狛犬と石仏と

神社・仏閣に狛犬と石仏を訪ねて 時には花を愛でての山歩きも

デジカメ片手に気楽にのんびり 足の向くまま気の向くまま

年末の挨拶を。。

2014-12-29 | Weblog



        この一年 御訪問頂きましたことに感謝し、
        明年の皆様の 健康を お祈り申し上げます

        極めて拙い文であり写真ではありますが 
        今後共精進を続けますので
        これからもご訪問くださいますよう
        心から おまち申しあげます        たぬき拝

アジアの狛犬らしきもの

2014-12-20 | Weblog
    狛犬の起源をたどると 遠く古代オリエントまで遡ることになる
    ここでのライオン・スフインクスの思想がシルクロードを経て
    インドへ中国へそして我が国へ
    インドからヒマラヤにつきあたり南下、東アジアでは その地の宗教と結びつき
     様々な変化を遂げた~~と、まぁ少ない知識を絞っての薀蓄
    それには訳がある 先日、『多摩川畦の狛犬巡り』なるツアーに参加
    そこで見た狛犬と称する物に出会い首をかしげて帰ってきたからだ


    神奈川県稲城市 日本山妙法寺
    徹底した平和主義、非暴力、戦争回避を教義とする いわば憲法第九条の・・・・
    いや、茶化すべきではなかろう
 
    平和祈願の仏舎利塔を全国、更には世界に建立

    だが、今日は無邪気に 塔前に置かれた 狛犬らしきものの鑑賞に留める方が賢明だろう
 

    インドの獅子狛犬 ここまでは理解もできるし、我が狛犬仲間として認知できる~~~が
    これはどうだろう ミャンマーの狛犬らしきもの
    やはり 我が狛犬の兄弟とは 認めがたい


    やはり狛犬は 枕草子や徒然草の時代から連綿として引き継がれてきた我が国の『狛犬』に
    トドメを刺すべきだろうとの 思いを新たにした            12月18日

横向き地蔵さん

2014-12-16 | Weblog

    小川町(埼玉)仙元山のふもとの薬師堂にて 写真のボケはピント合わせ不良《腕》のせいです

          なんであなたは 横を向いてるのですか?
          何が不満なのですか?
          世の中 嫌なことだらけなのは よくわかります
          でも、あなたにソッポを向かれたら
          俺たちゃどうしたらいいのだ
          もう少し前向きに行きましょうようや
          そうすれば きっときっと いつか・・・
          いいことが・・・・。
          そんな日が来ることを信じましょうや

          わかった! あなたは 俺たちに そんな気にさせようとわざと
          そっぽを向いているんですな   
          俺たちを見捨てた振りをしているんですな

          心配いらんて  頑張って生きてみせるから



          久しぶりのサンデーハイキング あるいは本年最後かも
          そんなことからか たった一つのお地蔵さんに そんなことを考えた 
                      12月14日 晴れたり曇ったり 寒い日に

寅吉・和平 ふたたび

2014-12-10 | Weblog
     福島県白河市 『東野出島地域活性化プロジェクト』のイヴェントに参加する

     県南地方で活躍 ユニーク且つ驚異的狛犬を生み出した石工・三代を追った映画の試写会
     そしてそれにまつわるトークショー 翌日は実地にその芸術的とも言える作品に見参
     寅吉・和平に惚れ込んだ 面々が近在のみならず 関西、関東果ては四国から駆けつけて 
     濃密な二日間を過ごす
     かつて知遇を得た地元寺院のご住職からのお誘いに 私が飛びついたのは言うまでもない

     トークショーでは 先駆者・たくき よしみつ氏と郷土史家・吉田氏の興味深い話が聞けたのだが
     本稿では 狛犬を訪ねての 一日のみを記載する

鹿島神社(神宮寺)



    
     寅吉 最高傑作との呼び声高い これに魅せられて寅吉・和平を追いかけた人は多い私もその一人
     幸い、先夜は神宮寺さんに 宿を提供して戴いたので 早朝からの撮影が叶った

     何度見ても、いつまで見ても 見飽きることがない 物凄いとしか言い様がない傑作


一色 鐘鋳神社 
     数年前 神宮寺御住職と探し回り偶然、寅吉さんの縁者に出会い道案内をしていただいて以来
     三回目の訪問
     ここは 一人静かに撮影に没頭したく前日に訪問 思い出にふけった



 

 
棚倉都都古分神社     
     ここも好きで 前日訪問し、一人撮影にあたる
     石工が特定出来ていないが 恐らく寅吉の養父 小松利平であろうとが 通説
     高遠藩 脱藩のため名を刻むのを遠慮したと考えられている



     左右の顔がまるで違うのも 古代神殿狛犬の様式に則ったものとの解釈だ



古殿八幡宮
     これを 小林和平 最高傑作と呼ぶ人は多い
     和平 生活の面での苦難の道を乗り越えて 世に送り出したらしいが 
     事情を知る者には親子の情愛を感じさせられる作品だ



 

     ツアーは あと4社続くのだが ここいらへんで 我が稿は御終いにする
     もっと 全貌を知りたい と言われる方は・・・・
     良いことがある 利平・寅吉・和平 三代を追ったドキュメント映画がある
     試写を見たばかりのものだがDVD化 されている           

     前回訪問時にも掲載しました 重複しますが お許し下さい

白河・にしごう 小田倉を歩く 2

2014-12-10 | Weblog


    このまま真っ直ぐ4号線を行けばやがて 新白河の駅に出ます
    コンビニの若い女性の案内
    これの1本脇道を 歩く 神社でもあれば見っけもの 至極いい加減だ

    野原の奥に 神社が・・・。だが狛犬のいるべき場所にちと違うものが。。

    脚を折り曲げて 対峙 阿・吽の形ではないが 狛犬ならぬ『狛馬』か『狛駒』か

    社の中を 覗いてみる 馬頭観音と、思われる坐像が鎮座
    外には やさしげな 尊顔の子抱き観音 が 冬にしては強い陽射しに照らされて



 その参 道祖神


    山神神社の近くの一隅に 道祖神が

    なんと巨大な男根が・・・・ 説明はしかねるので 看板をお読みいただく

                                 こちらは馬頭・・・か?


 その四 上新田供養塔郡

    江戸期のものと思われる 石像が数十体 馬頭観音が中心だ
    なかに気になったのが『六十六部供養塔』
    経典を六十六部 故郷を離れ全国六十六ヶ寺に配り歩く修行
    古川柳に[ふるさとに 廻る六部は気のまよい] と、いうのがある
    辛さ故 つい、故郷に脚を向けたくなる・・・。
    初志を貫徹してか やまいに倒れ失意の帰還か 気になる供養塔だ
  


朝、8時出発 ほぼ午前中の散歩
  寒くならないうちに 帰り着きたい 当初の思惑どおり 珍しいものを見た感慨を抱いて 在来線で帰還する

白河・にしごう 小田倉を歩く

2014-12-10 | Weblog
 

その壱 小田倉神社
    新白河の街中から およそ5キロ
    歩いて歩けない距離ではない 駅前の温度計氷点下3°C に脅かされて 
    ここは素直に路線バスに

    降車後は雪を頂いた那須連峰を遠くに見つつ 心地よい冷気に触れながら歩く

    神殿と呼べるほどではない 小さな社の脇に 巨岩が 
    その岩の肩に目指すなんと形容して良いか 怪しげな物体がある
    獅子頭のようだが よく見ればなんとも恐ろしげだ
    眼光鋭い いかつい顔に驚かされる





    昭和29年9月 と刻まれている 彫師・定吉 地元の石工か 残念ながら知識はない

    
    およそ同一の作者とは思えない稚拙と言って良いか素朴な彫り物が境内にいくつか



    驚き、楽しみ まぁ満足して 帰途につく
    今日中に 帰りつけばいい のんびり余韻に浸りつつ あるく

    往路乗った路線バスは このあと夕方まで走る予定はない 
    5キロのんびり歩いてもさしたる時間ではない
    目に付く神社に立ち寄りつつ・・・・。
    このあと 2,3の神社にも立ち寄ったことの報告は 明日に。

白河市・東野出島 地域活性化プロジェクトに参加しての帰りの寄り道なので
本来は プロジェクト主催の『小松寅吉、小林和平 作品ツアー』の報告を先にすべきなのだが
纏まりきれていないので 順逆ながら 参加の面々と別れひとり歩いた こちらの報告を先行する
寅吉・和平 作品との再会の感動 は日を改めてと言うことで ご了解いただく。



狛犬2体 品川にて

2014-12-03 | Weblog
      世は師走 世間は何かと忙しなげであるが そんなことにはお構いなしに
      相も変わらぬ カメラをぶら下げての狛犬巡り 先日廻れなかった 品川の狛犬を観に      
      
      東京の狛犬で名品中の名品 荏原神社 拝殿前
      江戸牡丹 流れるように巻いた尾が・牡丹が なんとも美しい 明治29年建立
      親を見上げ 何かを訴える仔獅子の愛らしさ
      年が明けたら 我が孫と遊んでやらずばなるまいと思わず考えてしまう      


      続いて 品川神社に
      ここにも名品狛犬があるのだが
      今日のところは 狛・研(参道狛犬研究会)会長 円丈師に敬意を払って
      師匠 建立の狛犬を はや10年近く経って 少しながら古色を帯びて名品の域に。


      今年も残すところ 1ヶ月を切った
      あと何回 狛犬だ石仏だと うつつをぬかせていられるだろうか・・・。
                        12月2日 選挙も政治も少しは考えようと思いつつ