狛犬と石仏と

神社・仏閣に狛犬と石仏を訪ねて 時には花を愛でての山歩きも

デジカメ片手に気楽にのんびり 足の向くまま気の向くまま

里山で六地蔵と一等三角点を見る

2011-12-26 | Weblog
【サンデーハイキング】 12.25 狭山丘陵 里山ハイキング


     先々週の 熊倉山での恐怖がいまだ尾を引いて 一週間のお休み
     そして今週は一転、アイゼンもザイルも不要な安心・安全の里山歩き 

     東京と埼玉にまたがる広大な狭山丘陵 南北4キロ 東西11キロ 
     これを南北に縦断後 西のはずれ JR八高線箱根ヶ崎駅までの歩き

     人影もまばら たっぷりの森林浴と心身の癒し 


     こんな 穏やかな道中にも六地蔵もあれば一等三角点すらある

      
     その昔、赤痢が発生 大勢の罹病者が 病魔退散を祈願して建立したとの記載ある

     
    
     標高191メートルこんな低いところに 一等三角点が 
     樹木を取り払えばそれなりの景観だったのだろうか



     これらを見つけながらの ゆっくりと流れた数時間で
     すっかりトラウマとなってしまった 岩稜と沢の瀬音からの回復を図るも・・・・。
     まだ冷めやらぬ様子の相棒 しばらくは気楽な里山歩きが続きそうな予感だ。


恐怖の山 滑落の危機も何度か

2011-12-12 | Weblog
 【サンデーハイキング】 12・11 熊倉山



40年ぶりに 登山を再開して数年たつも
今回ほど山の怖さを感じたことはない
事前調査不足・技量不足・引き返す勇気の不足
それらが積もり積もって 思い出すだに恐怖が走る


いきさつはこうだ 熊倉山 でかいだけでさして困難な山とは思えないとの事前認識

はじめにそれが崩れたのは 目的とした林道コースが崩落のため入山禁止
仕方なく尾根道を行くことに こちらのコースの詳細は頭に入っていない
とっかかりから 何か嫌な登り まして予想外の積雪
相棒が4本歯のアイゼンを持っているが私はそれすらない
ままよと進む やがて急峻な岩稜に 思えばここで引き返すべきであった
開始から1時間足らず 何のこれしき 
こんな悪路がいつまで続くわけがないとの甘い見通し

険しいといっても夏ならばなんということもない岩尾根だが 
雪がかぶった道は 岩をのっこす木の根、岩角の手がかりを探すのも容易ではない
雪が凍結した足元は滑りやすい 引き返すのは進むより困難だ 行くしかない


写真を撮る余裕などない 唯一昼食時 目的の熊倉山を 木立の間から

唯一の頼りは 何日か前に登ったらしい足跡 熟達者らしい確かな踏み跡

難行苦行の末 頂上直下 山頂まであと数十メートル
思いのほか時間もたっている
止めよう 幸いの逃道 当初予定していた下山路だ これを一気に降る・・・も
夕闇の迫った道はいきなり ゴロ石と腐った丸木橋の沢筋にぶち当たる
ヘッドランプを道案内に 時々現れるさいぜんの登行者の足跡を雪道に見つけてはホットする


凍てついた沢筋の 荒涼とした景色が暮色を帯びた中に

夜7時 暗い駅舎に辿り着いたとき いまださめぬ恐怖心とよくぞ生還との安堵感

凍傷一歩手前の指は 一時間の秩父線車中でも容易に復帰せず硬直状態のまま

幾多の反省はある これを教訓にせねばとの思いも
思えばこれを最後に冬の陽だまり山行・のんびり歩きに切り替えようと話し合ったばかり だったが

泣き言も言わず弱音もはかず 信頼してついてきてくれた相棒に感嘆と感謝がいっぱいだ。
 







冠雪の山を見る

2011-12-04 | Weblog
 【サンデーハイキング】12.04 鶴ケ鳥屋山 再訪

    2ヶ月ほど前に訪ねた山だが 今回は古い仲間たちと 
    前回は今日のための下見で今回が本番というわけだ

    快晴に恵まれたのはいいのだが 北面の登攀路は 強風が吹きつけとてつもなく寒い
    前回に体験し大汗をかいた斜面を今度は防寒服を着て喘ぎつつ登る 

    その代り すっかり木の葉が落ちた今は 素晴らしい代償を提供してくれた

    お目当ての富士はもちろんのこと 白銀に輝く八ヶ岳が南アルプスが・・・・・
    この寒さがなければ いつまでも見惚れていたいところだが 昼飯もそこそこに 山頂を目指す

    下山路の厳しさは幾分慣れたとはいえ今回も同じ 厚く積もった枯葉に足を取られ幾たびか。。。


〈写真がひどく ボケている なんでだろう ご覧の諸兄には平にご容赦を願う次第だ







                       つい最近登った 滝子山も木の間隠れに見えて でかい山だ 
 
    石仏、狛犬ととは 巡り合えなかった 少々無念な山行 でもあった