近年、イヌやネコなどのペットの病気が増えています。病気の6割は高血圧や高脂血症などによるメタボリックシンドロームが原因といわれており、体調管理ができないペットにとって非常に深刻な問題となっています。
県総合食品研究所と秋田銘醸(湯沢市)は、未利用資源の「米ぬか」を有効利用するため、共同で研究に取り組んできました。乳酸菌で発酵させた米ぬかに、血圧を下げる効果がある物質「ギャバ」が含まれることが分かったため、米ぬか発酵液「爛漫ギャバ液」を食品素材向けに開発し、2005年から販売しています。
また、液体を絞る前のもろみ、搾汁後の液体・残りかすのすべてに脂質の代謝を改善する作用があり、血液中の中性脂肪や内臓脂肪を2~4割程度減らす効果があることを発見しました。肝臓の中性脂肪を作る働きを抑える作用と推測でき、ギャバ以外の未知の成分の効果とみられます。研究成果を踏まえ、脂質代謝改善作用とギャバの血圧降下作用を併せ持ち、メタボ予防効果が期待できるペットフード素材を開発しました。米ぬか発酵素材を配合したペットフードは、5月に発売される予定です。(魁新聞より)
大切なペットの体調管理は飼い主の責任です。愛するペットが少しでも長生きしてくれるように、ペットにも安心安全な食事を与えたいものです。このブログにも何度か登場している、我が家の愛犬こむぎの食事にも気をつけたいと思います。