米倉山太陽光発電所

山梨県と東京電力が11月6日、甲府市内に、大規模太陽光発電所を建設する基本協定を締結しました。
「メガソーラー」という謳い文句で、名称は米倉山太陽光発電所（仮称）、最大出力は1万kW、一年間の発電電力量は1200万kWhということです。

これがどの程度のものなのか、福島第二原子力発電所と比較してみます。

●出力
福島第二原子力発電所：4,400MW
米倉山太陽光発電所:10MW（注1）

●一年間の発電電力量
福島第二原子力発電所：3,854,400万kWh（注2）
米倉山太陽光発電所:1,200万kWh

敷地面積や発電コストも重要な数値ですが、現状では太陽光発電には不利な数字が並ぶだけですので、割愛します。

エコへの道のりはまだまだ遠いと感じます。

（注1）
1万kW=10,000kW=10MW
太陽光発電は太陽光の強弱によって出力が変動します。10MWはあくまでも最大出力で、一年間の発電電力量から計算すると平均出力は約1.4MWとなります。
（注2）
出力4,400MWで一年間休まず発電し続けた場合に算出される数値です。原子力発電はベース電力を担っているため、この数値で良いと思います。