ありがたやま

　　　　おびただしい　石仏墓標郡　その数・・・とても数え切れるものではない
　　　　記録によると　四千体とやら
　　　　７０数年前といえばまさに「非常時」　そんな折、都内の無縁仏を　この地に集めたとのこと
　　　　いかなる善根からか・・・・。
　　　　風化して　そのお顔も定かではない一体を見れば　慶応年間と刻まれているのだが。

　　　　しばしの合掌の後、麓の明覚禅寺を訪れる　　　　
　　　　ここで出会った　石仏にも合掌し日暮れの迫った道を　京王読売ランド駅に向かう





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２月１６日　快晴の日に
　　　　　　　　　
　　　　　
　

小さな石仏との出会い

　　　　　　　
　　　　　　　陽射しに誘われて　上野の国立博物館へ　「みちのくの仏像」展を観る
　　　　　　　その足で　朝倉彫塑館に。改装なってからは初めての訪問
　　　　　　　各々、感動的な仏様であり彫刻なのだが　なにかしっくりこない
　　　　　　　もっと気楽に話しかけてくれる　昔馴染みの可愛い石仏に会いたくて
　　　　　　　歩き廻る
　　　　　　　言ってみれば　豪華な懐石の後、ちょっとした茶漬けが食いたいそんな心境だ

　　　　　　　手当たり次第、出、入りしたお寺さんで出会った　愛しい石仏たち
　　　　　　　やっぱり一日の散歩の締めは君たちとの会話でなけりゃいけない



　　　　春はすぐ近くまで来ているのだろうか　でも、明日はまた寒さが・・・。
　　　　　　　　　梅いちりん　いちりんごとの　あたたかさ　　　　　をじっと待つしかないか

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２月１２日　晴れた日の午後　寺町・谷中にて