは横になったまま、ごろんとテルの方に向きを変えました。テルは、しばらくぶりに金色のネコじゃらしを自慢できることが、嬉しくてたまらないようです。その声を聞いたタビは、ゆっくりとテルに歩み寄って、ネコじゃらしに触れようとしました。
 テルは、いつものようにタビの手をひょいと躱して、ちょっと意地悪く言いました。
「ダメ、ダメ。見るだけだよ」
 テルは、久しぶりに「ダメ。ダメ」と言えたことが嬉しくて仕方ありません。興奮して話を続けます。
「君だけに教えてあげるけど、このネコじゃらしは、1丁目の空き地の奥のほうに1本だけ生えていたのを見つけたんだ。これは、みんなには内緒だよ」
 テルは、久しぶりの見物客にとっておきの話をしたつもりでしたが、タビは「ふーん」と言って、大きなアクビをひとつ。そして、もとの位置に戻ると、ごろんと横になって後ろ足で首のあたりを掻いています。もう、ネコじゃらしへの興味はすっかりなくなっているようです。
 でも、テルは、タビのことはお構い無しに話を続けます。
「どうだい。君も、この素敵なネコじゃらしが羨ましいだろう?」
 タビは何も言わずに首の辺りを後ろ足で掻き続けています。
「興味のない不利をしてるけど、僕からこのネコじゃらし奪うつもりなんだろう。そうはいかないよ。このネコじゃらしは、僕がいつも肌身離さずもっているんだからね」
 タビは怒ったような口調でそう言ったテルのほうに向き直り、スクッと立ち上がって言いました。
「ところで、君は何のためにネコじゃらし採りに行ったんだい?」
 テルは、タビの質問に何と答えて良いか分からずに戸惑った目で、タビを見つめています。
(つづく)
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トラネコのテルと金色のネコじゃらし2

2006年04月18日 | ネコの寓話
 こんなふうに、テルは帰り道で出会うネコたちに金色のネコじゃらしを自慢しながら帰りました。そのおかげで、テルが金色に光るネコじゃらしを手に入れたという話は、あっと言う間に町中に広がりました。その日のうちに金色のネコじゃらしを一目見ようと、ぞくぞくとネコたちがテルの住処のお寺の軒下に、詰め掛けてきました。
「きれいなネコじゃらしだなあ。一体、どこでみつけたんだい」
「へへへ、秘密だよ」
 次々と押し寄せてくるネコたちに、テルはここぞとばかりに自慢します。みんなが金色のネコじゃらしを羨ましがることで、テルは何だか自分がとても優秀なネコになったような気がして、嬉しくてたまりません。
 初めのうちは、みんな羨まし気にネコじゃらしを見ているだけでしたが、そのうちテルの目を盗んで匂いを嗅いだり触ったり。テルは、そのつど止めに入らなければなりません。
「ダメ、ダメ。みんな見るだけだよ。触ってはダメだ。ぼろぼろになってしまうじゃないか!」
 しかし、何度止めても、何度注意しても、好奇心の強いネコたちは、すぐに匂いを嗅いだり触ったり。そんな様子を見ていて、テルは不安になっていきました。
「みんな、このネコじゃらしを羨ましがっている。だれか僕のいない間に、触りにくるんじゃないか」
 翌日、テルを一層不安にさせる出来事が起こりました。
 テルが、金色のネコじゃらしを横において眠っていると、遊びにきた子ネコが金色のネコじゃらしにじゃれつこうとしていたのです。子ネコは、ただいつものようにテルと遊びたかっただけなのですが、テルは、怒って子ネコを追い払ってしまったのです。子ネコはとても寂しそうな顔をして去っていきましたが、金色のネコじゃらしに夢中になってしまったテルは、そんなことには気づきません。それどころか、子ネコたちを寄せつけないようになってしまいました。
 それからというもの、テルは、一日中、ネコじゃらしを肌身離さず持ち歩くようになりました。寝るときもくわえているのですが、どこかでだれかがネコじゃらしを狙っているのかと思うと、おちおち寝ることもできません。
 テルは、ネコじゃらしをどこかに隠すことも考えました。しかし、自分の目の届かないところに置くことは、やはり不安です。結局、金色のネコじゃらしをくわえ、お寺の軒下に留まったまま動けなくなってしまいました。テルは、ネコじゃらしのために、十分に食事をすることも寝ることもできなくなくなってしまったのです。しかし、それでも、ネコじゃらしを手放そうとはしませんでした。
(つづく)
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トラネコのテルと金色のネコじゃらし1

2006年04月17日 | ネコの寓話
 小さな町の大きなお寺の軒下に、きれいなトラ模様のテルいう名前のネコが住んでいました。
 テルは、子ネコが大好きです。ネコじゃらしを採ってきたり、虫やネズミを捕まえてきたりして、いつももみくちゃにされ、きれいなトラ模様の体中が泥だらけになってもたくさんの子ネコたちの遊び相手になっています。テルは、子ネコの遊び相手になっているとき、とても幸せな気持ちになれるのでした。
 子ネコたちも、みんなテルのことが大好き。毎朝、早くからテルのいるお寺の軒下に集まってきます。だれもいなくても、テルが一声「にゃおーん」と呼べば、どこからともなく、子ネコたちがテルの周りに集まってきます。他のネコが呼んだって、子ネコは集まりません。みんな、テルと一緒に遊びたくて仕方がないのです。
 ある日、テルは、1丁目の空き地に子ネコと遊ぶためのネコじゃらしを取りに出かけました。
 小さいの、大きいの、いろいろなネコじゃらしがたくさんあります。
 テルが、迷っていると、奥の方に一際目立つネコじゃらしを見つけました。
 そのネコじゃらしは、とても大きくてまるで宝石のように金色に光っています。
「すごい、こんなネコじゃらしは始めてだ!」
 テルは、そのネコじゃらしを採って帰りました。
 帰る途中で、黒ネコの黒丸に出会いました。テルは、黒丸に、金色のネコじゃらしをみせて自慢げ言いました。
「黒丸、どうだい。すごいネコじゃらしだろう」
 黒丸は、テルのネコじゃらしをみて、びっくりして言いました。
「すごくきれいなネコじゃらしじゃないか!」
 黒丸は、ネコじゃらしに触ろうとしました。しかし、テルはその手をスルリと躱して、ちょっと意地悪く言いました。
「ダメ、ダメ。見るだけだよ」
「ちぇっ、ケチだなあ。じゃあ、いいよ」
 黒丸は、そう言うと怒って去って行きました。
 しばらくすると、今度は、白ネコの白丸に出会いました。
 テルは、白丸に金色のネコじゃらしを見せて自慢げに言いました。
「白丸、どうだい。すごいネコじゃらしだろう」
 白丸もやっぱり、ネコじゃらしをみて、びっくりして言いました。
「すごくかっこいいネコじゃらしじゃないか!」
 白丸は、そう言ってネコじゃらしの匂いを嗅ごうとして、顔を近付けました。しかし、テルはその鼻先をひょいと躱して、ちょっと意地悪く言いました。
「ダメ、ダメ。見るだけだよ」
「ちぇっ、ケチだなあ。じゃあ、いいよ」
 白丸は、そう言うと怒って去って行きました。
(つづく)
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怒り

2006年04月15日 | たっちーの部屋
本当は、すごく悲しいのに、
本当は、すごく切ないのに、
本当は、すごく心配しているのに、
こんな気持ちのとき、怒ってしまうときってありませんか?
逆に言うと、怒りの扉の向こう側では、
本当の気持ちが、抑えきれずに暴れているのかも?
怒りの扉をそーっと開けて、
本当の気持ちと話をしてみましょう。
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ワイルドキャット?

2006年04月14日 | 散歩
まだ寒さの残る3月中旬。
豊島区の大塚公園で、地域猫を発見。
まだ、子猫だったのですが、猫缶を食べる様子がとってもワイルド!
野性味いっぱいの姿に惹かれて思わず写真に収めました。
その後、何度かこの公園に足を運んだのですが、このとき以来、姿を見ていません。
元気にしてるかな?
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