長年 わが書架に眠っていいる本が この先いつか買いにも借りにも行けなくなる
そんなときが遠からず訪れてくるその日の為にとためたのが 今では当面 読み本に困らないだけある
そんなほこりをかぶったままの中に 逢坂 剛の「重蔵始末」なる本があったのを思い出す
瀧野川に 重蔵の石像があったことも ふと思い出し 出かける
近藤重蔵、江戸期に火盗改め 松平金吾の下で 与力としての活躍の快談を描いている
一方 重蔵の事績としては寛政10年 幕府の蝦夷地視察一行に加わり
クナシリからエトロフにいたり エトロフに『大日本恵土呂府』の標識を発てたとのこと
その際 なぜか甲冑に身をかためてとか その姿が 晩年この地に書庫を構えた
ここ滝の川・正受院 にある ので 参拝する
江戸時代の文人・画家として知られる 谷 文晁 が下絵を画いたらしい
所用で出かけた王子で ここに立ち寄り 珍しい 江戸期の武人の石像を観る
ここはまた 「赤ちゃん寺」としても知られ 納骨堂や かわいげな地蔵尊も・・・・。
6月6日 この世に生を受けながら去らざるを得なかった 小さな霊に手を合わせて
帰宅後 逢坂剛 を 書棚から 引っ張り出し改めてみてみる
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