狛犬と石仏と

神社・仏閣に狛犬と石仏を訪ねて 時には花を愛でての山歩きも

デジカメ片手に気楽にのんびり 足の向くまま気の向くまま

虎秀山・野だて・菊芋

2010-11-15 | Weblog
サンデーハイキング】 11・14 虎秀山

三台話のような タイトル 初めから説明しよう

西武線東吾野駅の目の前に屹立する三角錐の小さな山 地図上には▲320,5 とのみで 名は無い
仮称・虎秀山 今年の干支にちなんで敢えて登る人もちらほら われらもここを目指す


藪コギと磁石頼りの人知れぬ山 そんな期待?に反し 荒れてはいるもののしっかりした登山道を
登りついたところに 小さな標識と三角点が

こんな山に来る人も稀には居るもので ここでも遭遇 
しばしの話の中で この日が麓の寺の 国、重文の阿弥陀堂が ご開帳と聞く
顔振峠への登頂をあっさりあきらめ 即、そちらに向け下山 
 


秋の緩やかな日差しを受け なんともいい感じに 付近の山に溶け込んだ お堂を観る 

お堂の前で やさしげなお顔の石仏に迎えられる



武蔵野三十三観音のうち三十一番 福徳寺


ここで阿弥陀三尊像の特別拝観 そして柄にも無く 茶を喫することになる

今までいた山を借景にしての野たて。。。気分が悪かろうはずが無い


全山が こんな色に染まるのもあとわずか 
秋は足早にやってきて そしてあっという間に去っていくのだろう 行く秋を惜しんで・・・・・。 



        下山途中 農家の庭先で買い求めた 菊芋
        
        天然のインシュリンだとか 糖尿病のわが身を気使った ほとけの授け物 
        日頃の信心(それほどではない)のたまものか。






旅立った 山頂の老犬

2010-11-10 | Weblog
               
                                 平成十九年八月 撮影

       最初は 脚骨折後のリハビリ のため 平成9年の真夏の暑い盛り
       独り まだ癒えきらぬ右足をかばいながら登ったときだ 
       そんな私を 哀れむように 山頂で迎えてくれた
       骨折の恐怖に 身がすくむような思いで 一歩・一歩降る姿を追うように
       付いてきて しばらくの間見送ってくれた その姿に励まされたものだ

       二度目に登ったときは 冷たい雨のなかだった 
       さすがにこんな日は 現れず会えず 寂しい思いで下山した 

       訃報を聞いて 又、登ってみた 哀悼の思いを伝えたくて

       ビッキーは岩に腹ばい いつも富士を眺めながら 憩うて居たという

       その岩に腰掛けながら そんな思い出にふけった 
       お山は 富士はもとより遠く甲斐駒までが 確認される絶好の日和

       出会いはたった一回だけだが 妙に 懐かしく思い出される 
       もっともっと会いたかったが 今はもう居ない


【サンデーハイキング】 11・6  高川山


   高川山が 富士山だけが取り柄の 普通の山になってしまった。

 

秩父路を行く

2010-11-06 | Weblog

                              目下お気に入りの八高線 明覚 駅舎
 
 【ホリデーハイキング】 10.31 浦山ダム  11・03 雷電山
 

同窓会のため1週 山歩きを休む その穴埋めで 祝日にも出かける
われながらの精勤ぶりに あきれる・・・・。 が、アップの遅れは 大目に見ていただきたい

台風の余波を懸念して 登山を早々に断念して その代替として ダム見物
夏以来 工事で閉ざされていた ダム堰堤までのエレベーター再開 待ってましたの思い
エレベーターが無ければ 階段を延々800段登らなければ たどり着けない高所  
期待に胸躍らせる ショボ降る小雨のなかだ・静かな湖畔が・・・・との思い。  
思いは見事にはずれ 堰堤は 周回の自転車競技で大賑わい 無念なり 退散。


近くの神社仏閣 を観て 帰ることにする

   
でかい、高い 拙い写真では表現出来ない  上から やはり大きさは伝わらないようだ
 


立ち寄った 橋立寺  青雲寺 春にはしだれ桜で賑わうのだが 若御子神社の狛オオカミ



天候が回復した 11月3日 小川町・雷電山と 堂山へ
めったに ハイキングに来るものも居ない 静寂を絵に書いたような山
小鳥さえも さえずりを忘れたかのごとく 森閑とした山の中に溶け込まれてしまいそう 
早く歩くのがもったいないみたいな気分 
じっくり味わいながら 落ち葉の道をカサコソと踏みしめ歩く


外秩父の山なみが木の間越しに見えて  遠く新宿や さいたま新都心のビル群も



つい3週間前かに 登った弓立山が見える 
こんな静かな山は このままの静けさで いつまでも いて貰いたいものだとの
身勝手な思いで帰る。 

武蔵野三十三観音巡礼 其の3

2010-11-02 | Weblog
「 暑かった秋」を敬遠したということではないのだが だいぶ間が開いてしまった
少し先を急ごう そんな訳で 今回は頑張って六山を踏みことにする
幸い紅葉には幾分早いとは言え穏やかな秋の陽射しに 行程もはかどる


第七番 福寿山 徳蔵寺

元弘の頃 新田義貞が鎌倉討伐に向かい 挙兵 戦死者を弔った板碑が現存することで知られる
本尊の白衣観世音は 堂内に安置され 拝観は叶わない
掃き清められた境内が 清々しくついつい長居をしてしまった。
 
 





第八番 愛宕山 円乗院 

多摩湖に程近い 武蔵野台地に静かにたたずむ ご本尊は如意輪観音
山門では 木像の仁王様が ハッシと睨みおろそかな気分での参観を戒める 
手入れの行き届いた境内とあいまって 思わず厳粛な気にさせられる








第九番 野老山 実蔵院

野老(沢)は 所沢の古い名称だという 新田義興が開基というから古い
現在の本堂は 江戸時代再建のもの ここに聖観世音が 安置されている もちろん拝観は叶わない
その代り 庭内には興味深い石仏がいくつか






第十番 観音院 新光寺

なにやら異国風な山門をくぐると 奈良法隆寺の夢殿を模したという 八角堂が目に飛び込んでくる
寺門の興隆に熱心な御住職の発案のようだ
偶々この日は仏事があり お邪魔にならないように早々に切り上げる







第十六番 妙智山 慈眼寺
自衛隊の基地近くのため 頭上を頻繁に飛行機が飛び交い静寂が破られるのが残念
何もかもが新しく又、オープンなのがありがたいやらありがたさが薄れるのやら 不思議な気分
西暦1400年台に草創されたというから  いかにも古い 今の真新しい風景からは想像しがたい






第十七番 福聚山 徳林寺
先の 第十六番とほぼ同年代、同一人の開山とのこと かつては新田義貞軍の本陣が置かれたらしい
観音堂や不動堂は一旦、外に出て 200メートルほど歩かなくてはならない
ここには巨大な石造りの聖観音立像もある




なんと観音を守護して狛犬も鎮座しているではないか







秋の深まりとともに巡礼日和が到来、かといって秋は短い 木枯らしが巡礼道を吹きぬかぬうちにすこしでも
多く踏んでおきたいものだ                    10月27日に巡礼

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