狛犬と石仏と

神社・仏閣に狛犬と石仏を訪ねて 時には花を愛でての山歩きも

デジカメ片手に気楽にのんびり 足の向くまま気の向くまま

申年の年頭に

2015-12-31 | Weblog

      今年は何ですってね さるどし なんだそうですね
                                   おう そうだよ あたしら猿の年だ

   さるってーと だれかが どっかに行ってしまうようで わたしゃどーも やな感じだ
                                  そうじゃないんだ 悪いものが去る と言って縁起がいいんだ

   考えたね ものも言いようって やつですか
                                  さる知恵ってやつだ こいつを発揮して お互い まぁ明るくやろうや

   昨年中は お付き合いいただき ありがとうございました
  本年も 相変わらずのつたない 写真であり文章かとは思いますが 何分のお付き合いを
  御願い 申し上げます                         申年元旦 浦和のたぬき

 

 


年の瀬のできごと

2015-12-20 | Weblog

その1 雑草採り
      世に雑草という名の植物はない とは 牧野富太郎博士の言であるが
      おそらくこれらも ハナニラとかドクダミ とか名付けられるものなんだろうが
      これらの青い芽や地下茎が 我が家の庭を占拠し始めている
      これを放っておくと季節には一面を青白い花で埋めつくしてしまうことになる
      広い庭であったり他人様の庭であれば 一つの野趣あふれる風情よと構えていられるが
      わが猫の額の庭でとなるとそうはいかない なにやら空恐ろしい
      毎年の恒例で この時期、除草に没頭することになる
      二日半かけて 徹底的に根絶やししたつもりだが 思えば昨年も一昨年も・・・・・。
      雑草のたくましさ,草魂に今年こそは打ち勝ちたいと思うもいかに。
                                       

その2 友との再会
      高校時代の 級友たち二人と 久しぶりに再会 昼酒の会を持った
      共通の趣味は 山登り
      いずこも同じ 病気やら介護やらの話題に そして 山談議にクラスメートの話題に
      気が付けば 5時間にもおよぶ 男3人の ながばなし
      これからも 毎年、できれば半年にいちど こんな会を持ちたいものよと、握手して別れた

その3 写真展
      最近 参加した地元の写真の会 入会早々から 展示を指示される
      石仏写真しか撮ったことがなく 最近になって人並みに風景やら花を勉強し始めたとはいえ
      さすがに そんなものを出品するほど厚顔ではない
      この秋に撮った石仏2点を おずおずと出すことにした
      展示会は明日21日より始まる 皆さんの反応が怖い。                        
                              

                              

                              
                         12月20日 師走の気忙しさの中で



   



 

 

 


文楽鑑賞 

2015-12-16 | Weblog

  このところ 古典芸能が気になって 機会を作っては 鑑賞に通っている

  今回は 文楽 
  人形浄瑠璃の世界が 理解できるのかの 声が聞かれそうだが
  まだ 好奇心と智力が 幾分でも残っているうちに 新しい世界を知りたいものだと
  初めての体験に挑んだ

  同じような気持ちから 鑑賞を始めた能・狂言の世界には いくらか慣れ 
  おぼろげながら 理解できつつある
  そこで 『文楽』の世界を 覗いてみることに

  

       結果は 案じた浄瑠璃の難解さはなく いきなり楽しむことができた

  演目も良かったのだろう 親子の情愛に泣かされたり 迫力ある活劇に見入ったり
  すっかり とりこになってしまった

   残念なことに 文楽の本場は大阪 東京での公演はそれほど多くない

  まだ わが 智力も好奇心にも 衰えはなかったと 安堵しつつ
  次回にも必ず と思いながら 帰ってきた
   

    当日の演目は 奥州安達原・朱雀堤の段 環の宮御殿の段  
                 紅葉狩

            12月14日 国立劇場第193回文楽公演を観る
  

  

 



  

 

 

 


いもの 狛犬

2015-12-06 | Weblog

      銀杏の落ち葉のカーペットの向こうに 狛犬
  初めにお断りしておく ガラ携での写し 呆けはご容赦願いたい
  持参のカメラでは《このカードはご使用になれません》と、先日まで使っていたのに???そこで

  享保年間幕府直轄地として開発された 所沢・三富地区 その鎮守様『神明社』だが
  川越いもの本場でもあり『いも神社』としても有名で 毎年、元旦と二日には焼き芋が振舞われるという

  ~~で、その狛犬だが ”いもの" 神社にあやかったわけではなかろうが なんと"鋳物"

 

  全国に鋳鉄でできた 狛犬がどれほどいるか 寡聞にして知らないが 初めての出会い。
  それにしても サツマイモを 抱いた狛犬は珍しい

              12月6日 史跡めぐりの会の 下見で訪れた三富新田で
              先回に続き 今回の下見も空振り 冷たい木枯らしに身も心も・・・・。

   

  

    


  

 

  

  

 

 

 


村田清八の狛犬を観る

2015-12-02 | Weblog

   この人について私はなんの知識もない 狛犬好きとして恥ずかしいことながら

  参道狛犬研究の大先達 三遊亭円丈 師匠の清八評を観る

        かれは初めて惚れた石工だ
   じぃ~っと見ているとドンと座った狛犬に清八の繊細な
      美的センスが伝わってくる
   
   さらに見ていると狛犬の向こうに清八が見える

   無口でシャイな男だったろう。
   一夜、彼と酒を交わして見たいと思う
   狛犬は時間を超えてしまう
   それほどすばらしい狛犬だ

  板橋蓮根 さほど大きくはない氷川神社にその作品を見つける
   吽像 のみ 阿のほうはどうしたことか見当たらない



  獅子山ともつかぬ岩山に 不動明王に遠慮したように しょんぼりとその姿が

 
どっしりとした いかついような顔は まさしく話に聞く清八のものだ

 
  
 
 この日私は 自分の会の下見にこの地を訪問したのだが 見事空振り
  晴れぬ思いでの歩きではあったのだが この狛犬との見参に 浮かれ気分で家路に
    そして 一献酌み交わしたい 気分にも。

            12月1日 小春日和の板橋区蓮根にて