青森へ 《参 恐山へ》

　　　恐山 伽羅陀山菩提寺　青森まで来たのだから　足を延ばしてみようか程度のきもちで
　　　下北からのバスに乗る

　　　イタコのいる季節ではないから　『霊』を呼び出してもらえるわけではない
　　　それでも　身内の死者を想いつつ歩いていればいくらかでも近づけるかとの思いで
　　　石ころだらけの中　時折ぱらつく小雨をついて　過去の出来事を心に描きつつ　ひたすら歩く
　　　父・母・兄・そして　つれあい・・・・・・。

　　　もちろん　何の霊も出現はしないし声も聞こえない　
　　　荒涼としていて　おどろおどろした景色は　どこか作為・演出が見えすぎて
　　　馴染めず　早々に引き上げる






　　　この後、青森市内に戻り　娘たちへリンゴでも送って　のんびり疲れを取って　夜行バスに
　　　乗るつもりが　列車の延着、強風による徐行で　すっかり予定が外れ　そさくさと買い物を済ませ
　　　帰途に就く　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１０月２０日　早朝　新宿駅に帰る

青森へ 《弐 弘前にて》

津軽三味線を　目に前で聞きたくて　弘前・夜の街を歩く
うわさに聞く　この居酒屋に入る　マイクを通さない生の音を目の前１㍍足らずのところで聞かせ（見せて）もらえる
さして飲めないのだが　ここは酒に酔い三味に酔いが必要だろうと無理をする　肴がうまい

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　演奏中の撮影は遠慮して　演者のＨＰより　借用させてもらう

耳を聾せんばかりの音響　聞きしに勝る迫力　ただただ圧倒され　魅入った

心地よい興奮と酒酔いで　爽快な朝を迎える

半日、市内の寺院ををめぐる　静かなたたずまいは　昨夜の昂ぶった心には心地よい
石仏を撮り歩く　そのいくつかを載せる
さして名品でも時代掛ったものではないが妙に落ち着かせてくれる　石仏たち



午後　遅くの列車で今日の宿泊地　陸奥・下北に向かう

　　　　　　　　お岩木山　山頂は雲の中から出たり入ったり　

青森へ 《壱 五所川原にて》

『赤』を探しに　青森に　何やらおかしな　タイトルだが
所属する写真の会の今年度の　テーマが『赤』漠然としていて掴みずらいが
何とか　撮りだめしなければと　思いついて青森県は　五所川原の神社に出かける
贅沢は言えないから　全くの貧乏旅行　往復は夜行の高速バスの　体力勝負


バスの振動に眠られぬ一夜　さらにこの先　路線バスの1時間が待っている
発車までのひとときを　立佞武多記念館で過ごす





その巨大さは　なんと高さ23メートル　これが街を練り歩くさまを　想像するだに震えがくる
なんという迫力なんだろう　来年夏には是が非でもその興奮を共に味わいたいものだ

高山稲荷神社　お目当てのところ　神社入り口で降りる　ここから1時間ほどの歩き
寝不足でふらつく足にはチトキツイ・・・と、思っていたら　妙齢の女性が軽自動車から　呼んでいる
「－－－さんでしょ」おかしい　こんなところに知り合いはいない
まして　くどいようだが　美形だ
俺という人間はよくよく神仏のご加護に恵まれているのだろう　本日宿泊神社　宿坊の女あるじだ（たぶん）

そんなわけで　夕刻と翌朝の　目的の写真を撮ることができた
ただし　その出来具合は　我ながら感心したものではなかったが・・・。
これは実力　そこまで神仏のご加護は及ばない　残念ながら

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１０月１５日　深夜発　１６日午後および　１７日明け方に　寫す

富士山の見える山へ

【サンデーハイキング】１０．２１　高畑山と倉岳山へ


　　　　　　　　　写真の出来が悪いので　編集でごまかし　乞う　おゆるしを≪全部≫　


めったに人に出会わない静寂の山ばかりを求めて歩いてきたが
秋の良き日　富士山を眺めたくて　趣旨を一転、山梨の富岳百景とやらに登録の山に
山ガールだの団体ハイキングだのを覚悟して出かけたのだが案に相違して数組のハイカーに出会ったのみ

富士は薄い雲の中ながら期待どうりに　もう一つの目当ての紅葉はほんのわずかな気配のみ

半分満足、半分期待外れながらも結構、歩きでのある山歩きを　楽しんだ



　　　入山地　鳥澤で見た古い石仏　　　　　　　地図上の「石仏」の標記に期待したのだが・・・・。


　　下山地　梁沢駅付近のお寺の石垣際の荒れた草むらで　風化が進んだ石仏を観る

1～２週間 休載します

折角、ご訪問戴きましたが
１～２週間　お休みします

この土、日は　運動会やら何やらでつぶれ
サンデーハイキングは２１日の日曜までありません

本日より国内小旅行に出ますので　いずれ報告ができるかと思います
爽快な秋景色を楽しんで来ます　
再登場の日まで。。。。。

雨上がりの低山を歩く

【サンデーハイキング　１０・７】小川町御嶽山と行風山　　
　　　
　
相棒の都合もあって　１か月ぶりの　サンデーハイキング　軽く足慣らし程度の山だ
東武東上線小川町から街中を抜けて小雨の中、藪の中に踏み迷いながらも御嶽山へ
山頂はわずかにそれを示すものがあることはあるが　狭い木立の中　眺望は全くない

隣接するゴルフ場造成の際、散見された石仏を移設・祀ったらしいのがいくつか

かなりヤブっぽい尾根道を行風山へ　
この先、雷電山まで足を延ばすつもりが西側に降ってしまって　雀川ダムに降りてしまった

気ままな低山歩きだ　こんなことも笑って見逃そう　だがここから八高線・明覚駅までの
単調な歩きには　いささか閉口