狛犬と石仏と

神社・仏閣に狛犬と石仏を訪ねて 時には花を愛でての山歩きも

デジカメ片手に気楽にのんびり 足の向くまま気の向くまま

被災された方に思いを馳せつつ

2011-03-29 | Weblog
【サンデーハイキング 】3・27 大高取山

こんな時勢に 登山でもなかろうとの思いが しないでもない
そんな一種の 少なからぬ罪悪感も いつまでも引きこもっていてもとの思いには勝てず
再開する ただし近場の 何かの場合には走ってでも戻れる そんなコースを選ぶ

越生梅林の裏に どっしりと構えた大高取山 一般ルートは家族向きと言ってよい平易な山だ

これを入山ルートを変えて 得意のヤブコギをして入ることにする
実は、昨年試みて方向を見失い 全く違う方向に下山した そのリベンジでもある




梅園神社の狛犬 ヤブコギルートは この吽形 の尻尾の方の細い道 小さな祠に向かってのぼる
祠を過ぎると意外にもしっかりした踏み跡が藪のなかに 先回は生い茂る藪に見えなかった道が見える 
いくつかの岐路を慎重に 地図と勘を頼りに南へ南へとたどる

大高取山ハイキングコースに出、ここからは気楽に山頂へ
下山は 黒岩展望台、西山高取を経由して 帰る


                               展望台から 新宿方面を見る
うららかな日差しと ちょっぴりのヤブコギ 被災された方を思えば この程度の幸せで我慢すべきだろう
恵まれすぎている境遇に 感謝と後ろめたさを抱きつつ。

地震予知?

2011-03-21 | Weblog

     富士山に笠雲
     天候悪化の危険信号 らしい


     3月6日 快晴なのに こんな雲が
     地元では富士にかかる雲で天候の変化を読んだという





     数日後から 天気が崩れはしたが 雨にはならなかった

     その代わり 天が怒りをぶちまけたような 地震が・・・津波が・・・ 

     富士山を見ているだけで 地震予知ができるなら
     毎日にでも山に登るのだが



品と石仏(近況)

2011-03-15 | Weblog
大地震から五日目 その間の行動は褒められたものではなく 公表したくなかったが
何人かの方が安否を心配してくださり お問い合わせを戴いてもいるので敢えて 報告する次第 

3月11日 野暮用で四谷に行こうと東京駅に 中央線快速ホームで遭遇 怖いほどの揺れ
電車は動く気配がない たかをくくっていっそ歩いてしまえと歩き出す結局、新宿まで

さすがに今日中の復旧は不可能と判断し、救護場所のようなところを探す
新宿区役所にて一晩明かすことに 水と乾パンと毛布それに暖房つきのロビー
この日の避難者の中ではかなり恵まれたようだ 感謝感謝
翌朝 動き始めた一番電車で帰るも 帰宅はお昼ころ・・・・疲れた

3月13日 迷った挙句 数日前から予定していたハイキングに 
いい年をしてと娘どもからのヒンシュク。ごもっとも我ながら馬鹿をやったと遅すぎる反省

何事もなかったからいいが

そんなときでも山は快晴 秩父でも最も不遇といわれる山へ
《白井指》およそ山らしくない名前の山
天罰か道に迷い がけにぶち当たったり 恐ろしいトラバスだったり 2度の引き返しの末 山頂へ
 
送電線に沿って登るも・・。    山頂にて 品と書かれている    途中の馬頭?観音

携帯電話には緊急地震速報が次々と いかに野放図な我らとて 山中に長居は無用と急遽下山

それにしても山頂には《三角点》との表示のみ山名はない そして『品』シナショウと読むらしい
三つの口と 三つの刀 どこかに因縁めいた話がありげ 帰宅して調べたがそのあたりは不明 
いつの時代にか モメゴトでもあったのかしら 

そして勝手に馬頭観音と決めた苔むした石仏・あらゆる畜生類を救うと言う観音
今、おかれている わが国の現状に助けを求めたいものと殊勝にも手を合わせ祈りつつ下山した

馬頭観音にしては顔が優しすぎる 憤怒の形相を引っ込め 祈りにに応えてくれようとのお心か 

歩きの会・史跡廻り・ハイキング 全てを当分の間中止する旨を連絡し 穴籠もりに入ることにした








武蔵野三十三観音 其の八

2011-03-03 | Weblog
 

第二十六番 高麗山 聖天院  

遠く1250年の昔、高句麗からの渡来人高麗王若光の菩提寺として建立された。
境内 あちこちに その面影を残す 
広大な敷地からは 辺りの美しい風光が見渡され 立ち去りがたいほど
惜しいことに 僅少とはいえ 拝観が有料でその商魂たくましさが 気にならないでもないが
これだけのものを管理するのだから致し方ないところか。







 



第二十七番 栗原山 勝音寺  

鎌倉 建長寺の流れを汲む 臨済宗建長寺派 の寺院
堂宇は再三の罹災により 今も一部は 仮本堂のまま
本尊千手観音菩薩 脇佛不動明王、毘沙門天を安置する。。。。らしい 
いずれも鎌倉時代の仏師の手になるもので 市重要文化財指定品





第二十八番 寶雲山 龍泉寺  

平安時代に開山され、はじめ、京都仁和寺の末寺であったが、時が移り現在は、真言宗智山派に
属するとのことだ
高麗川に近く 付近では かわせみ を見ることもしばしばとか

写仏の会が盛んで平成4年の秋完成の10年がかりのからなる胎蔵曼陀羅の天井画が美しい










番外 箕輪山  靈巖寺