狛犬と石仏と

神社・仏閣に狛犬と石仏を訪ねて 時には花を愛でての山歩きも

デジカメ片手に気楽にのんびり 足の向くまま気の向くまま

開発に追われる山を歩く

2012-07-23 | Weblog
【サンデーハイキング】7・22 烏岳と無名峰と


埼玉県毛呂町にある 二つの 数奇な運命をたどる山をあるく

その一つ目は 古い地図上に『烏嶽』とうたわれている山だが ゴルフ場に飲み込まれ 
三角点を移動させられただけでなくその名さえ 『石尊山』に変えられてしまった
昭文社地図では石尊山(烏岳)と表記されている



 (上)毛呂の町から見た烏岳 形の良い山だ    (下)すっかり風蝕 された 石仏たち

そうとうなヤブコギを覚悟・イヤ 期待していったが 案に相違して そこそこ整備された山道
山頂から少し離れた 囲いの中に目指す三角点はあった その周りだけだ人の背を越すヤブの中だ



快適な尾根道を降り山麓のお寺に かつての毛呂氏の墓所らしい 片隅を借りて昼食
古い石仏があり目を楽しませてくれる 長い年月にさらされて劣化が甚だしいが こんなのが私の好みなのだ 



次なる 山に向かう タカサギと、どなたかのブログにあったが 現地にはそれを示す何物もない

稜線上の送電線の鉄塔が どういう訳か撤去されつつある その役目を終えたのだろうか 
折角造ったものを 撤去費用だってばかになるまい 山歩きとは関係ないことを考える
鉄塔を頼りに あるいて来たが この先ハイカーの世界ではなくなってしまうのだろうか 良い山なのに
もしかしたら 最後の歩きかもしれない それも工事がない日曜日だけの
今日歩いた東電巡視路もいつか草に覆われ、やがて廃道となることは必至だろう 惜しいことだ



下山も 快適な歩き 最後、長い車道歩きを経て 再び出発点のJR毛呂駅に辿り着く

途中、石仏に癒される