狛犬と石仏と

神社・仏閣に狛犬と石仏を訪ねて 時には花を愛でての山歩きも

デジカメ片手に気楽にのんびり 足の向くまま気の向くまま

期待はずれの 太陽寺

2008-07-18 | Weblog
  
秩父・太陽寺
鎌倉時代末期の開山 東国の女人高野 山奥にひっそりと・・・・ と来れば
古社、名刹を目指すものとして興味がわかぬはずがない
私にとっても 永い間、期待した寺院だった

秩父鉄道三峰口駅からのバス 太陽寺入り口で下車
そこから 延々8km ただひたすら全て緩やかな登り勾配の単調な舗装道路を行くことになる
もっとも中ごろから 登山道を思わせる 石ころだらけの本参道があり ここから急な山道を2km
こちらを行くことに  
参道の諸所に 十三仏の石像があるも さして古いものではない

写りの悪いのは湿気を含む30度を越す暑さと草いきれ、それに未熟な技術のため ご賢察下さい

ようやく 辿りついた堂宇は 期待が大きかっただけに 拍子抜け
建物配置には 往時を偲ばせるものがあるにはあるが・・・・・。

それでも 山門の仁王像と閻魔堂は 流石と思わせるものがあるも
肝心な 石仏は小さな地蔵尊と 如意輪観音が片隅にあるばかり


我が 寺院美学から外れ、がっかりした思いで舗装された林道を重い足を引きずって帰った。

                            平成20年7月17日 うす曇・一時夕立 気温33度
                       


 




寺・社に何を期待するかは 人さまざま
私のそれは 何をおいても 古い石仏に恵まれること、古色蒼然とした建物、お堂が現存すること
観光化されていなければ更によし といったところか
その点で 当山は上記、三条件のうち 前の二条件でまったくの期待はずれ
これは単なる私見で 座禅を組んで瞑想できる寺として珍重する人たちも大勢居られるられるから 
その方へは お詫びし、独断をご容赦願う次第です