小品日録

ふと目にした光景(写真)や短篇などの「小品」を気の向くままに。

内田百 「迎春の辞」

2006-01-02 23:07:35 | 内田百
百先生によれば、一年で一番お金に困るのは、年の暮ではなくて、正月になってから、ということらしいです。
歳末の取立て騒ぎを、「野次馬の一種」とまで言い切ってしまいます。
借金に追われながらも、超然と、こんな文章を書いて読者を楽しませてくれるとは、流石です。
旺文社文庫「有頂天」で、3ページ。
ちくま文庫「内田百集成5 大貧帳」に収録。
大貧帳―内田百けん集成〈5〉 ちくま文庫

筑摩書房

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