狛犬と石仏と

神社・仏閣に狛犬と石仏を訪ねて 時には花を愛でての山歩きも

デジカメ片手に気楽にのんびり 足の向くまま気の向くまま

炎暑の中 近郊の山を歩く

2012-07-30 | Weblog
 【サンデーハイキング 7・29】 草戸峠から東高尾山稜へ 
   
 
     なにも高い山でなくってもいい
     静かな山道を のんびり歩ければいい
     景色は見えるに越したことはないが 樹林の中だって構わない
     大勢の人に出会うのは煩わしいから あまり人が来ない所ならなおいい  
     極端な早朝出発は 勘弁してもらいたい


     相棒と二人、こんな贅沢で横着なハイキングを毎週続けている
     日帰りだから近郊の低山ということになる 
     「人の行く裏に道あり花の山」 とばかり 場所を探し、コースを選び、時間をずらし・・・だ


     今回は  高尾山の南側 草戸峠へ      
     たぶんあまりハイカーが来そうにない町田市側から入り 
     東高尾山稜をJR高尾駅まで降る  結果は幸い目論み通り


     行程の三分の一程は 拓殖大学の敷地に沿って歩く
     有刺鉄線が気になるがそれを我慢すれば 整備された静かな道だ

     終日、木立の中を往く  わずか標高300㍍ほどながら 吹く風は涼しい
     とは言っても 酷暑の中、適度に大汗をかいて下山後は生ビールを楽しむ



                                   この日唯一の石仏 下山の高尾駅近くで 

 
 
 

 

石仏と狛犬を訪ねて みちのく一人旅 4

2012-07-25 | Weblog
  土門 拳 記念館を観る



          豪雨のため 郡山からの列車が動かない 代替バスに揺られ3時間ほどかけて 今日の宿 酒田につく

          本来の予定は吹浦海岸で 十三仏の磨崖仏を撮るのだが・・・・雨では 危険かな・・・と
          かねて 一度観たかった 土門 拳 記念館に 
          時間はたっぷりある 心行くまで堪能することにしよう





          撮影は許されない 会場で買い求めた 文庫本サイズの写真集を 無断撮影・転載 ご容赦を

          いくらか その迫力は伝わるだろうか 仏像の手のひらのクローズアップ 
          畳一枚以上の大きさにだ 想像してみてくださいこんなのがずらり 数十枚も 石仏もある  
         

          これらを見て 小生も 生意気にも今後共 石仏写真に 固執しようかとの思いを強くさせられた


             今夜中に帰って 明日は野暮用がある 3日にわたる 撮影旅行をこれで終える 6.20

石仏と狛犬を訪ねて みちのく一人旅 3

2012-07-25 | Weblog
その参 昭和の五百羅漢を撮る





    旅先で幸運にも空いた一日 どう使おうか 郡山のホテルで思案

    福島県小野町に昭和60年代から納め続けつつある五百羅漢があるという 
    急なこととて地図も知識もない エエイままよと小雨の中を出かける

    小野新町なる駅で降り歩き始める とりあえず町役場を目指す これが意外に遠い
    訪ねあてた役場で道を聞く
    これこれこう行って 山にぶち当たるからそのあたりだという 
    まさか徒歩でいくとは思っていないらしくいとも簡単だ
    小一時間歩いたところで 案内の石碑が これより4キロ! 行くっきゃない 今更引き返せるか!

    辿り着いた《東堂山 満福寺》 これは凄い 延々歩いてきた甲斐が有ったというものだ

    山門も参道も見事だが 今日のところは石仏に集中だ 













雨降る中をてくてく でもいいものを見た満足感を抱いて郡山駅まで帰る どうやら今夜の宿までの電車が不通らしい
一人旅の気安さで ナントカナルサと度胸を決める
                               6月19日 福島県郡山にて

開発に追われる山を歩く

2012-07-23 | Weblog
【サンデーハイキング】7・22 烏岳と無名峰と


埼玉県毛呂町にある 二つの 数奇な運命をたどる山をあるく

その一つ目は 古い地図上に『烏嶽』とうたわれている山だが ゴルフ場に飲み込まれ 
三角点を移動させられただけでなくその名さえ 『石尊山』に変えられてしまった
昭文社地図では石尊山(烏岳)と表記されている



 (上)毛呂の町から見た烏岳 形の良い山だ    (下)すっかり風蝕 された 石仏たち

そうとうなヤブコギを覚悟・イヤ 期待していったが 案に相違して そこそこ整備された山道
山頂から少し離れた 囲いの中に目指す三角点はあった その周りだけだ人の背を越すヤブの中だ



快適な尾根道を降り山麓のお寺に かつての毛呂氏の墓所らしい 片隅を借りて昼食
古い石仏があり目を楽しませてくれる 長い年月にさらされて劣化が甚だしいが こんなのが私の好みなのだ 



次なる 山に向かう タカサギと、どなたかのブログにあったが 現地にはそれを示す何物もない

稜線上の送電線の鉄塔が どういう訳か撤去されつつある その役目を終えたのだろうか 
折角造ったものを 撤去費用だってばかになるまい 山歩きとは関係ないことを考える
鉄塔を頼りに あるいて来たが この先ハイカーの世界ではなくなってしまうのだろうか 良い山なのに
もしかしたら 最後の歩きかもしれない それも工事がない日曜日だけの
今日歩いた東電巡視路もいつか草に覆われ、やがて廃道となることは必至だろう 惜しいことだ



下山も 快適な歩き 最後、長い車道歩きを経て 再び出発点のJR毛呂駅に辿り着く

途中、石仏に癒される





石仏と狛犬を訪ねて みちのく一人旅 2

2012-07-21 | Weblog
  その弐 和平・寅吉 作品との再会 2

神宮寺ご住職の 思わぬお世話を受け 翌朝訪問予定だった いわき石川の石都都古別神社を
幸い、この日の夕刻に訪ねることができた

先駆者 鐸木能光氏の著書によれば 小松和平の没後 弟子・小林寅吉 開眼の傑作という

独立後、師匠の死に出会い 自らも相次いで子供を無くし失意の底から立ち直った 再起の時期
師の作風を継ぎながらも和平の個性を遺憾なく発揮した 大傑作とのことだ


先回、訪問時には近くの「猫啼き温泉」に泊まり込み何度となく足を運び 眼に焼き付けたものだ

その境遇からか どこか哀愁を帯び、心なしか親子の情愛すら感じさせられるではないか







 
学法石川の学生達の元気のよい運動風景に刺激され予定外に 数十段の石段を神社本殿まで昇る
ここにも和平の作品が  多宝塔の頂部に竜の彫り物がとぐろを巻く 


 曲がって見えるのは拙劣な技術のせい 実物は勿論垂直です

ここで出会った 地元の方から 和平さんの系列の石工の作品があるので 是非、撮って行くよう
薦められる  もとより其のつまりだ 
先回訪問時に比べ 地元の方の狛犬あるいは小林和平意識の高まりがうれしい




石工の名が刻まれていたはずだが判然としない が、迫力と言い丁寧な彫りと言い間違いなさそう
 


二日かけて 周るつもりが おかげさまで 一日の余裕が生じた
旅先で一日の余裕は何ともありがたい どう使おうか 宿で思案するのは楽しい 






石仏と狛犬を訪ねて みちのく一人旅

2012-07-20 | Weblog
その壱 和平・寅吉 作品との再会 ①>


数年前に観た狛犬の その後の安否を訪ねて震災後の福島を行く

和平・寅吉さんの作品にあれ以来 お目にかかってない 気になる震災の影響はいかに?

何はともあれ 一番の関心ごとの白河下野出島の鹿嶋神社(神宮寺)へ
先回はあった公共バスが廃止とか 陽盛りを2時間ほど訪ね訪ねて歩き ようように探し当てる

まづは 神宮寺さんに挨拶 折よく在宅、大粒の汗を慮ってか茶・菓子の接待を受ける

その後の狛犬の様子やら 最近の出来事なんかを歓談
案の定 狛犬やら石仏が被害を受け 目下、地元の協力も受け修理中のようだ
  
「これから何処へ?」「和平・寅吉 作品に会いに」「送っていくよ」「お言葉に甘えさせてもらいます」

ご住職の案内で 寅吉狛犬の最高傑作に再会





先回、会っているから その奇怪な姿には驚かないが 以前に変わらぬ圧倒的な迫力に改めて 感嘆!!!


少しの空き時間があるから 次の場所まで連れて行ってくれるという 
お握り、漬物 缶コーヒーまで頂戴する 至れり尽くせり


御住職も 今回初めてという 鐘鋳(かない)神社へ 
ここでも不思議なえにしに導かれて 石工・寅吉さんの縁者に出会い 同行して戴くことに

長くなるので 詳述は避けるが 先駆者・鐸木能光 さんと同じ道筋だ





先回訪問時には とうとう見つけられず 悔しい思いで帰った狛犬に 初見参
すっかり 苔に覆われた姿はこれまた 感動もの

このあと、お忙しい中、最寄駅まで送っていただき 駅舎で握り飯をほおばる 身も心も満たされた思い
どうしても お礼を受け取っていただけない
 
「同じ 狛犬仲間じゃありませんか」の一言が 胸にジーンときた

この先 四季折々の 和平・寅吉 作品を撮りたい思いを伝え 再会を約して 別れた。 
                                   《6月18日に訪問》



JR大人の休日 を使っての みちのくひとり旅は 引き続き 次回以降 お伝えいたします


喧騒の山から静寂の山へ

2012-07-16 | Weblog
【サンデーハイキング】7・15 北高尾山稜を歩く

近頃 過熱気味の 高尾山だが それに連なる景信山だから 多少の喧騒は覚悟してはいたが
想像以上のハイカーの群れ
行き交うたびにかわす 挨拶に声を出すのも面倒に終いにはただ会釈のみ
日頃、人に出会うのもまれな 山道だけを歩いている我らは 戸惑うばかり

幸い、堂所山を過ぎたあたりから ハイカーもまばらに 三本松山からは完全に我らだけの世界

涼しい風が吹くといっても 暑いことは暑い 北高尾縦走を半ばで切り上げ夕焼け小焼け公園に下山
地元に戻り いつもの 生ビールとカラオケで 暑気払い


                         かすかに 三本松山と読める



入山口 小仏の 寺院参道で見かけた石仏たち 思えば今日一日歩いて出会ったのはこれだけ
寂しい限り 狛犬との出会いは無かった

あ・し・あ・と

2012-07-13 | Weblog

先回 アップから1ヶ月半 音無し状態が続いている
にもかかわらず 毎日大勢の方のご訪問、空振り 何とも申し訳ないことだ
報告事項がなかったわけではない ただ何となくとしか言いようのない怠慢

心を入れ替えねばなるまいと 自らを叱責


ただしこの間の空隙を思い出しつつ埋めるには 記憶力が鈍った今、おぼつかないが
やってみることに 6月以降を振り返ってみる

6月3日
 
サンデーハイキングの日だが風邪を引いたか 気持ちがたかまらない 中止に
      思えば数日来 無気力状態 体力より精神力の減退がはなはだしい


6月6日 
フジ写真の撮影ツアーに参加
      木曽黒川村で石仏撮影 技術の未熟さを知らされた一日

      


6月10日 サンデーハイキング 中央線沿線 藤野駅近くの低山歩き
         500㍍ 足らずの人にあまり知られぬ山を歩く
         鷹取山~小渕山~岩戸山 眺望はないが 静かな気分の良い山だった




6月17日 サンデーハイキング 秩父 琴平丘陵
         新たな計画が必要ない 慣れた山を歩く かつて秩父札所巡礼でも歩いたところだ
  



6月18日~20日  東北に旅行する  話が長くなるので 後日の報告にする
                 厚い人情に触れた素晴らしい旅だった


6月24日 サンデーハイキング 中央線沿線 大月駅近くの低山歩き
         大月駅~菊花山~御前山~神楽山~猿橋駅
         人知れぬ山かと思っていたが 案に相違して山中で数組のパーティーに出会う
         涼しい風が通り抜ける 快適な山行を楽しんだ


線路を挟んで対岸は 岩殿山だ         入山口の古びたお寺に古びたお堂が


7月1日 サンデ^ハイキング  秩父古道を歩く
        雨の中 たかがキリションとバカにして 持参の雨具を着ずに薄いナイロンジャンパーで歩く
        気が付けば終点 武州日野駅に着いた時には 全身ぬれネズミ 平地とはいえ雨の秩父 反省
     
 

7月8日 写真展最終日 作品撤収日のため ハイキングは取りやめ 


こうして並べてみると ずいぶんあわただしく遊びまわったものだ 
幸い足腰だけは健全だ・・・・なんて言っていられるのもそう長くはあるまい 今の内だ と思っているのだが
本来の目的の 日記代わりのおぼえ書きが こんなまとめ書きでは意味がない 気を引き締めていかねばなるまい