小品日録

ふと目にした光景(写真)や短篇などの「小品」を気の向くままに。

若山牧水 「植木屋は無口・・・」

2007-03-15 23:59:59 | 短歌・俳句
「植木屋は無口のをとこ常磐樹の青き葉を刈る春の雨の日」(牧水)

黙々と、植木を剪定していく職人さんは絵になりますね。
雨の中なら、さらにシブそうです。
哀愁を帯びた静かな時間の流れを感じます。
それもまた悪くない。

若山牧水歌集

岩波書店

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2 コメント

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庭と緑と職人さん (misa)
2007-03-18 21:28:27
郊外にある会社は、広い庭があります。
綺麗に保たれていますが、腕の良い職人さん達が
頑張って下さっているのでしょうね。
この木は何十年前から、ここにあるのでしょう?
会社の中は変革やスピードと言った言葉で溢れているのに、庭の木々は、ノンビリと優しい時間を放ってくれています。
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>misaさん (toshi)
2007-03-18 23:11:22
ホント、樹にはゆったりした時間が流れていますね。
人間の何世代もを軽く越えているものも多いことでしょう。
洞ができて枯れそうになっても、季節になると、しっかり花を咲かせたりと、強い生命力を感じます。
そんな木々と無言の会話を交わしながら世話をする、植木屋さんや樹木医は、素敵な仕事ですね。

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