もう2月の暦が気になり始める
そして
雪に凍え封印された暮らしも耐えも
三月弥生になると
窓に飛びだした白いレースのカーテン
心の何処か一か所の封印された窓が放たれて来る
日毎緩んで行く気温
日脚の長くなっていく陽の傾き
母の窓辺の菜園の息吹
トマト、南蛮、ナスの発芽に
待ち焦がれる初春を掴む
いつも眺める地平線から届いて来る゛うづき゛
ホップ、ステップ、ジャンプ
飛躍していった青春が再び
今年も繰り返される
眩しいミントの香が貴方の出会いを待つ
待つ身
頑張りの身が深雪のトンネルを超え楽しみに変わる
゛さあ゛もうひと踏ん張り
峠の頂き迄耐えましょう
耐える受身は確かな手ごたえを、、、裏切らないでしょう
幾年も素通りしていった春夏秋冬
春風が直に春息吹を連れ出して来る
遠くて近い老いの身
近くて遠い若い身も
それぞれの一年のものぐさ
より