この街になんで こんなにお寺が たくさんあるのかその理由は知らない
地図を開けば 卍マークが いたるところに
そのうちの一つに 亡妻の両親が眠る寺の墓がある
秋の一日 久しぶりに墓参 もっと頻繁に訪れなければいけないのだが・・・・・。
ほっとしたような 清々しいような気分で 帰途 散在する小さな神社に狛犬を見る
寺を一つ一つ拝んで歩くのには数が多すぎる そこでと、いうわけだ
神社は各々 古い歴史を持つようだが 今は小さな社がのこるだけ
そんな中にも江戸期のものと思われる 狛犬がそれぞれに鎮座しているのを見るのは
なんとも嬉しい こちらは一つ一つ 丁寧に見て回る
中で 気に入りの一点だけを 紹介する
典型的な江戸中期(1730~1800)狛犬 《文化二 乙丑年》との記載がある
江戸開基後200年 松平定信の寛政の改革のあとの頃だ
中期狛犬の末期安永年間江戸文化華やかに歌麿が、広重が、北斎が、馬琴が活躍の時
首をやや曲げ うちわ状に立った尾と 太り気味なところが特色
顔はゴツイような よく見ると愛嬌のある笑い顔のような(朱を入れたのがチト残念)
房総半島の根元のこの漁村には この頃 どんな《華》が咲いていたのだろうか
朝の曇天が一転 青空の暑い午後の日差しの下で あれこれ思いながら 歩く
9月26日 千葉県市川市行徳 神明神社で寫す