に
どうです このにこやかな顔
稲荷の狐だって 何も目がつりあがって 口が耳まで裂けているのばかりじゃ無い
こんな たれ目でニタリと笑って 愛嬌たっぷりなのだって いるこたぁいるもんです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/75/87d119923e0a8a2b7e388a49b878a544.jpg)
近寄ってよく見てみる なかなかの好男子(?男)横顔も凛々しいじゃないか
ここには こんなのもいる 他にも可愛げな 稲荷がたくさん・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/3f/4cc891c16ff39bb87343243d1517c9a4.jpg)
もちろん 神社だからこんな お馴染みのも
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/71/7a4880ac6526efc9e19f2e1caa230083.jpg)
だけど こんないかめしい顔で 頑張ってられちゃね たまにゃにっこり笑った狛犬にも
お目にかかりたいものだ
3月3日 ひな祭りの日 王子稲荷神社にて
落語「王子の狐」の舞台 狐の母子が住んでいたらしい巣穴もある
蛇足ながらあらすじを
出来れば文章でなく せめて映像をご覧いただきたいのだが
それも極め付き 志ん生のを ユウーチューブで視聴可能。
ある男、王子稲荷に参詣した帰り道、一匹の狐が美女に化けるところを見かける。
どうやらこれから人を化かそうという腹らしい。
そこで男、『ここはひとつ、化かされた振りをしてやれ』と、大胆にも狐に声をかけた。
「お玉ちゃん、俺だよ、熊だ。よければ、そこの店で食事でも」と知り合いのふりをすると、
「あら熊さん、お久しぶり」とカモを見付けたと思った狐も合わせてくる。
かくして近くの料理屋・扇屋に上がり込んだ二人、油揚げならぬ天ぷらなどを注文し、
差しつ差されつやっていると、狐のお玉ちゃんはすっかり酔いつぶれ、すやすやと眠ってしまった。
そこで男、土産に卵焼きまで包ませ、「勘定は女が払う」と言い残すや、図々しい奴で狐を置いて帰ってしまう。
しばらくして、店の者に起こされたお玉ちゃん、男が帰ってしまったと聞いて驚いた。びっくりしたあまり、
耳がピンと立ち、尻尾がにゅっと生える始末。正体露見に今度は店の者が驚いて狐を追いかけ回し、
狐はほうほうの体で逃げ出した。
狐を化かした男、友人に吹聴するが「ひどいことをしたもんだ。狐は執念深いぞ」と脅かされ、青くなって翌日、
王子まで詫びにやってくる。
巣穴とおぼしきあたりで遊んでいた子狐に「昨日は悪いことをした。謝っといてくれ」と手土産を言付けた。
穴の中では痛い目にあった母狐がうんうん唸っている。
子狐、「今、人間がきて、謝りながらこれを置いていった」と母狐に手土産を渡す。警戒しながら開けてみると、
中身は美味そうなぼた餅。
子狐「母ちゃん、美味しそうだよ。食べてもいいかい?」
母狐「いけないよ!馬の糞かもしれない