小品日録

ふと目にした光景(写真)や短篇などの「小品」を気の向くままに。

正岡子規 「冬ごもり」の句

2007-01-18 23:59:21 | 短歌・俳句
最近は暖冬なので、「冬籠もり」状態の方は少ないかも知れませんが、子規の俳句からいくつか。

「冬ごもり達磨は我をにらむ哉」
「雲のぞく障子の穴や冬ごもり」
「冬ごもり世間の音を聞いて居る」

いずれも、冬ごもりの実感がよく出ていますね。
あ、でも、家には、達磨も置いてないし、障子に穴も空いてなかった・・・
世間とつながっている窓は、テレビかも知れません。

子規句集

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2 コメント

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ストーブと犬 (misa)
2007-01-20 14:38:31
子規の俳句から、
♪~犬は喜び、庭駆け回り、
 猫はコタツで丸くなる~♪
懐かしい歌を思い出しました。
この歌は本当の事だと思っていましたが、
我が家の犬は、違うみたいです(笑)
犬はストーブの前から離れません・・。
飼い主に似て、とても寒がり(笑)
でも、昔に比べると最近は、暖かくなりましたね。
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>misaさん (toshi)
2007-01-20 21:34:35
こたつ猫ならぬストーブ犬ですね。(笑)
『ホトトギス 新歳時記』の「ストーブ」の項をめくってみたら、仲間(?)がいましたよ。
「雪つけて這入りきし犬驛煖爐」(美馬風史)
寒がりの私も、こたつ猫やストーブ犬の仲間です。

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