「内閣府が15日まとめた試算によると、2009年の日本の国内総生産(GDP)は肉薄する中国を抑え、世界2位の座を維持した。国際比較するため09年の平均為替レートでドル換算した日本の名目GDPは5兆849億ドル(474兆9240億円)となり、中国の4兆9090億ドル(33兆5353億元)を上回った。
一方、10年は高成長を続ける中国が日本を追い抜く公算が大きい。10年の名目成長率は国際通貨基金(IMF)が日本0.9%、中国10.3%、経済協力開発機構(OECD)はそれぞれ0.1%、10.0%と予測しており、1968年にドイツを追い越して以来の米国に次ぐ地位から3位に転落する可能性が高い」
(2010年2月15日 時事通信社 時事ドットコム http://www.jiji.com/)
第一に、このニュースで言うGDPは為替レートによるGDPです。GDPは他に購買力平価によるGDPがあり、こちらはすでに日本は中国に抜かれています。
第二に、為替レートGDPを一人当たりに換算すると、日本は中国に比べはるかに高い水準にあります。しかし、もともと日本もそれほど高いわけではなく、10位にも入りません。
日本も中国も、国全体の経済力は強くても、国民一人一人の生産力はそれほど高いわけではありません。
つまり、一人一人に配られるパイは少ないわけですから、こういった国々には、福祉問題が重くのしかかってきます。
日本は既に苦しんでおり、中国もあと10年ほどでこの問題に直面することになります。
一方、10年は高成長を続ける中国が日本を追い抜く公算が大きい。10年の名目成長率は国際通貨基金(IMF)が日本0.9%、中国10.3%、経済協力開発機構(OECD)はそれぞれ0.1%、10.0%と予測しており、1968年にドイツを追い越して以来の米国に次ぐ地位から3位に転落する可能性が高い」
(2010年2月15日 時事通信社 時事ドットコム http://www.jiji.com/)
第一に、このニュースで言うGDPは為替レートによるGDPです。GDPは他に購買力平価によるGDPがあり、こちらはすでに日本は中国に抜かれています。
第二に、為替レートGDPを一人当たりに換算すると、日本は中国に比べはるかに高い水準にあります。しかし、もともと日本もそれほど高いわけではなく、10位にも入りません。
日本も中国も、国全体の経済力は強くても、国民一人一人の生産力はそれほど高いわけではありません。
つまり、一人一人に配られるパイは少ないわけですから、こういった国々には、福祉問題が重くのしかかってきます。
日本は既に苦しんでおり、中国もあと10年ほどでこの問題に直面することになります。