小品日録

ふと目にした光景(写真)や短篇などの「小品」を気の向くままに。

石川啄木 「ひと晩に咲かせてみむと、…」

2007-02-28 23:07:08 | 短歌・俳句
啄木が梅を詠むと・・・

「ひと晩に咲かせてみむと、
 梅の鉢を火に焙りしが、
 咲かざりしかな。」

ちょっぴり可笑しくも、哀しい歌ですね。
胸の内にやりたいことはたくさんあるのに、思うように行かないもどかしさが、ひしひしと伝わってくるようです。


新編 啄木歌集

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