Don't Come Knoking
Dir: Wim Wenders Writer: Sam Shepard DP: Franz Lustig
正直言って期待したほどではなかったというか、なんだか20年後の「パリ、テキサス」を見ているような…日本での宣伝文句そのままの感想を持った。
「あの、伝説の映画『パリ、テキサス』から20年―心の空白を埋める旅が始まる」
ただそー言われて見るとそー見ちゃうかも、ともいう気もする。こういう地味な作品に観客を動因するためには仕方ないのかもしれないが、その辺のイメージ作りはもう少し抑えてもいいんじゃないだろうか。「この一作、見逃すべからず」みたいな気分で臨まない方がこの映画の売り(?)である空虚感を味わえるんじゃないかと思う。
しかし決して退屈というわけではなく、劇場の椅子に座りながらついつい我が身の空虚さ加減を振り返ったりもさせられた。哲学的な意味ではなく、これは見る人間が埋めていくタイプの映画なのかもしれない。
パンフレットや各種チラシ(しかし最近タイアップ多いなぁ)に使われているビジュアルは、エドワード・ホッパー風。まさにホッパーの絵がフィルムになったような感じなのでした。
Dir: Wim Wenders Writer: Sam Shepard DP: Franz Lustig
正直言って期待したほどではなかったというか、なんだか20年後の「パリ、テキサス」を見ているような…日本での宣伝文句そのままの感想を持った。
「あの、伝説の映画『パリ、テキサス』から20年―心の空白を埋める旅が始まる」
ただそー言われて見るとそー見ちゃうかも、ともいう気もする。こういう地味な作品に観客を動因するためには仕方ないのかもしれないが、その辺のイメージ作りはもう少し抑えてもいいんじゃないだろうか。「この一作、見逃すべからず」みたいな気分で臨まない方がこの映画の売り(?)である空虚感を味わえるんじゃないかと思う。
しかし決して退屈というわけではなく、劇場の椅子に座りながらついつい我が身の空虚さ加減を振り返ったりもさせられた。哲学的な意味ではなく、これは見る人間が埋めていくタイプの映画なのかもしれない。
パンフレットや各種チラシ(しかし最近タイアップ多いなぁ)に使われているビジュアルは、エドワード・ホッパー風。まさにホッパーの絵がフィルムになったような感じなのでした。