すなば たかひろ

「元気で人に優しい鳥取」を取り戻すため、県議になった元新聞記者の挑戦記。みんなで鳥取の未来像を考えましょう!

台湾訪問3日目(2) 国立陽明高級中学校を訪問、米子東高校との友好提携についての協力を求められました

2013年10月28日 | 日記

 新幹線を桃園駅で降りた私たちは桃園市にある国立陽明高級中学校を訪問しました。台湾の学制は幼稚園、国民小学校、国民中学校、高級中学校(高校)、大学で、日本と似ています。同校は日本の高校にあたります。普通科27クラス、美術科3クラスからなり、生徒数は2700人。林清波校長以下134人の先生方が指導されているそうです。2008年以来、毎年、教師、生徒からなる交流団が来県。米子東高校とは毎回、そして、時には倉吉農高、境港総合技術高校と交流しています。

 

 本部棟の電光掲示板には「歓迎日本国鳥取県議会一行」と表示されていて、ありがたいなと思いました。

 陽明高校はこの日は運動会。儀仗隊の生徒さんたちが練習していました。銃剣を付けた模擬銃を持っていて、ちょっと驚きましたが、実にキビキビしていました。

 右が林校長先生、左は家長会(PTA)の何会長さんです。心から歓迎していただき、感激です。林校長は「鳥取県とは長いお付き合いです。米子東高校には昨年、一昨年を伺い、今度は依藤校長先生をお招きして姉妹校提携もする予定です」などと述べ歓迎。家長会(RTA)の何会長は「2800人の生徒の家族の代表として歓迎します。これから米子東高校と姉妹提携をしますが、PTAとしてうれしく思っていますし、PTAとしても微力ながら支持していきたい。陽明高校の先生方とも協力して連携を進めていきたいと思います」と話されました。

各教科主任の先生方も揃ってお迎えいただき、恐縮です。山口団長が挨拶され、同行した議会事務局の頼田課長補佐が米子東高校の卒業生であることを話すと、先生方から拍手が起こりました。「台湾にこそ、教育の原点があると思うのでしっかりと学びたい」などと話された後、意見交換に移りました。実は随行したもう1人の前田係長も米子東高校の卒業生で、後で話すと林校長は「2人も米子東高校の卒業生が来られた」と大喜びでした。

 

 林校長は「海外交流旅行だけでなく、様々な分野や交流を広げていきたいと思っています」「生徒の学力向上に力を入れています。大学合格率は99%です。50%~60%は国立大学へ進学します。それも、台湾大学、交通大学、政治大学、清華大学など一流校へ進学しています。それはひとえに教職員の努力の賜物です。それで、設備の充実にも力を入れていますし、生徒たちも頑張って勉強しています。高校3年生の16%は寮に住んでいるが、これは大学進学の勉強のためです」などと話していただきました。その後、米子東高校との交流について説明があり、県議かとしてもしっかり応援して欲しいと要請されました。

普通科の教室棟です。

「阿成廳」と名付けられた新会議です。座席数は180。134人の教員が参加する職員会議はここで開かれます。この日は、アメリカの大学7校が参加する留学説明会が開かれるための準備がされていました。

マイクのスイッチを押すと、自動でカメラが発言者の顔を捉え、スクリーンやテレビに表情を映し出します。照明や音響もボタンひとつで調整できるシステムありました。すべて、林校長アイデアを国が認めて実現したのだそうです。

校庭の中央は天然芝で、トラックは舗装されているそうです。運動会のため、校庭の回りにはテントが張られていました。

図書館です。

温水プールです。

旗は左から、校旗、台湾国旗、それに、米子東高校の校旗です。米子東高校への思いが伝わってきました。

体育館兼講堂です。

英語教室です。

手元のボタンを押すと、教員宅では集計された値と、個別の答えが表示されます。

言語教室です。陽明高校では英語、日本語、フランス語、イタリア語、スペイン語の5ヶ国語を教えています。

コミュニケーション教室です。生徒4人が1つの机を囲み、ディスカッションしながら学びます。

美術科の生徒たちの作品が壁面の映写されていました。

ギャラリーには、生徒の作品を取り替えながら展示されます。

教室棟の壁には、生徒の作品が並んでいました。

住んで居られないそうですが、校長官舎です。

中庭では生徒たちが寛いでいました。

図書館です。パソコンが並んでいて、ここでは映像資料を自由に観ることができます。

映画の映写スペースもありました。

映像資料も充実していました。

日本人入門という本もありました。

日本のマンガもありました。

書庫は開架式で、自由に閲覧できます。

パソコン教室。生徒たちは大きなモニターの前に座り、パワーポイントなどを一緒に使っていくそうです。

映像教室です。映画鑑賞などで使われます。

劇場教室です。音楽や芝居の発表などがなされます。

学内の雰囲気は高校というより、大学という感じです。

 校内を案内いただいた後、桃園県議会の萬美齢議員、桃園県政府教育局の呉林輝局長、林校長、何会長さんらと意見交換の場を持ちました。議会事務局の頼田さんと前田さんは、また、スーツケースを開けて御土産の準備です。本当にお世話になりました。

 私の娘は米子東高校の卒業生で、今は大学2年生です。東日本大震災被災救援のため陽明高校から支援金が届いたときは生徒会長で、同校にテレビ会議で感謝を伝えたり、訪問された生徒さんたちの接遇をしたりしていたそうです。来年2月には米子東高校と同校は姉妹提携を結ぶのですが、「是非とも、親子で提携のセレモニーを祝いに来てください」と誘っていただきました。本当にありがたいお話で、私の議会日程と娘の大学での授業日程が合えば、是非とも訪れたいと思います。

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